ファンキーな七福神たち!「鎌倉江の島七福神」は年中無休でご利益差し上げます

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ファンキーな七福神たち!「鎌倉江の島七福神」は年中無休でご利益差し上げます

ファンキーな七福神たち!「鎌倉江の島七福神」は年中無休でご利益差し上げます

更新日:2016/12/27 14:50

Naoyuki 金井のプロフィール写真 Naoyuki 金井 武蔵国ナビゲーター、歴史探索ブロガー

正月になると賑わうのが七福神巡り。全国各地に様々な七福神巡りがありますが、超個性的な七福神がいるのが「鎌倉江の島七福神」。
ギャグの布袋尊、語呂合わせの弁財天、ロックンロールな大黒様、エイリアンな福禄寿などなど。しかも嬉しいのは正月だけではなく、年中無休で神様達がご利益を授与してくださるのです。
鎌倉江の島観光と合わせて楽しい「鎌倉江の島七福神」を巡ってみませんか。

ギャグの効いた布袋尊

ギャグの効いた布袋尊

写真:Naoyuki 金井

鎌倉七福神は、七福神と云いながらも弁財天が2か所あるので八つの社寺を巡ります。
その八社寺は、浄智寺(布袋尊)、鶴岡八幡宮(旗上弁財天社)、宝戒寺(毘沙門天)、妙隆寺(妙隆寺)、本覚寺(夷尊神)、長谷寺(大黒天)、御霊神社(福禄寿)、江島神社(弁財天)です。
何処をスタートとするかはあなたの自由ですので、あらかじめコースを作るもよし、観光の途中で立ち寄るのも良いでしょう。

ギャグの効いた布袋尊

写真:Naoyuki 金井

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布袋尊が祀られている「浄智寺」は鎌倉五山第4位の禅寺で、近隣の有名な寺院に比べると地味ですが、自然豊かで野趣あふれる境内がかえって魅力的です。境内の入り口には、鎌倉十井の一つ「甘露の井」があり、鎌倉には珍しい鐘楼門や鎌倉石の階段など鎌倉の原風景とでも云うべき風情を残しています。国の史跡に指定されている境内は、観光としても、ゆっくり散策して頂きたい浄智寺です。

ギャグの効いた布袋尊

写真:Naoyuki 金井

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その境内には、グルッと一周する拝観コースがあり、本尊の「三世仏座像(阿弥陀・釈迦・弥勒)」を参拝した後に、庫裏の裏手にある鎌倉時代の墓所"やぐら"の中に祀られている等身大と思しき「布袋尊」を参拝します。

一般的な布袋尊は大きな袋を担いでいますが、ここの布袋尊は袋を持っていない珍しいパターンで、しかも"次長課長"のギャグ「お前に食わせるタンメンはねぇ!」とばかりに右手で左方向を指しているのがユーモラスです。更にこの布袋尊、お腹をさするとご利益があると云われ、多くの参拝者がさする為、三遊亭円楽のように腹黒いのも笑いを誘います。

洒落の効いた弁財天

洒落の効いた弁財天

写真:Naoyuki 金井

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鎌倉観光で外せないのが「鶴岡八幡宮」。
鎌倉初代将軍源頼朝ゆかりの神社として全国的にも名高い神社で、境内は国の史跡に指定されており、国の重要文化財に指定されている「本宮」や静御前が舞った「舞殿」など見どころが沢山あります。

洒落の効いた弁財天

写真:Naoyuki 金井

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その八幡宮の境内への参道の左右には、北条政子が掘らせたと云われる源氏池、平家池という2つの池があります。この両池には小島があり、源氏池には3つの島、平家池には4つの島があるのですが、これは源氏と平氏の"産と死"を表しているのです。まるで語呂合わせのような史跡ですが、政子さんがいたって真剣に考えたのか、後世につけられたのかは定かではありません。

洒落の効いた弁財天

写真:Naoyuki 金井

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その源氏池に浮かぶ小島には、源頼朝旗揚げの際に弁財天の霊験にあやかって建立された文字通りの「旗上弁財天社」があります。その揚げられた旗は白旗で、これは平氏の赤旗に対抗したもので、これが現代の運動会やNHKの歌合戦にも受け継がれている洒落の効いた歴史的旗揚げです。歴史的な旗揚げの感動を偲んでみてください。

