メインエントランスは円錐形をした斬新なデザイン。入り口を一歩入って見上げてみると巨大な円錐形の裏側を見る事ができます。キラキラした斬新なデザインの天井…。これだけで得した気分になれるから不思議(笑)。太陽の光をいっぱいに浴びた日のエントランスは照明がなくてもキラキラ輝いて見えるばかりでなく、円錐形に取り付けられた「らせん状のスロープ」を降りてくる来場者はまるで天空から舞い降りて来ているようにも見えます。
入り口で「うわぁ〜!」っと圧倒されるのは、ほんの序章に過ぎません。ここから本来の展示物を見に行く事にしましょう。
展示室は「常設展示」と「企画・特別展」に分かれます。今回は常設展示の紹介です。
常設展示は3つのテーマに分けられています。
「自然館」…地球・宇宙・愛媛の各ゾーン。
「科学技術館」…素・生・伝・動の4つのゾーン。
「産業館」…愛媛の伝統産業ゾーン。
加えて、世界最大級、直径30mのドームスクリーンを持つプラネタリウムを見る事ができます!
見学中にお腹が空いても大丈夫!
メインエントランス右手にはレストランもありますよ〜。
■開館時間:午前9時〜午後5時30分まで
■休館日:月曜日(1週目のみ火曜日)及び年末年始
■入館料金:常設展示のみ 大人500円(高校生以上)、中学生以下は無料(プラネタリウムは別料金)
ティラノサウルス(実物大)。
なんじゃこりゃ〜!!!
これ最初に見た時は度肝を抜かれました!
この恐竜は2012年3月にリニューアルされた2代目です。初代ティラノサウルスよりも細部をリアルに再現し、30分毎に動く姿もスムーズで本当に生きている??感じが十分伝わってきます。発する声もリアルそのもの。小さいお子さんは泣き出す確率が高いので注意が必要です。
1日に2回実施の恐竜体操。博物館のお姉さんの指導で恐竜が来場者の皆さんと一緒に踊ってくれる体操です。これも人気イベントなので押さえたいポイントです。
ただ〜し!!
ティラノサウルスは一番奥に展示されているので順番に見て行きましょうね〜(笑)!
自然館は3つのテーマに分けられ「宇宙ゾーン」では宇宙誕生や宇宙の仕組み、宇宙科学などの展示を行っています。このゾーンは別棟にあるプラネタリウムと関連づけられていますので見逃さないように。
「地球ゾーン」では 地形や地質、生命の誕生と進化、自然環境などの展示を行っており、ここでティラノサウルスやその仲間たちと出会うことができます。 ただ恐竜にばかり目を向けるのでなく、動物がいかに進化したかを再認識できるいい機会なので、現物(レプリカ)を見ながら親子で体感してください!
「愛媛ゾーン」では愛媛の海や山、動物や植物など、様々な自然の様子を展示しています。中でも愛媛県産(笑)のナウマンゾウの化石や、近年絶滅した?とされるニホンカワウソの剥製の展示、その他たくさんの愛媛で確認された動植物、鉱物などを身近で見たり手に触れる事ができます。
ここは理系女子・男子にとって「聖地」と言えるスペースです(笑)。
「科学技術館」はそれぞれ素・生・伝・動の4つのゾーンに分かれています。
「素ゾーン」は物質のなりたち、原子、素材などに関する展示があり、原子力がどのように発電に利用されているかなど興味深い展示があります。
「生ゾーン」では生命の神秘、バイオテクノロジー、病気や健康などに関する展示があり、人体の仕組みがバーチャルに体感することが可能。
「伝ゾーン」では光、音、電磁気などによって情報を伝達する技術の展示があり、自分で電気や電磁波を操るコーナーもあります。感電したい人は感電コーナーへぜひ足を運んでください(笑)!
