写真:Shibayama Shiho
地図を見るみなさんもトマトソースのパスタを食べる時に粉チーズを上にかけませんか?イタリアではパスタの上に振りかけるチーズと言えば「パルミジャーノレッジャーノ」と呼ばれるチーズの場合が多いです。パスタに振りかけるだけでなく、そのまま食べてもとても美味しく、赤ワインとよく合います。イタリアを代表する高級チーズです。
パルミジャーノレッジャーノは牛の乳から作られるチーズですが、“パルミジャーノレッジャーノ”という名を名乗るにはイタリアの法に定められた厳しい品質検査を通ることが必要です。
エミリア・ロマーニャ州のモデナ、パルマ、レッジョ・エミリアといった限られた地域で生産されている物であること。原料である牛乳も決められた地域で飼育されている牛からとれたものであることが義務付けられています。伝統にのっとった製法で生産され、DOP(イタリアの原産地名称保護制度)の認定を受けた物のみ“パルミジャーノレッジャーノ”を名乗れるチーズとなるのです。
それでは、モデナにある“4 MADONNE”(クアットロ・マドンネ)というパルミジャーノレッジャーノ工場の見学の様子を紹介しましょう。
写真:Shibayama Shiho
地図を見る工場見学は小さなグループで始まります。まずは工場のスタッフによるパルミジャーノレッジャーノとは何か、工場の歴史などの説明を受け、そしていよいよ実際にパルミジャーノレッジャーノが生産される工場内の見学です。
牛乳からチーズの形へと形成されていく過程、熟成させる前に塩水に浸けておく過程など、実際の道具、実際の部屋を見学しながら説明を受けます。工場スタッフの説明から、どれだけこだわりのあるチーズなのか、どれだけ多くの人が手間暇かけて生産しているのかということが分かります。
普段はなかなか見学できない場所なので、かなり貴重な体験であることは間違いありません。
朝早い見学では実際に機械の中に搾りたての牛乳が入り、製造しているところを見学することも可能です。
そして、パルミジャーノレッジャーノ工場見学の醍醐味は…熟成室の見学です!
写真:Shibayama Shiho
地図を見る工場見学の最後は熟成室の見学です。熟成室には高い天井に届くほどパルミジャーノレッジャーノがズラリ!その光景は正に圧巻です!熟成期間の違いによって並べられ熟成されているパルミジャーノレッジャーノ。熟成室には10年を超える熟成の物もありました。
イタリアのCMや写真などで時々見かけるパルミジャーノレッジャーノの熟成室の様子…しかし、実際に見てみるのとでは全く印象が違います。実際にこの目で見るほうが大迫力というのは言うまでもありません。一見の価値アリです!
写真:Shibayama Shiho
地図を見る工場見学の後は4 MADONNEで生産されるパルミジャーノレッジャーノを実際に試食します。様々な熟成期間の物があるパルミジャーノレッジャーノですが、普段はなかなか口にできない75か月といった熟成期間の物を試食することも可能です。
また、Il Vacche Rosse(イル・ヴァッケ・ロッセ)という、パルミジャーノレッジャーノの中でも特に限定された品種の牛の乳を使って作られたパルミジャーノレッジャーノを試食することもできます。
イタリア中のお店で手に入るパルミジャーノレッジャーノですが、こうしたレアな商品が試食、購入できるのは産地ならではですね。
4 MADONNEの試食はシンプルに熟成期間の異なる数種類のパルミジャーノレッジャーノの試食から、この地域で生産されるサラミや生ハム、ワイン付きの試食まで、予約の際に選ぶことができます。
いかがでしたか?「美味しいな」と思って食べていたパルミジャーノレッジャーノ。工場見学の後は、ただ「美味しい」だけでなく、その価値もかみしめながら味わうことができます。
4 MADONNEでは工場に販売所も備えているので、工場見学の後で購入も可能です。もちろん、イル・ヴァッケ・ロッソ、75か月熟成の物も販売しています。
おすすめのパルミジャーノレッジャーノ工場見学。いつもとは違ったイタリア旅行の思い出ができること間違い無しです!
※4 MADONNEの工場見学(有料)は予約必須です。予約の際に試食のタイプを選択します。試食のタイプによって見学料金は変わります。英語での説明を希望される方は予約の際にその旨をお伝えください。(オンラインでの予約をおすすめします)
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(2024/3/19更新)
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