写真:浦賀 太一郎
地図を見る都心から京浜急行とバスを乗り継いで、または横浜横須賀道路でひとっ走り。三浦半島最南端に浮かぶ城ヶ島は、超お手軽に旅気分を満喫できる観光地。通りには名物の「三崎マグロ」を楽しめるお店が並び、獲れたての魚介を食べたりお土産に買ったり。
その城ヶ島にある馬の背洞門は、自然が長い年月をかけて創り上げた天然の芸術。波浪や風雨によって浸食されてできた海蝕洞穴で、地元の人たちは「めぐりの洞門」とか、「眼鏡の洞門」と呼んで親しんでいます。
写真:浦賀 太一郎
地図を見る天然の芸術・馬の背洞門には、さらに素晴らしい装飾が施されます。空気が澄み切った冬場の朝、馬の背洞門の東に位置する東京湾浦賀水道、その向こう側。低い峰々が連なる房総半島から立ち昇る朝日は、荘厳にして優美!
写真:浦賀 太一郎
地図を見る洞門から覗く日の出は、海の色をオレンジ色に淡く染め、朝の薄い空の青をも滲ませ、一瞬一瞬、その色合いを変えながら緩やかに真っ直ぐ昇ってゆきます。
尚、馬の背洞門上は、立入禁止となっています。洞門は凝灰質砂礫岩という柔らかい岩質で形成されているので、人間が乗ると重量に耐えられず、崩落の危険があります。立入禁止区域には入らないように、マナーを守って安全に、そして地元の人たちが思うのと同じように大切に、楽しんでください。
写真:浦賀 太一郎
地図を見るこれだけの名勝にもかかわらず、意外と知る人が少ないようで、「人間が多すぎて折角来たのによく見えなかった」といったことも心配ありません。ただし、一本道の島への有料橋は大混雑を来すので、初日の出を見たいのであれば、遅くても6時前には現地入りしておきたいところです。初日の出は例年6時45分頃。日の出の少し前から、途轍もない渋滞が始まります。
馬の背洞門だけではなく、もっと小さい切れ目の洞穴の隙間(写真)からも、しっかりと見えるんですよ!一点に凝縮された太陽のエネルギーは、パワースポットどころか、あまり凝視しすぎると目が痛くなってしまうので注意も必要です。
写真:浦賀 太一郎
地図を見る馬の背洞門の陸側からは、洞門を横目に岩の階段を登れるようになっていて、展望スペースがあり、開けた視界からも美しい朝日を拝むことができます。
写真:浦賀 太一郎
地図を見る馬の背洞門から覗く朝日にスポットを当てて紹介していますが、ほぼ同じ場所から、西(馬の背洞門の真後ろ)を眺めれば日本一の山・富士山が美しくそびえています。
写真:浦賀 太一郎
地図を見る南を見れば太平洋。伊豆大島(写真)が見えます。
明治の文豪・大町桂月は「馬の背へ至る、怒涛脚下の巌を噛む、左は房州、右は伊豆、前には雲の峰聳ゆ、その雲の峰少し薄らぎて中より大島あらわる、馬の背はやがて馬の首となり、長巌海へ突出す。云々」と感動を表現したといいます。
<馬の背洞門の基本情報>
住所:神奈川県三浦市三崎町
アクセス:京急三崎口駅から京急バス「白秋碑前」徒歩15分、「城ヶ島」徒歩25分
営業時間:散策自由
写真:浦賀 太一郎
地図を見るせっかくの三崎です。ぜひグルメもお土産も満喫しましょう!
マルに「か」の字の「まるかサービス・ステーション」。マグロの料理はもちろん、魚介料理はどれも絶品!「タモリ倶楽部」や、「出没!アド街ック天国」で紹介されたこともあるんですよ。
写真:浦賀 太一郎
地図を見る鮪ステーキ定食は、まるでお肉を食べているみたいな食感。お味噌汁も磯の香りがして美味しいですよ!まるかイチオシの逸品です。
写真:浦賀 太一郎
地図を見る元旦は日の出前から営業している元気な「まるか」。朝からガッツリ食べるのがちょっと辛い方は、ミニねぎトロ丼(写真)といった優しいメニューもあるので安心です。お土産も、自家製の干物、塩辛や、海苔の佃煮。定番のせんべいやクッキーといったお菓子類などなど、豊富に揃っていますよ!
<まるかサービス・ステーションの基本情報>
住所:神奈川県三浦市三崎町
電話番号:046-881-3920
アクセス:京急三崎口駅から京急バス「城ヶ島」徒歩1分。駐車場あり
営業時間:9:00〜17:00(L.O.16:30)
三崎グルメはもちろん絶品で文句無し!ですが、せっかく訪れたら是非ともその景観の素晴らしさも満喫してはいかがでしょうか。
自然豊かな三浦半島。その最南端から眺める(というか覗く)、馬の背洞門の朝日。超おススメです!
2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/15更新)
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