途中下車はここ!JR東海・飯田線で絶対降りたい駅5選

途中下車はここ!JR東海・飯田線で絶対降りたい駅5選

更新日:2018/04/05 18:17

Saito Junsoのプロフィール写真 Saito Junso 旅ブロガー、トレッカー
愛知県豊橋駅と長野県辰野駅を結ぶ全長195.7kmの飯田線。ローカル線として有名なこの路線には94もの駅があり、それぞれ個性的な魅力があります。例えば狐で有名な豊川稲荷や眺望風呂の湯谷温泉、紅葉が美しい天竜峡にアルプス散策に行ける駒ヶ根駅など。また人気急上昇の秘境駅も飯田線には幾つもあり、この路線だけで充実した列車旅が楽しめます。
今回はそんな飯田線で絶対に途中下車したい厳選5駅を紹介します。

「豊川駅」でお稲荷参りとB級グルメを堪能!

「豊川駅」でお稲荷参りとB級グルメを堪能!

写真:Saito Junso

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まず最初にご紹介するのは飯田線の「豊川駅」。豊川駅は東西自由通路を併設する橋上駅舎です。商店街などが並ぶ西口と新設された東口とを結んでおり、両者を結ぶまさに「懸け橋」をイメージして造られました。

そしてこの豊川駅から徒歩5分の場所にある豊川稲荷は、飯田線の中でもぜひ訪れておきたい場所です。正式には「円福山 豊川閣妙厳寺」といいますが、境内にある鎮守の稲荷が有名なことから「豊川稲荷」の名で広く親しまれています。

特筆すべきは境内にある「霊狐塚」。並べられた狐の石像は千体以上。驚きの風景が広がるのですが、実はここパワースポットとして密かに人気があります。この霊狐塚には石碑がある岩があり、そこに幾つかの硬貨が投げ入れられています。その硬貨を岩の隙間から上手く取り出してお守りとして持っておきます。実はこれ、持っているだけ金運アップになるお守りになるとか。そしてその年お金に困らなかったらその何倍かのお金を返しに来ればいいそうですよ。

「豊川駅」でお稲荷参りとB級グルメを堪能!

写真:Saito Junso

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そして豊川稲荷を訪れたら是非お勧めしたいのが、B級グルメとしても人気の「いなり寿司」です。ここ豊川稲荷の名物として親しまれています。いなり寿司といってもここ豊川稲荷では、シンプルなものから手の込んだものまで様々あります。参拝後に付近を散策しながら食べ歩くのもいいですね。

<豊川稲荷の基本情報>
住所:愛知県豊川市豊川町1番地
電話番号:0533-85-2030
アクセス:JR飯田線「豊川駅」から徒歩5分

「湯谷温泉駅」でゆっくり温泉を楽しむ!

「湯谷温泉駅」でゆっくり温泉を楽しむ!

写真:Saito Junso

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JR飯田線の駅名で唯一「温泉」の駅名を持つ「湯谷温泉駅」。その名の通りここは宇連川沿いに広がる山の温泉地です。開湯は1300年もの昔で、古くから多くの人を癒してきました。

宇連川沿いには幾つもの温泉宿が立ち並び、多くの宿で川や山の景色を眺めながらの露天風呂が楽しめます。宿泊しなくても日帰りで食事や入浴だけも利用できるので、湯谷温泉に来たら是非大自然に囲まれた眺望温泉を堪能しましょう。
食事は山の幸川の幸はもちろん、郷土料理である「五平餅」を売る店も多く出ているのでその美味を一度ご賞味ください。

「小和田駅」で秘境駅訪問!

「小和田駅」で秘境駅訪問!

写真:Saito Junso

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JR飯田線は秘境駅の宝庫でもあります。秘境駅とは電車以外ではなかなか辿り着くことのできない駅で、最近はマニアの方以外でも一般の人も多く訪れるようになりました。

お勧めはやはり秘境駅の中でも人気の高い「小和田駅」。木造の駅舎が何ともいい味を出している駅です。駅周辺には使われなくなった工場や民家、バイクなどが転がっており秘境と呼ばれるのにぴったりな雰囲気。一度降りると次の電車が来るまでに2時間以上も待つことも当たり前です。覚悟して下車しましょう。

「小和田駅」で秘境駅訪問!

写真:Saito Junso

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そんな秘境駅ですが、本当の静寂を味わいたいのならば、やはり誰もいない駅で過ごすのが一番。JRも秘境駅を巡る特別列車を運行していますが、多くの人と一緒に過ごさなければならない駅では秘境感は半減してしまいます。できれば平日、できれば青春18きっぷの対象期間外に訪れれば他の人と一緒になる確率も下がり、より秘境駅を満喫できるかと思います。

「天竜峡駅」で絶景紅葉ハイキング!

「天竜峡駅」で絶景紅葉ハイキング!

写真:Saito Junso

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「天竜峡駅」周辺に広がるのは、天竜川沿いに広がる国の名勝「天竜峡」です。風光明美な渓谷として古くから知られ、10を数える奇岩や吊り橋、紅葉の名所としても有名です。

天竜峡でお勧めしたいのが1時間程度で天竜峡を楽しめるハイキング。奇岩や吊り橋に絶景ポイントも抑えたハイキングコースです。運動靴で、そして自分のペースでゆっくりと歩くことができるので老若男女誰もが楽しめるかと思います。お勧めはやはり紅葉の美しい秋。10月中旬頃が最も美しくなるので、天竜峡の絶景と紅葉を一緒に楽しみましょう。

<天竜峡の基本情報>
住所:長野県飯田市川路
アクセス:JR飯田線「天竜峡駅」より徒歩5分

「駒ヶ根駅」からアルプス散策!

「駒ヶ根駅」からアルプス散策!

写真:Saito Junso

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アルプスの玄関口・飯田駅。その飯田駅を過ぎさらに北上すると、車窓には美しい日本アルプスの山々が映し出されます。列車旅とアルプスとは一見関係なさそうに見えますが、実は意外と簡単にアルプス散策をすることができます。

「駒ヶ根駅」から「中央アルプス駒ケ岳ロープーウェイ駅」までは路線バスで結ばれており、バスを下車後ロープーウェイに乗ればおおよそ約1時間で標高2,600mの中央アルプスへ行くことができます。
中央アルプス駒ケ岳付近は千畳敷カールと呼ばれる景勝地で、ロープーウェイの手軽さから大変人気ある山です。遊歩道も整備されており特別な装備なしで高山散策を楽しめます。
なお駒ケ岳山頂へも比較的容易に登ることができますが、こちらは登山靴などの装備は必要です。

ローカル線でのんびり旅を楽しもう!

豊橋駅から辰野駅までの間195.7km、94もの駅を持つJR飯田線は、ローカル線では最長の路線です。長さもそうですがそれ以上に路線で訪れる地域の魅力は尽きません。今回紹介した駅以外でももっと魅力的で素敵な駅はたくさんあると思います。まだ日の目を見ない駅を探すのも楽しいですよね。

JR飯田線はローカルでスローな列車旅をするには最適ですが、一度下車をすると次の電車まで数時間待つなんてことは当たり前です。それもまた魅力の一つなのですが、必要な準備と時刻表などは用意しておきたいですね。ゆっくりとした列車旅、いかがですか。

2018年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/13−2016/11/14 訪問

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