トリオ・ザ・小町三福神。

トリオ・ザ・小町三福神。

写真:Naoyuki 金井

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鶴岡八幡宮の参道である新装なった"段葛"の周辺は鎌倉市小町で、「小町通り」で有名ですね。
その小町三丁目にある「宝戒寺」は、冬のしだれ梅と秋の白ハギの花をメインとして一年中花が楽しめる寺院です。鎌倉にありながら鎌倉幕府滅亡後、後醍醐天皇が足利尊氏に命じて北条執権の屋敷跡に創建された曰くつきの寺院に興味を引かれます。本堂にある本尊の地蔵菩薩坐像の左脇を固めているのが毘沙門天で、その凛々しい姿はまさに正統派です。

トリオ・ザ・小町三福神。

写真:Naoyuki 金井

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日蓮宗への改宗を試みて直訴したことから拷問を受け、焼けた鍋を頭に被せられた「なべかむり日親」で知られた「妙隆寺」は、小町二丁目の住宅街にひっそりと佇んでいます。
本堂の手前にある小さな社に祀られた寿老人は、欅の一本造りの尊像が目を引き、人々の安全と健康を守り長寿を司る福神です。本堂前の桜の開花時期のお参りが隠れた人気です。

トリオ・ザ・小町三福神。

写真:Naoyuki 金井

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三丁目、二丁目に続く小町一丁目にあるのが「本覚寺」で、日蓮宗の総本山身延山久遠寺から日蓮の骨を分骨したことから"東身延"と呼ばれている由緒ある寺院。
そんな寺院に祀られているのが"夷神"で、一般的な恵比寿神と同一神でありながら、お馴染の釣り竿と鯛を持った福々しい姿ではなく、眼光鋭いキリッとした武士のような姿をしているのは、鎌倉の地ゆえかもしれません。それでも微笑んでいる様な顔は、なにかホッとさせる優しさが溢れています。

ロックンロール大黒様とエイリアン福禄寿

ロックンロール大黒様とエイリアン福禄寿

写真:Naoyuki 金井

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鎌倉観光でも人気の「長谷寺」は、木造では日本一と云われる本尊の十一面観音や、鎌倉屈指のあじさいの名所として知られており、秋の紅葉や眺望など一年中楽しめる観光スポットです。
その長谷寺が鎌倉江の島七福神の一つであることは意外と知られていません。特に弁天堂に祀られていた八臂の弁財天像は弘法大師自ら刻んだ尊像と云われ、出世弁財天として知られました。また、弘法大師参籠の地と伝わる弁天窟には多くの弁財天が祀られています。

ロックンロール大黒様とエイリアン福禄寿

写真:Naoyuki 金井

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しかしながら鎌倉江の島七福神においては、この由緒ある弁財天ではなく大黒様が指定されています。恐らく弁財天を指定すると八福神の内3つが弁財天となってしまう事ゆえと考えられます。
その代わりを務めているのが"さわり大黒"と呼んでいる大黒様で、ご利益が授与されるように触っていくものですが、ユニークなのがその姿。
カラフルなミニタリールックで身を包み、弁財天の代わりとでも云うように打出の小槌を琵琶に見立てて、さも演奏しているかのようなノリノリのスタイルはロックンロールそのものです。
ロッケンローラー大黒様から元気の出るご利益を頂けるかもしれませんね。

ロックンロール大黒様とエイリアン福禄寿

写真:Naoyuki 金井

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長谷寺の裏手にある神社が「御霊神社」。
神社の参道口を江ノ電が通ることでも有名な神社で、後三年の役で活躍した武士鎌倉権五郎景政を祀っています。
七福神の一つとなったのは、例大祭で行われる面掛行列に使用される巨大な福禄寿のお面に因んだもので、宝物庫で参拝できるようになっています。
宝物庫に祀られた福禄寿はまるで、海外テレビドラマ「Xファイル」のように、まるで宇宙人やエイリアンを思わせるようなミステリアスですが、笑っている姿につい引き込まれそうになります。

