今では「箱根二十一湯」と言われるほど数多くの温泉が箱根にあるが、その歴史はなんと1200年!元々は「箱根七湯」と言っていたが、続々と温泉場が見つかり今の賑わいになっている。
その中でも箱根湯本は最も古い温泉場で、1200年経った今でも豊富な湯量で温泉客を楽しませている。
箱根湯本「滝通り」には多くのホテル・旅館が軒を連ねており、何度行っても楽しめる。須雲川沿いを歩いていけば玉簾の滝もあり、散歩にも丁度良い。のんびりするには最高の温泉場と言えよう。
喜仙荘は客室が全12室とこぢんまりとしたアットホームな旅館であることが魅力だ。主人や女将、仲居との距離感が絶妙で、つかず離れずの心地よい接客をしてくれる。
また主人は昭和音楽大学で教鞭を振るうバリトン歌手であるため、毎月1回無料のクラシックコンサートが開催されるという異色の旅館である。
いつもロビーに人がいるような大規模ホテル・旅館では落ち着けない方にぴったりの旅館と言えよう。
旅館に着くと、まず貸切露天風呂の予約を行う。一組30分となっていて短く感じるかもしれないが、先に内湯で頭や身体を洗い、その後に露天風呂をゆっくり堪能する方法がオススメの利用法だ。
元々「離れ客室」を改装したため、脱衣場も広く、5〜6人のグループで楽しむもよし、カップル2人でドキドキするも良しの贅沢空間である。
泉質はナトリウム塩化物泉で無色透明、硫黄臭くないのが特徴で、塩化物泉は、湯に含まれる塩分が皮膚につき、身体の熱を蒸発するのを防ぐため高い保温効果が長く続く。そのため、露天風呂との相性はバッチリ!湯冷めしづらくずっとポカポカ暖かいぞ。
温泉をゆっくり堪能した後はお好みの浴衣で箱根湯本の夜を散策しよう!宿泊プランの中には選んだ男性用の甚平・女性用の色浴衣を、この日の思い出ごと持ち帰ることができる。
甚平の種類はそう多くはないが、色浴衣は10〜20種ほどあり、なんと京都の呉服屋直仕入れの新作で下駄つきだ。着付けも頼めるので安心である。
女子旅やデートなど盛り上がること間違いなし!色浴衣セット付きプランは大変オススメだ!
夕食は18時から最終20時まで対応している。基本的にはお部屋で食べるスタイルだが、2部屋以上のグループで一緒にということであれば宴会場の利用も可能だ。
山海の旬の食材をふんだんに使った美味しい料理を、お部屋で気軽に食べられるのは嬉しい。アルコールは備え付けの冷蔵庫に入っているが、そこまで種類は多くない。事前に旅館に伝えれば取り寄せも可能なので、相談をしてみよう。
美味しい食事に気持ちのいい貸切露天風呂。ずっと泊まっていたくなるほど居心地のよい旅館である喜仙荘。日々の疲れを癒しに、箱根観光の拠点に選びたい温泉旅館だ。
楽しい旅の思い出は浴衣と共に持ち帰ってはいかがだろうか。
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