「動ゾーン」では力とエネルギーをテーマに、様々な実験ができる構成となっています。ここでの一番人気は時速500キロのリニアモーターカーの模擬運転です。JR予讃線をバーチャルで500キロ運転なんて素敵な未来体験ではないでしょうか!
また土日には様々な科学イベントがあり、でんじろう先生(もどき)があっちこっちに出没。来場のみんなが参加して先生たちと一緒に楽しむことができるコーナーもあります。
産業館では愛媛県の伝統産業・基幹産業に触れることができます。
中でも目を引くのは、
・伊予鉄道蒸気機関車…坊ちゃん列車です!本物は松山で見られますが、まさか新居浜で見ることができるとは思いませんでした(笑)。運転席にもちゃんと入ることができるんですよ!
・可変ピッチプロペラ…船のスクリューです。実はこれ、ボタン操作が可能でピッチが変わる仕組みになっていてなかなか面白い体験ができます。
・ダイナマイト発破再現…別子銅山で実際に作業されていた復元です。当時は1本1本手で仕掛けていたことがわかります。でもこの作業風景は日本で最初にダイナマイトを使用した画期的な鉱出作業だったのですね!
その他、ヰセキ式籾摺(もみすり)機、多々羅大橋(しまなみ海道)塔架設時風洞試験模型や今治タオルジャカード織機など愛媛でかつて活躍した(または活躍中)画期的な機械類を見ることができます。
うわっ!広〜いっ!!大きい〜っ!!
ティラノサウルスを見た時と同様に最初に館内に入った時の感想です(笑)。
それもそのはず。
ドームの直径が30メートルもある巨大なプラネタリウムは世界最大級。平成22年にリニューアルされた最新鋭の機械が、ここ愛媛県総合科学博物館にあるのです。それまで2万5千個ほどしか見えなかった星がなんと!約65万個も見えるようになったのだからこれは見逃せません!いや見逃してはいけません!!
画像は開演10分前のものですが、5分前には満席状態でした。
そ・し・て。
最大の売りが「全天周デジタル映像投影システムの導入」。巨大ドームスクリーン全体にCGを駆使した大!迫!力!!の映像を見る事ができ、まるで宇宙空間に飛び出したかのような体験ができます。
優しいナレーションのもと、夏の星空から秋、冬と季節が変わっていく中で、なんと!夏の☆たちが見上げている自分の顔や手に舞い降りて来てくれます。
夜空の星の解説が終わるとデジタル映像の始まりです。ドーム全体に広がる迫力の映像は決して映画館では体感できません!ぜひ、ぜひご覧ください。なおデジタル映像は時間によって異なりますので、事前に確認が必要です。
■休館日:毎月第1月曜日を開館し、その翌日の火曜日を休館。残りの週は月曜日休館。
■入館料金:大人(高校生以上)500円、小人(中学生以下)250円(定員300名)
■投影時間:約45分(入場は投影15分前より)
いかがでしたか?
ここ愛媛県総合科学博物館は2014年に開館20周年を迎えます。
普段から来場者が飽きないようにいろんな体験型の実験や工作など様々なイベントを展開中ですが、2014年はより面白い企画をどんどん開発中だと聞いています。
見どころは館内だけでなく館外にもあります。特別イベントでは館外で汽車を走らせる企画もあり、家族で1日中たっぷり遊べること間違いありません。愛媛県総合科学博物館のマスコット「カハクン」。この子もこの11月にリニューアルされ、施設内を歩き回っていますのでぜひ遊んでみてください。何度行っても飽きない科学博物館はココだけ。リピーターの我が家はついに年間パスポートを買っちゃいました(笑)。お得な年間パスポート(4000円/家族)。あなたもぜひご利用ください!
■交通アクセス:
自動車…松山自動車道・いよ西条インターチェンジから約2Km(約5分)無料駐車場完備(普通車320台、大型バス8台収容)
JR…伊予西条駅または新居浜駅下車、路線バス(20分)またはタクシー(15分)
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