栃木・真岡鐡道真岡駅で、SLの迫力と鉄道旅行の魅力を体感しよう!

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栃木・真岡鐡道真岡駅で、SLの迫力と鉄道旅行の魅力を体感しよう!

栃木・真岡鐡道真岡駅で、SLの迫力と鉄道旅行の魅力を体感しよう!

更新日:2016/12/22 17:49

池口 英司のプロフィール写真 池口 英司 フリーライター、フォトグラファー 日本写真家協会(JPS)会員

真岡鐡道は茨城県の下館と栃木県の茂木の間、41.9kmを結ぶ第三セクター鉄道です。この鉄道では長い間、蒸気機関車(SL)の保存運転が行われて多くの観光客に親しまれ、路線の中核駅である真岡駅には、蒸気機関車、あるいは鉄道旅行の楽しさを伝えるいくつもの施設が作られていて、鉄道好きには見逃せない存在となっています。

今や真岡鐡道の代名詞的存在となった蒸気機関車の運転

今や真岡鐡道の代名詞的存在となった蒸気機関車の運転

写真:池口 英司

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真岡鐡道が蒸気機関車の保存運転を開始したのは、1994(平成6)年3月のこと。それ以来、蒸気機関車が引く「SLもおか号」はほぼ一年を通じて週末を中心に運転を続け、真岡鐵道になくてはならない存在になりました。

この列車は蒸気機関車が客車3両を引いて走る短い列車ですが、昭和中頃までは、全国のローカル線で、このような列車が運転されていました。「SLもおか号」はその姿を再現したもので、田園風景が広がる真岡鐵道の沿線風景に、ぴったりとマッチしています。

今や真岡鐡道の代名詞的存在となった蒸気機関車の運転

写真:池口 英司

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「SLもおか号」を引いているのは、ローカル線用として作られたC11形、あるいはC12形という小型の機関車です。しかし、小型とはいっても、近くで見る蒸気機関車は迫力十分。生きた蒸気機関車の姿には、「上り坂に差し掛かれば苦しむように走り、下り坂では、勢いよく走る。そんな蒸気機関車は、人間にもっとも近い機械だ」という言葉を実感できるでしょう。真岡鐵道を訪れたなら、ぜひ、駅などで至近距離から蒸気機関車を見てください。

蒸気機関車を模したデザインの真岡駅駅舎

蒸気機関車を模したデザインの真岡駅駅舎

写真:池口 英司

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真岡鐵道のシンボル的存在となった蒸気機関車にあやかるように、真岡駅の駅舎も、蒸気機関車を思わせる楽しいデザインで造られています。建物の中には、真岡鐵道の本社だけでなく、真岡市の情報センターが入居し、地域のさまざまな活動の拠点となっています。

蒸気機関車を模したデザインの真岡駅駅舎

写真:池口 英司

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こちらは情報センターの4階にある「マルチ体験ゾーン」。手前に見えているのが電車運転士の気分を味わえる「運転ゲーム」です。このほかにも4階には「鉄道模型コーナー」「Nゲージ・HOゲージレイアウト(ジオラマ)」「SLギャラリー」などさまざまな施設があり、楽しみながら鉄道への知識を深めることができます。鉄道が好きな子供なら、一日ここで遊んでいることができるでしょう。

蒸気機関車を模したデザインの真岡駅駅舎

写真:池口 英司

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4階の端には「展望デッキ」が造られています。明るいガラス張りのスペースは休憩に好適で、眼下には真岡駅の線路が広がっています。タイミングが良ければ、「SLもおか号」が駅を通過する様子や、基地に帰ってきた列車の入れ換え運転を見ることができるかもしれません。

車両基地の見学も可能です

車両基地の見学も可能です

写真:池口 英司

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駅舎が建つ反対側には、車両基地が設けられていて、この施設も見学が可能です。車庫のすぐ脇に見学者のための通路があり、至近距離から、現役で働く蒸気機関車や、ディーゼルカーの姿を見ることができます。近くから見た鉄道車両は、ホームから見るよりもはるかに大きく感じられることでしょう。

車両基地の見学も可能です

写真:池口 英司

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車両基地の中には、蒸気機関車の向きを変えるターンテーブル(転車台)もあり、もちろんこの施設も、現役の施設として使われています。電車や、ディーゼルカーが量産される以前、列車はすべて蒸気機関車によって引かれ、全国の主要駅には、ターンテーブルや車庫が造られていました。

「SLキューロク館」で走る蒸気機関車を見よう

「SLキューロク館」で走る蒸気機関車を見よう

写真:池口 英司

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真岡駅に隣接して建っているのが「SLキューロク館」です。建物のデザインは真岡駅と似ていますが、こちらは、ここで保存されている9600形機関車の車庫も兼ねた建物です。

9600形は大正時代に量産された貨物用の機関車で、国鉄(日本国有鉄道、現在のJRの前身)で最後まで使用されていた蒸気機関車も、この9600形でした。その愛称「キューロク」にちなみ、施設の名前にも「キューロク」の名がつけられました。

「SLキューロク館」で走る蒸気機関車を見よう

写真:池口 英司

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こちらは、「SLキューロク館」で保存されている客車の内部。電車、ディーゼルカーが増備される以前、このようなスタイルの客車が全国を走っていました。今は中高年と呼ばれるようになった年齢層の人であれば、遠い昔にこのような車両に乗って全国を旅したことを覚えていることでしょう。写真のスハフ4425も、急行「ニセコ」として、北海道を走っていたという経歴を持っています。

動画:池口 英司

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「SLキューロク館」で保存されている49671号は、9600形蒸気機関車としては、現在唯一、自走可能な機関車となっています。車両に搭載した空気圧縮機を使って生み出した高圧の空気を使って走るというもので、厳密には蒸気機関車とは異なったシステムとなっていますが、汽笛や、シュッシュッという走行音は蒸気機関車と変わりありません。郷愁の感じられる汽笛の音色も魅力的です。9600形の運転は、週末に1日3回程度実施されています。

「まるごとミュージアム」となった真岡駅を楽しもう

真岡駅には「まるごとミュージアム」という愛称もつけられています。つまり、駅全体が鉄道のミュージアムとなっているというわけです。ご覧のように、ここには鉄道への知識を深めることができるさまざまな施設があり、自走する9600形を見ることができるのも、日本でここだけ。鉄道好きならば必ず一度は訪れておきたい魅惑のスポットです。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/10−2016/12/18 訪問

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