古代遺跡の上に立ち、大阪城が目の前に見える「大阪歴史博物館」で大阪の歴史を旅しよう!

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古代遺跡の上に立ち、大阪城が目の前に見える「大阪歴史博物館」で大阪の歴史を旅しよう!

古代遺跡の上に立ち、大阪城が目の前に見える「大阪歴史博物館」で大阪の歴史を旅しよう!

更新日:2016/12/21 10:12

二条 まゆらのプロフィール写真 二条 まゆら

ミシュランにも掲載された人気スポット、「大阪歴史博物館」では、古代飛鳥時代から中世、近世まで、大阪の歴史を丸ごと体験できます。特に、各時代の原寸大の再現模型は必見!その時代にタイムスリップした感覚を味わうことができます。
また、博物館は古代難波宮の跡地に建てられているため、実物の遺構(遺跡)も見学できます。

エレベーターを降りると、古代難波宮の世界が広がる

エレベーターを降りると、古代難波宮の世界が広がる

写真:二条 まゆら

1階でチケットを買ったら、まずは直通エレベーターで10階に上がりましょう。エレベーターを降りると、そこには古代難波宮の世界が広がっています。奈良時代の難波宮の大極殿(だいごくでん、国家の儀式などが行われる正殿)を原寸大で再現した空間では、朱塗りの柱に圧倒されます。等身大の官人、宮女の衣装も素敵です。

古代に難波が都になったのは2回。1回目は乙巳の変(大化の改新)の後で即位した孝徳天皇のとき(645年〜、前期難波宮)、2回目は奈良時代末期、聖武天皇が奈良の平城京から遷都を繰り返していた時代(726年〜、後期難波宮)です。歴史に詳しい方なら、中大兄皇子と孝徳天皇や、後に大仏建立にいたる聖武天皇の悩みに思いを馳せてみるのも良いかもしれません。

エレベーターを降りると、古代難波宮の世界が広がる

写真:二条 まゆら

大極殿の模型を背に、窓の外を見ると、難波宮跡公園の全貌を眺めることができます。写真中央の白い部分が復元された大極殿基壇です。「大阪歴史博物館」は古代難波宮の跡地に建てられています。窓の外に見える大極殿基壇は、実際に大極殿があった場所を表しています。

博物館内や難波宮跡公園では、「AR難波宮」というアプリを使って、実際の景色の上に、古代の風景を重ねてみることができます。アプリはiPhone用、Android用ともに無料でダウンロードできますので、対応するスマートフォンやタブレットをお持ちの方はぜひ試してみてください。

エレベーターを降りると、古代難波宮の世界が広がる

写真:二条 まゆら

時間に余裕があれば、資料展示コーナーにも立ち寄ってみましょう。発掘された器や瓦、銅銭などが展示されています。写真は日本最古の貨幣といわれる和同開珎関連の展示です。和同開珎を製造する過程での失敗作など、変わったものも展示されています。

戦国時代〜江戸時代の大阪をめぐる

戦国時代〜江戸時代の大阪をめぐる

写真:二条 まゆら

エスカレーターで9階に降りると、中世の大阪の世界。戦国時代、織田信長と対立した本願寺時代の街並み、豊臣秀吉の街づくり、そして江戸時代の「天下の台所」と言われた賑わいなど、水の都といわれた「なにわ」の街の雰囲気を味わうことができます。

フロアの一角では、扇を投げて的に当てる「投扇興」という江戸時代ゲームを楽しむこともでき、気分はすっかり江戸時代の町人です。

戦国時代〜江戸時代の大阪をめぐる

写真:二条 まゆら

窓からは、大阪城を間近に眺めることができます。都会のビル群を背景にしたお城は、不思議な光景です。「大阪歴史博物館」と「大阪城天守閣」をセットにしたお得な入場券もありますので、大阪城も一緒に訪れてみてください。

大正末期〜昭和初期の街角を歩く

大正末期〜昭和初期の街角を歩く

写真:二条 まゆら

江戸時代と近代の間の8階のフロアには、考古学体験ができる「なにわ考古研究所」があります。原寸大に再現された発掘現場を歩き回ったり、本物の土器のかけらに触れたり、土器復元パズルで遊んだりしながら、楽しく考古学を学ぶことができます。

大正末期〜昭和初期の街角を歩く

写真:二条 まゆら

大正末期〜昭和初期の町並みが再現された7階まで降りてくると、どことなく懐かしい街並みが広がっています。公設市場、劇場街、子供服店などがリアルに再現されています。公設市場の八百屋さん、魚屋さんのリアルな野菜や魚の模型は、外国人にも人気のようです。

「大阪歴史博物館」地下の古代遺跡ツアーに参加しよう

「大阪歴史博物館」地下の古代遺跡ツアーに参加しよう

写真:二条 まゆら

「大阪歴史博物館」の地下には、古代遺跡が眠っています。建物の真下にあるのは前期難波宮の倉庫群の柱の跡です。柱のあった場所にライトが展示されています。一説によると、この倉庫群の場所で役人たちにお給料が配られたそうです。当時のお給料は貨幣ではなく布や米の現物支給です。地下の遺跡を訪れたら、ぜひ倉庫の前に並んでお給料をもらっている役人の姿を想像してみてください。

遺跡の下は、駐車場になっているそうです。遺跡を保存したまま、上下の空間を有効利用できる現代の技術はすごいです。「大阪歴史博物館」と、隣接する「NHK大阪ホール」の1階の床や、外のタイルには、よく見ると赤や紫のマークが並んでいますが、これは柱穴の位置を示しています。マークを目で追ってみるだけで、倉庫群の規模の大きさが実感できます。

地下遺跡を訪れるには、博物館の「遺跡ガイド」に参加する必要があります。1日6回開催され、無料で参加できますが、当日申し込みが必要です。

「大阪歴史博物館」地下の古代遺跡ツアーに参加しよう

写真:二条 まゆら

建物の外には、大型の高床倉庫が1棟復元されています。復元されている以外にも16棟以上の倉庫跡が発掘されています。これは5世紀(古墳時代)のもので、前期難波宮より前のものです。難波宮ができる前から、この場所は物資が集積する重要拠点だったことが分かります。

「大阪歴史博物館」地下の古代遺跡ツアーに参加しよう

写真:二条 まゆら

「大阪歴史博物館」と「NHK大阪ホール」は隣接して複合施設として作られています。「大阪歴史博物館」が船、「NHK大阪ホール」が帆をイメージしたものだそうです。古代から水運が発達し、「水の都」と言われた大阪らしい建物です。

難波宮跡公園にも行ってみよう

難波宮跡公園にも行ってみよう

写真:二条 まゆら

博物館を見学した後は、難波宮跡公園に行ってみましょう。前期難波宮も後期難波宮も、大極殿を中心とする宮の中心部はこの公園内に位置していました。前期難波宮の遺構には火災の痕跡があり、日本書紀の天武天皇の時代の記事と一致するそうです。

公園内には後期難波宮の大極殿基壇や前期難波宮の八角形建物が復元されていますが、観光客よりも、スポーツやピクニックを楽しむ市民の姿のほうが多く、のんびりした雰囲気です。博物館の余韻で歴史に思いを馳せるのも、疲れた頭を休めてリラックスするのもよいでしょう。

まとめ

原寸大再現と映像を中心としたハイライトコースでは1時間ぐらいで回れます。また、難波宮跡公園も含めてのんびり3時間ぐらい過ごすのもおすすめです。歴史好きな方にも、そうでない方にもおすすめできるスポットですので、ぜひ訪れてみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/10 訪問

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