ドイツの冬は華やかなクリスマスマーケット巡りを楽しもう!

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ドイツの冬は華やかなクリスマスマーケット巡りを楽しもう!

ドイツの冬は華やかなクリスマスマーケット巡りを楽しもう!

更新日:2017/09/04 10:35

菊池 模糊のプロフィール写真 菊池 模糊 旅ライター、旅ブロガー、写真家

西欧ではクリスマス前の約四週間はキリストの生誕を祝うアドベント(待降節)です。ドイツでは、各都市でクリスマスマーケットが開催され、夜が長く天気もすぐれない冬を輝かせる風物詩となっています。開催地域も広がり年々盛況になりつつありますので、各地域の特徴を理解すれば、より深く楽しむことができるでしょう。代表的なものを紹介しますので、ぜひ華やかで賑やかなクリスマスマーケットの世界を旅してください。

フランクフルトのクリスマスマーケットは最古で最大級!

フランクフルトのクリスマスマーケットは最古で最大級!

写真:菊池 模糊

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ドイツでは、もともと、12月になると寒い冬を乗り切るために物品を売買する露天の市場が設けられていました。アドベントの季節と重なることから、やがてクリスマス用品も販売されるようになり、中世に栄えた街々では規模が拡大し屋台で飲食物も提供され賑やかな冬市となりました。その最古のものが600年以上前の1393年に始まったとされる、フランクフルトのクリスマスマーケットです。

フランクフルトは、今は高層建築の多い近代的な町ですが、旧市街の中央にあるレーマー広場近辺は昔の面影を残しており、そこで行われるクリスマスマーケットは規模がドイツ最大級で200軒以上の屋台が立ち並びます。ここで生まれ育った文豪ゲーテもこのマーケットを愛したと伝えられます。

フランクフルトのクリスマスマーケットは最古で最大級!

写真:菊池 模糊

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30mもある樅ノ木のクリスマスツリーがシンボル的存在で、屋台ではクリスマス用品が販売されています。プラム人形(写真参照)やアーモンド入りパン菓子のベートメンヒェンが代表的な名物です。聖歌隊の歌唱やクリスマスコンサートなどのイベントも数多く行われますので、湯気立つグリューワイン(ホットワイン)を買い求めて飲みながら、身体を内から温めて冬の屋外のひとときを過ごしてください。

現在は、南はマイン川河畔から、レーマー広場を経て、北はカタリ―ネン教会に至るあたりまで、クリスマスマーケットが開催されます。いわば屋台に埋め尽くされるといっても過言ではありません。
フランクフルトはドイツの空の玄関口で、日本からも直行便があります。ヨーロッパ各地やドイツの観光地に行かれる際に、フランクフルト経由で行かれる方も多いでしょう。12月にヨーロッパ旅行をされる際には、少し時間をとって、フランクフルトのクリスマスマーケットを楽しまれてはいかがでしょうか?

ニュルンベルクのクリスマスマーケットは一番人気!

ニュルンベルクのクリスマスマーケットは一番人気!

写真:菊池 模糊

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「クリストキンドレスマルクト」と呼ばれるニュルンベルク中央広場で開かれるクリスマスマーケットは世界一有名で、ここはファンならずとも必見です。ニュルンベルクは歴史と伝統のある街で、おもちゃ作りと錫細工で有名な街でもあったことから、クリスマスグッズの多さや家族的な雰囲気が絶大な人気を呼び、今では毎冬このマーケットに200万人以上が訪れるようになりました。

ここならではの呼び物は「クリストキント」という天使のような美少女です。ニュルンベルクの16歳から19歳までの女性から選ばれ、オープニング・セレモニーをはじめ数々のイベントに登場し、アドベントの時期の街のシンボルとなります。運が良ければ、このクリストキントに出会えるでしょう。

屋台グルメとしては、まず、小ぶりで美味しいニュルンベルガーソーセージがおすすめで、パンに挟んで食べるのが一般的です。さらに、ヒムベアヴァインと呼ばれるコケモモで作られたホットワイン、赤ワインベースのグリューワイン、風味豊かな焼き菓子レープクーヘン(ジンジャーブレッド)が大人気です。

ニュルンベルクのクリスマスマーケットは一番人気!

写真:菊池 模糊

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工芸品としては、顔が胡桃で身体がプラムやいちじくで作られたツヴェッチゲメンラインという人形が有名で専門屋台が軒を連ねています。一番人気は煙突掃除屋さんのデザインとのことですが、ぜひ気にいったものを探してください。また、クリスマスに飾る聖なるオーナメント類も種類が豊富で、薄木細工のものがとても魅力的です。レープクーヘン製のオーナメントも非常に可愛いものです。もちろん、名物の装飾おもちゃ類(写真参照)や錫細工製品、キャンドル飾り類もあります。

ニュルンベルクのクリスマスマーケットは一番人気だけあり、12月中旬以降の夕方から夜は非常に混み、押し合いへし合いの状況となります。そこで、12月上旬や、それ以降なら昼間の訪問のほうが良いかも知れません。

ローテンブルグのクリスマスマーケットはロマンチック!

