写真:bow
地図を見る日本一長い期間行われる盆踊り、「郡上おどり」で有名な郡上八幡。名水の町としても全国に知られる岐阜の山深い場所にある町。そんな郡上八幡に名水を供給しているのが山間部に広がる石灰岩層のカルスト地形だといわれています。
石灰岩層のあるところには鍾乳洞あり。実はここ郡上八幡に、東海地方でも最大級の鍾乳洞「大滝鍾乳洞」があるのです。
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地図を見る「大滝鍾乳洞」は郡上市・郡上八幡の中心部から車で約15分ほどの山中にあります。その山中にある石灰岩層に生じた断層が、地下水の流入によって気の遠くなるような長い時間をかけて溶け、その結果出来上がった鍾乳洞なのです。
そんな「大滝鍾乳洞」の入口までは急斜面の杉林が。ここを全国的にみても珍しい、木製のケーブルカーが運行しているのです。温かみのあるのんびりしたケーブルカーに乗って鍾乳洞の入口へと向かいましょう。
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地図を見る「大滝鍾乳洞」の歴史は2億年以上さかのぼると言われています。その年月が造りだした大規模な竪穴式の鍾乳洞で、発見されたのは40年以上前。現在までの調査で総延長は2kmにも及ぶことが判明しており、東海地区でも最大級の鍾乳洞とされています。そのうち現在公開されているのは、鍾乳石が発達した約700mの洞内鑑賞コースです。
とにかく洞内は水量が豊富なことが特徴的で、その水が現在も鍾乳石を成長させています。豊富な水は泥などを洗い流す為、鍾乳石本来の色である乳白色のものや透明度の高いものが多いことが知られています。
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地図を見るまた、この「大滝鍾乳洞」は他では見られないと言われている、金属イオンが溶け込んで赤くなった鍾乳石があります。他にも光を通すほど透明度が高い鍾乳石など学術上貴重とされる様々な鍾乳石があり、現在も研究は続けられています。
ちなみに、洞内の看板等は全て手書き!これがまた味のある看板で学術的な価値とのギャップが少し面白かったりもします。それぞれの鍾乳石に付けられている名前もなかなかのセンスで、そこかしこに突っ込みどころがある所も見逃せません!
動画:bow
地図を見る「大滝鍾乳洞」のシンボルでもある大滝。地底にある滝としては日本一の規模を誇る落差30mの滝。この滝の位置は地表からは60m程下った位置にあります。
見上げてもてっぺんが見えない程の大きな滝には思わず圧倒されそう!この滝の水源自体はまだ調査されておらず、恐らく4km程は遡るであろうとされています。とにかく近くにいるだけで服がビショ濡れになってしまいそうな程に水量は豊富!話声が聞こえにくいくらいに大きな水の音が周囲に響き渡ります。
滝の近くには御神水が湧いていて、ミネラルのバランスに優れた不老長寿の水とされています。ぜひグイっと飲んでおきましょう。
「大滝鍾乳洞」には未公開部分もあり、そこには40mの高さを4段で落下する四段の滝もあるそうで、まだまだ何かが眠っている予感!とにかく豊富な地下水が作り出したさまさまな造形を楽しんでみましょう。洞内散策の所要時間は約30分です。
また、夏季は洞窟を出たところで名物の流しそうめんを食べることもでき、更には人気の釣り堀など、鍾乳洞だけでなく半日遊べるレジャースポットにもなっています。ぜひゆっくりと過ごしてみましょう。
入場料は1000円ですが、公式ホームページからは15%割引のクーポンがあります。他にもお得なプランが多数掲載されています。ぜひチェックしてみて下さい!
また、東海地区起点でバスツアーを展開する名阪近鉄カッコーツアーでは、マイカーでの日帰りドライブのお得なプラン、「マイカープラン」を展開しています。近年急激に利用者が増えている「マイカープラン」にこの大滝鍾乳洞を含めた郡上市の観光コースも含まれています。利用には予約が必要ですが、チェックしてみてはどうでしょうか!?
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(2023/11/29更新)
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