「四四南村(ししなんそん)」とは「眷村(けんそん)」と呼ばれる居住地域の一つです。1948年国共内戦で中国青島の「聯勤四十四兵工場(武器工場)」から従業員と家族が移住してきた際、提供された住宅が「四四南村」です。もとは日本統治時代、日本陸軍の倉庫でしたが、ここが住宅として再利用されました。人口増加に伴い「四四東村」と「四四西村」が増やされましたが、再開発計画により立ち退きが求められ、撤去されました。「四四南村」は、4棟が残され、2003年12月台北市歴史建築として登録、現在は眷村文物館やショップ、カフェなどとなっています。
まずは入り口近くにある「眷村文物館」に入ってみましょう!ここは中が資料館になっていて、四四南村の歴史が写真や物で説明されているほか、ドキュメンタリーフィルムの放映や実際の生活を再現した展示もあります。写真のような食卓やリビングを再現した展示など当時の住まいや生活環境の様子がよく分かります。文字だけではなく、工夫された展示が無料で見られるので、中国語が分からなくても、是非立ち寄ってみてくださいね。
「眷村文物館」を見学したら更に次の建物に入ってみましょう。建物に向かって左側にはカフェ&雑貨「好,丘(good cho’s)」があります。まずは左奥にあるカフェから。カフェでは、台湾のサツマイモ、タロイモ、バナナ、パイナップルなどの材料を使った手作りベーグルが人気ですが、おススメは、四四南村限定の揚げ餃子(120元=約420円)。このほか、眷村風盛り合わせ料理(300元=約1050円)などもあります。「眷村文物館」で見たような眷村料理が再現され、実際に味わうことができます。大人気のカフェのため、食事時を避けた方が長く待たずにすみます。
眷村料理を味わったら雑貨もチェックしてみましょう!ここではこだわりの台湾製グッズや食品がたくさん手に入ります。センスのよいカバンや文具、レトロなポストカード、マグカップなどの陶器、バラマキによさそうな一袋個包装の台湾茶ティーバッグやいろいろなフレーバーの台湾ミニ蜂蜜などなど…お土産だけでなく、プレゼントにもよさそうなステキなものがたくさんあって、雑貨好きなら思わず手に取ってしまうこと間違いありません。
「好,丘」の雑貨コーナー入り口と反対側、入り口を背にして右前には台湾アイスが味わえるお店があります。台湾フレーバーのパイナップルヨーグルトやローゼル(ハイビスカス)ヨーグルトなどもいいのですが、一番のおススメは台湾茶フレーバー。写真は文山包種茶アイス(90元=約315円)。このほか、台湾茶フレーバーには、蜜香紅茶アイスもあります。
台北101から徒歩でアクセス可能な「四四南村」。近代的な建物に囲まれた中で周りと違ったレトロな雰囲気が楽しめるスポットです。日曜日になると「四四南村」内にテントが張られ、手作りマーケットなども開催されます。
台湾の素材がたくさん詰まったベーグルや眷村料理、台湾フレーバーのアイスを味わったりしながら、ここで台湾のお土産も見つけてみませんか。
(※表示価格は2016年12月時点のものです。)
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