パラダイス・イン・竜宮城

パラダイス・イン・竜宮城

写真:Naoyuki 金井

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最後の七福神巡りは江の島にある「江島神社」。
江の島弁天橋を渡ると青銅の鳥居が現れます。かつての江の島道では三の鳥居にあたり、一の鳥居は約4km先の藤沢の遊行寺付近にありました。青銅の鳥居の先には朱の鳥居があり、石段を上ったところにある龍宮城を模した楼門が異次元空間を漂わせています。
まさに江の島は現代の竜宮城で、乙姫様が私たちを待っていることでしょう。

パラダイス・イン・竜宮城

写真:Naoyuki 金井

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竜宮城というくらいですから、当然竜がいるのですが、有難いことにこの竜は、「銭洗い白龍王」と呼ばれ心とお金を清めてくれるのです。
そして待っていてくれた乙姫様は、な、何と三人もいらっしゃいます。
この江島神社は、田寸津比賣命を祀る「辺津宮」、市寸島比賣命を祀る「中津宮」、多紀理比賣命を祀る「奥津宮」の三社からなる神社で、祀られている三柱の神は、宗像大社(福岡県宗像市)に祀られている"宗像三女神"と呼ばれる神様で、海の神・航海の神として信仰されています。
そして「辺津宮」は龍王の前にありますが、「中津宮」「奥津宮」はエスカーで昇ったところにあり、まさに竜宮城探検の気分にさせてくれます。

パラダイス・イン・竜宮城

写真:Naoyuki 金井

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しかし、乙姫様はまだいらっしゃいます。
宗像三女神が本尊となったのは明治時代以降で、江戸時代までは弁財天を祀り「江島弁天」と呼ばれて女性から篤く信仰され、江戸からの観光ルートとしても大変賑わったのです。

その弁財天は二神おり、現在は辺津宮の隣の奉安殿に祀られています。
「妙音弁財天」は日本三大弁財天の一つで、女性の象徴の全てを兼ね備えた音楽芸能の女神で、「八臂弁財天」は八本の手に武器を持つ勝負運守護の神で、『キン肉マン』で"アシュラマン"のモデルとなった女神です。金運、芸術才能、人気力アップ、悪縁切などなど、女神の力で様々なご利益が得られます。
五人の乙姫様に囲まれて、まさに江島神社は江の島の竜宮城なのです。

ファンキーな神様達が、楽しい夢を見させてくれるパワースポット

個性的な八福神はいかがでしたか。
この「鎌倉江の島七福神」は、北鎌倉の円覚寺、明月院、鎌倉駅前の鶴岡八幡宮、小町通り、長谷駅周辺の長谷寺、鎌倉大仏、そして江の島と名立たる鎌倉のテッパン観光スポットと重なっていますので、鎌倉観光とあわせて楽しんでいただきたい七福神巡りです。

【おススメルートと所要時間】
何処からスタートするかは自由ですが、今回ご紹介した順に回る「北周り」が効率的でおススメです。
JR北鎌倉駅⇒浄智寺⇒(徒歩またはJR横須賀線)⇒鶴岡八幡宮(旗上弁財天社)⇒宝戒寺⇒妙隆寺⇒本覚寺⇒(江ノ電)⇒長谷駅⇒長谷寺⇒御霊神社⇒(江ノ電)⇒江の島駅⇒江島神社
※概ね5〜6時間で回れると思われますので、早めに開始すれば、途中の観光スポットなどによることも可能です。

【御朱印・色紙】
鎌倉江の島七福神の御朱印は一年中、七福神の幟のある各社務所で頂けます。
御朱印の種類は2種類で、専用の色紙に8か所の御朱印をいただくものと、御朱印帳にいただくものです。御朱印帳にいただく場合は、各社寺毎の御朱印と、七福神用の御朱印がありますのでご注意ください。
※社務所が閉まると御朱印をいただけないので、1日で回る方は、概ね16:00頃までには七福神巡りを終わらせるスケジュールが良いでしょう。
※色紙は何処の社務所でも購入することができます。

鎌倉江の島七福神は、一年中御朱印の頂ける七福神巡りですので、思い立ったときに巡ってみてください。
ファンキーな神様達が、きっと楽しい夢を見させてくれることでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/26 訪問

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