写真:ザーカー 久美子
地図を見るカナダとアメリカの国境にまたがる巨大な淡水湖群・五大湖の最も南側に位置するエリー湖から東のオンタリオ湖へ注ぐナイアガラ川のほぼ中間に「ナイアガラの滝」はあります。
ナイアガラの滝というとなんだか1つの滝のようですが、実は3つの滝から成り立ち、2ヶ国で管理しています。というのも、東(アメリカ)側の「アメリカ滝 (American Falls) 」とその横を細く流れる「ブライダルベール滝 (Bridal Veil Falls) 」、西(カナダ)側の「カナダ滝 (Canadian Falls) 」というように、ナイアガラ川が国境となっているんです。カナダ滝は別名「ホースシュー滝 (Horseshoe Falls) 」とも呼ばれ、ナイアガラの滝と聞いてイメージされる馬蹄型はこちらの滝です。その大きさは落差約57m、幅およそ670m、滝壺の深さは35mほどで、アメリカ滝はカナダ滝の約半分の幅を有しています。
カナダとアメリカ、どちらの国に滞在したらいいの?と思われますが、川に架かる「レインボーブリッジ (Rainbow Bridge) 」で国境を行き来できます。カナダ側には、観覧車などのアミューズメント施設やレストランが軒を連ねる「クリフトンヒル (Clifton Hill) 」やカジノがありとても賑やかです。
今回は、繁華街へ徒歩圏内なのはもちろん、24時間部屋から滝を眺められるカナダ側の宿泊施設「ラディソン・ホテル&スイーツ・フォールズビュー (Radisson Hotel & Suites Fallsview) 」をご紹介します。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る「ラディソン・ホテル&スイーツ・フォールズビュー」は、カナダ滝の滝口(注ぎ口)のある「ビクトリア女王公園 (Queen Victoria Park) 」から道を2本挟んだ西側に位置し、時速およそ50kmの速さで流れ落ちる迫力満点の滝を部屋から眺めることができます。
モダンでスタイリッシュな部屋は、十分な広さがあり快適な空間となっています。滝沿いに立ち並ぶホテルの多くがロビーでのみインターネットが使えるのに対し、こちらのホテルでは部屋でサクサク使用できます。旅先から家族や友人へインターネットのテレビ電話でナイアガラの滝を生中継、なんてことも◎。
青空のすそ野に流れるダイナミックな滝も素晴らしいですが、おススメは日の出と夜のイルミネーション。まずは、イルミネーションからご紹介します。日没後から深夜にかけて毎日行われているこの「滝のイルミネーション (Illumination of the Falls) 」は、なんと1925年から続いているイベントです。今年2016年に20年ぶりにキセノン電球からLED電球への交換が行われ、今までよりも倍以上の明るさに。幻想的でおとぎの国への入口のような “虹色のベール” を、どうぞ上からお楽しみください。
写真:ザーカー 久美子
地図を見る空が仄明るくなり始めた夜明け方。映画館のスクリーンさながら、パノラマに広がる窓の向こう側に太陽が昇り始めます。カナダからアメリカの日の出を望むという不思議な感覚。ナイアガラ川に光の道がきらめき、朝焼けの空へ濛々と吹きあがる滝のしぶきが太陽に赤く染まります。透き通るような美しさ。自然の色の輝きに改めて感動することでしょう。ステキな旅の1日を予感させる日の出をどうぞお見逃しなく!
予約の際には、必ず「フォールズビュータワー (Fallsview Tower) 」の部屋をご指定ください。
写真:ザーカー 久美子
地図を見るこちらのホテルには「トニーローマ (Tony Roma’s) 」と「アウトバックステーキハウス(Outback Steakhouse) 」の2つのレストランが併設されており、気軽に食事が楽しめます。
ルームサービスでは、「トニーローマ」のメニューをオーダーできます。レストランの名物料理である骨付きポークリブ・バーベキューをほお張りながら、地ビールで滝に乾杯!
写真:ザーカー 久美子
地図を見る館内にはフィットネスセンターと温水プールがあります。乗り物で窮屈だった身体をプールで開放しては?温泉気分でリラックスできますよ。水着をどうぞお忘れなく。
世界三大瀑布のひとつに数えられるナイアガラの滝を部屋から望める「ラディソン・ホテル&スイーツ・フォールズビュー」。滝にはもちろん、繁華街にも徒歩圏内の便利なロケーションのホテルから、24時間ナイアガラの滝を満喫してくださいね。
〈一旅一首〉
手づかみで骨付き肉にかぶりつく様を彼にはまだ見せられず
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(2024/10/15更新)
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