大都会の中に自然が残る魅惑のスポット!町田市「薬師池公園」

| 東京都

| 旅の専門家がお届けする観光情報

大都会の中に自然が残る魅惑のスポット!町田市「薬師池公園」

大都会の中に自然が残る魅惑のスポット!町田市「薬師池公園」

更新日:2016/12/10 08:38

池口 英司のプロフィール写真 池口 英司 フリーライター、フォトグラファー 日本写真家協会(JPS)会員

東京都町田市野津田町にある薬師池公園は、「新東京百景」「日本の歴史公園100選」などに選ばれた町田市を代表する公園です。園内には、ここが市街地から至近の地にあるとは思えない豊かな自然が残り、カワセミなど野鳥の撮影ポイントとしても知られています。

天正年間に農業用水の池として拓かれた薬師池

天正年間に農業用水の池として拓かれた薬師池

写真:池口 英司

地図を見る

公園の中央部に広がっているのが、広さ7650平方mの薬師池です。元々は、農業用水を貯める池として天正18(1590)年までの間に拓かれたと伝えられ、その後いく度か土砂に埋まってしまったこともありましたが、そのつど住民たちの手で堀り直されて、今日に至っています。

池は今、カワセミなどの野鳥の姿を見ることができるスポットとして知られ、週末にはバードウォッチャー、カメラマンが集います。池の周囲にゆったりと広がる丘では、春はウメ・ツバキ・サクラが、初夏にはアジサイが、秋には紅葉が楽しめ、お花見、花の撮影にも好適です。

ハス田が広がる公園北側

ハス田が広がる公園北側

写真:池口 英司

地図を見る

公園の北側にはハス田と、アジサイ園が広がっています。ハスの花の見頃は、毎年7月中旬から8月中旬にかけて。もちろん、花のない季節であってもそれぞれの美しさを楽しめ、趣きのある八ッ橋は散策に好適です。

ハス田に隣接するアジサイ園の開花は、毎年6月中旬から7月初旬にかけてのこと。ここでは50品目1000株のアジサイが咲き誇り、来園者に夏の訪れを教えてくれます。

江戸時代の暮らしぶりを伝える2軒の古民家

江戸時代の暮らしぶりを伝える2軒の古民家

写真:池口 英司

地図を見る

薬師池の西側と南側には2軒の古民家が移築されて、保存されています。いずれも江戸時代に建てられたものとされ、屋内も昔の姿がそのまま残されています。

写真は池の南側に建つ旧・荻野家。屋根は重厚なカヤ吹きで、入母屋作りの建物には、農家のものとは異なる町屋のものに準ずる様式が備わっています。この建物は東京都の指定有形文化財に指定されています。そして、もう一方の古民家である旧・永井家も、国の重要文化財に指定されています。

江戸時代の暮らしぶりを伝える古民家の屋内

江戸時代の暮らしぶりを伝える古民家の屋内

写真:池口 英司

地図を見る

写真は、旧・荻野家の屋内。荻野家は幕末まで医家であったといい、屋内には広い座敷がゆったりと連なっています。それぞれの座敷には「調合座敷」、家族の生活のための「中の間」などの役割が与えられていて、さらにその奥に台所、土間などが連なっています。

もう一軒の古民家、旧・永井家は農家で、都内に残る民家では最古のものに属するといいます。屋内には農機具置き場を兼ねた広い土間が広がり、これに板敷きの部屋と、スノコ敷きの部屋が連なっています。

池を見下ろす丘に建つ薬師堂

池を見下ろす丘に建つ薬師堂

写真:池口 英司

地図を見る

薬師池、2軒の古民家を見下ろす丘には、野津田薬師堂(福王寺薬師堂)が建っています。建物は明治16(1883)年に再建されたもので、薬師如来像を本尊としています。この像は、町田市にある木彫りの仏像として最古のものです。

薬師堂の前にはイチョウの巨木が立ち、秋には境内が落ち葉で埋まります。大都会の喧噪とは無縁の一画が、ここにあります。

四季それぞれの自然を楽しめる公園

このほかにも園内には滝、花ショウブ田、芝生広場、フォトサロン、軽食も楽しめる茶屋などがあり、誰もが一日をゆっくりと過ごすことができる環境が整っています。何度でも出かけて、この公園の、四季それぞれの魅力を見つけ出してください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/06 訪問

- PR -

条件を指定して検索

トラベルjp 旅行ガイド

トップページへ戻る

トラベルjpで一緒に働きませんか? 旅行ガイド編集部では運用サポートスタッフを募集中です!

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