ローテンブルグのクリスマスマーケットはロマンチック!

写真:菊池 模糊

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大規模なクリスマスマーケットは、上記の二都市以外では、シュトゥットガルトとドレスデンのものが著名です。最近では、ベルリンやミュンヘンでも本格化しています。旅程と興味に応じていろいろと訪問してみてください。こうした大都市のクリスマスは賑やかで良いのですが、小さな街のクリスマスマーケットもそれなりに雰囲気があって好感が持てます。そこで、そうした町のひとつであるローテンブルグのクリスマスマーケットを紹介します。

ローテンブルグは、城壁に囲まれた中世の面影を色濃く残す街で、ロマンチック街道のハイライトとして、日本発のドイツ・ツアーでもよく立ち寄る有名観光地です。ライターレスマルクトと呼ばれる、ここのクリスマスマーケットは小規模ですが、とても雰囲気が良いものです。クリスマスの朗読や合唱、子供による明かり行列などが気品をもって行われます。大都市のように混まないので、ゆっくりと楽しめます。

この街のクリスマス装飾は、全般的に他の地域のと比べると地味ですが、控えめで上品さを感じさせるものです。街を巡回警備する夜警すらも中世そのものの扮装で絵になります。さすが中世の宝石ローテンブルグ。雪が積もればさらに美しく、ドイツで最もロマンチックなクリスマスマーケットといえるでしょう。

ローテンブルグのクリスマスマーケットはロマンチック!

写真:菊池 模糊

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ローテンブルグのクリスマスマーケットでは、木製ジオラマ的工芸であるクリスマスピラミッド(クリスマスタワー)が飾られ人気を博しています。天辺にはプロペラがありロウソクの熱気で回転する仕組みになっており、小さな製品(写真参照)はお土産として最適です。

ここ独特の飲み物として、白ワインベースの珍しいグリューワインがあります。名物菓子としては、シュネーバル(雪の玉)があり、これはひも状生地を真ん丸にして揚げたドーナツのようなもので、砂糖やチョコをまぶしてあります。グリューワイン片手の食べ歩きに最適ですが、お土産にも可愛くて良いでしょう。

ケルンのクリスマスマーケットは荘厳!

ケルンのクリスマスマーケットは荘厳!

写真:菊池 模糊

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世界最大のゴシック建築であるケルン大聖堂前広場で開かれるケルンのクリスマスマーケットは雰囲気が見事です。何より世界遺産の巨大な大聖堂を背景にしているわけですから、荘厳な雰囲気が横溢し他の都市のそれと一味違います。

このケルン大聖堂前のクリスマスマーケットは西部ドイツ最大で、ケルン中央駅前で交通至便でもあることから、ドイツ国内のみならずフランスやベルギー、オランダ等から多くの人が訪れ大賑わいとなります。列車の途中下車で訪問することも可能ですが、ツリーなど装飾が煌めく美しい夜の市を楽しむなら、やはりケルンに宿をとってゆっくりと歩き回ってください。

ケルンのクリスマスマーケットは荘厳!

写真:菊池 模糊

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名物は、ケルン付近でしか醸造販売されないケルシュと呼ばれる地ビールです(写真参照)。上面発酵と低温熟成で作られフルーティーな香りと苦みが特徴の美味しいビールをぜひ味わってください。もちろん定番のグリューワインもあり、大聖堂デザインのマグカップで提供されています。

ケルンでは上記の大聖堂前広場は便利ですが非常に混み合います。そこで、少し歩いて市内の他の場所のクリスマスマーケットに行くのも一案です。アルターマルクト広場ではグリム童話の小人の妖精がテーマ、ノイマルクト広場では天使のマーケット、ルドルフ広場ではメルヘンマーケット、ライン川の船着き場ではにユニークな船上マーケットという風にバラエティ豊富で、いろいろと楽しむことができます。

まとめ

ドイツでは、ほとんど全ての都市で、クリスマスマーケットが行われています。したがって、12月は、クリスマスマーケット巡りをコンセプトとした旅も可能です。ぜひ、ドイツの冬の風物詩を満喫してください。

なお、クリスマスマーケットのグリューワインは、各地で趣向をこらしたマグカップに入れられており、ほとんどの場合、マグは持ち帰り自由で、返却すればデポジットが返ってくるシステムです。毎年デザインが変わることから、このマグを記念コレクションされる方も多くおられます。

また、西欧ではクリスマスのイヴ(12/24)と当日(12/25)は家庭で静かに過ごしてキリスト誕生を祝うのが習慣なので、12月24日の昼過ぎには多くのクリスマスマーケットが閉鎖されることに注意してください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/27−2016/12/08 訪問

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