写真:花村 桂子
地図を見る「アルジェンティーナ神殿跡」は、紀元前300-400年頃の古代ローマ遺跡が、今に残る歴史スポット。ローマ中央に位置しており、人気観光スポット・ラファエロが眠る「パンテオン」から徒歩5分。石畳の路地を抜けると、広いロータリーの向こうに、壮大な古代ローマ世界が、どーんと広がっているのです。
遺跡は、現在の道路より1段低い場所に保存されています。周囲には壁が張りめぐらされており、その上に設けられた遊歩道のどこからでも自由に、無料で、見学OK。緑の草原に立つ、神殿の面影を残したドーム。倒れた石柱、朽ちかけた赤レンガの壁など、遺跡好き・廃墟好きにはたまらない魅力的なスポットです。有名な古代ローマ遺跡「コロッセオ」や「フォロ・ロマーノ」のように、チケット購入や入場口で長蛇の列に並ぶ必要はありません。
写真:花村 桂子
地図を見るアルジェンティーナ神殿跡は、猫のサンクチュアリ(保護区)としても有名です。百匹を超える猫ちゃんたちが、暮らしており、ヒトは入れない遺跡も、猫なら出入り自由。赤レンガの壁の上で、香箱を組んで日なたぼっこしている、グレー猫。木陰でのんびりお昼寝中の、長毛白猫。倒れた石柱を飛び越えて鬼ごっこに夢中なのは、ふわふわ毛糸玉のような仔猫たち。古代ローマ遺跡でくつろぐ猫たちは、超フォトジェニック。かわいい被写体を求めて、世界中から猫好きたちが、カメラを抱えてやって来るので、猫好きのサンクチュアリ(聖域)とも呼ばれています。
写真:花村 桂子
地図を見る猫好きなあなたは、ぜひ地下の「猫シェルター」へ。大きなキジトラ猫のウェルカムボードが目印です。小さな階段を下りると、緑の庭。白い壁、白いタイル張りの建物の中にも外にも、猫がいっぱい!こちらは、ボランティアスタッフが猫のお世話をする拠点となっていて、猫も人も出入り自由な場所なのです。
足に身をすり寄せて来る人なつっこい、キジトラ猫。箱にすっぽり入って、ぐうぐう寝ている三毛猫ちゃん。3匹並んで頭を撫でさせてくれる、黒猫兄弟。どの子もみんなかわいくて、連れて帰りたくなっちゃうかも。
写真:花村 桂子
地図を見る「ザ・トッレ・アルジェンティーナ・キャット・サンクチュアリ(The Torre Argentina Cat Sanctuary)」では、野良猫の保護活動が行われています。シェルターで暮らす猫たちは、去勢・避妊手術とワクチン接種すみ。ボランティアスタッフが、毎日のえさやりと清掃、健康チェックを欠かしません。病気やけがをしたり、避妊前の猫はゲージで隔離され、里子のあっせんもしています。
猫好きなら「保護活動に協力したい!」と思いますよね。シェルターでは、猫グッズが販売されており、売上金は保護活動のために使われます。猫カレンダー、マグカップ、エコバッグなど、公式グッズは「ザ・トッレ・アルジェンティーナ・キャット・サンクチュアリ」のシンボルマーク入り。支援した上に、イタリアン・デザインのスタイリッシュなお土産もゲットできるのです。
シェルターの公開タイムは、毎日お昼12時から夕方6時まで。未成年者は保護者の同伴が必要です。現金やキャットフードなどの現物は受付不可なので、ご注意を。保護活動や寄付についての詳細は、関連MEMO「Torre Argentina Cat Sanctuary」公式ホームページやFBで、ご確認くださいませ。
イタリア・ローマ「アルジェンティーナ神殿跡」風光明媚な古代ローマ遺跡で、かわいい猫たちが、あなたのお越しを待っていますよ。
この記事を書いたナビゲーター
花村 桂子
長崎出身、福岡在住。地元・九州の「よかとこ」を探して旅する探検家。メジャーな有名観光地は、もちろん「よかとこ」ですが、ちょっとマイナーで人が少ない穴場な「よかとこ」が、大好きです。パワースポット、絶景…
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