写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るつたや製菓舗は、豊田市にある昭和23年創業の和菓子店。とよた元気プロジェクト「WE LOVE とよた」に参画して市内のスポーツイベント等に出店したり、豊田市美術館併設のお茶室「童子苑」の上生菓子を担当したりと、豊田市の街に深くかかわっている老舗です。
※「童子苑」のお菓子は他店と交代のため、常時ではありません。
つたや製菓舗の看板商品が、クラウンの形を模した「くらうん最中」です。原型となる「コロナ最中」は昭和30年代に誕生したそうですが、その後、トヨタの代表車種である「くらうん最中」に変わり、4回のモデルチェンジを経て現在に至るのだとか。つぶあんと抹茶あんがあります。
最中の皮に自分であんを挟むタイプがお好みの方には、「天下統一 あわせて」がおすすめ。こちらは最中の皮に正面を向いたクラウンが浮き出ており、つぶあんと栗の2種類。栗あんではなく、こしあんに刻んた栗が混ぜてあります。
いずれも名古屋駅や中部国際空港での取り扱いはないので、豊田でしか買えない希少価値の高いお土産です。
2012年末から2013年にかけて、ジャン・レノや北野武、松嶋菜々子が出演するCMで話題を集めたのが特別仕様車「ReBORN PINK」。どこでもドアをモチーフとした派手なピンク色のクラウンは2013年9月に1ヶ月限定で注文を受け付け、全国で650台を受注したと発表されました。
つたや製菓舗は、そんなピンククラウンも最中にしてしまいました。名付けて「幸せのピンクくらうん最中」。ボディカラーの名称である「モモタロウ」にちなみ、中身は桃あんです。桃は豊田の特選品でもあるので、その豊かな風味に驚きますよ。
和菓子が苦手な方には、ピンクの最中の皮を使った「ピンクくらうんフロランタン」や米粉を使った「くらうんサブレ」がおすすめです。
派手な外見ですが決してインパクト重視のお菓子ではなく、どれも厳選した材料でつくられたお菓子。本当に幸せを運んでくれます。
つたや製菓舗には、最中以外にもお土産にぴったりのお菓子がたくさん揃っています。
つぶあん入りのオムレット「とよた散歩」、豊田市の花であるひまわりの名を冠したマドレーヌ「ひまわり」、八丁味噌を使ったかりんとう饅頭「ハチマル」、白あんをチョコ風味の生地で包んだ「ナイストヨタ」など。秋になれば、東海地区ならではの栗のお菓子も並びます。
ナイストヨタの包みには、昔は挙母(ころも)と呼ばれた街に豊田自動車ができて栄え、街の名前も豊田になったという豊田市の歴史が記されています。地名の由来を知らない方に贈ると、きっと驚かれることでしょう。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るつたや製菓舗の最寄り駅は、愛知環状鉄道の三河豊田駅。駅からは徒歩2分と近いのですが、本数は1時間3〜4本と少なめです。また、利用者の多いトヨタ自動車のカレンダーに合わせた運行なので、祝日も平日ダイヤで運行されます。電車でアクセスされる方は、事前に時間を調べておくとスムーズです。
トヨタらしいインパクトがあるだけでなく、きちんとおいしいつたや製菓舗のお菓子。ピンクのクラウン最中は数量限定なので、予め電話で予約しておくと確実です。当日でも、在庫があれば取り置きをお願いできますよ。
自動車王国ならではの楽しいお土産を、旅の記念にどうぞ!
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(2024/3/29更新)
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