東京都中央区京橋の街の中心部にあった覆いが取れ「京橋エドグラン」が2016年11月25日に開業しました。江戸グランの目の前の中央通りの反対側に渡って、見上げてみないとビルの全景を把握できません。それでも首が痛くなるくらいに上を見上げる必要があります。
手前右側に明治屋京橋店の昔のままのビルがあり、左側の低層ビルの1Fには「トシヨロイヅカ」の新しい旗艦店があり、ケーキだけでなく小田原一夜城ヨロイヅカファームで評判だったペストリー類も、沢山の種類を販売しています。
そして後ろには主にビジネス空間となっている、地上31階地下3階の高層ビルが聳え立っています。
この写真に写っている明治屋京橋店が、リニューアル前の明治屋京橋店の全景でした。歴史的建造物をリニューアルする際は、丸の内のKITTEビルの様にファサード(前面)だけを残すことが多いのですが、この明治屋京橋店はしっかりと全景を見ることが出来ます。
一旦建物の横に周ってみるとエスカレーターが不思議な直線美で動いているのが良く分かります。建物群と妙にマッチした広々とした空間美を感じさせ、それがより一層未来の都市ビルを連想させます。
エスカレーターで地下へ降りると、ピカピカの店舗が軒を連ねていますが、店舗の名前を見ると、昔この近辺で開業していた老舗銘店が多く見受けられます。地下の一番端の目立つ場所には、近くのサラリーマンなら必ず立ち寄ったであろう老舗の現代風居酒屋「京橋モルチェ」があり、装いを新たにして昔の常連客を待ち構えています。
その他地下1階にそばの銘店「山茂登」・「明治屋ワイン亭」などがあり、地上1階には「トシヨロイヅカ」以外にもやはり銘店「京すし」や港区新橋に十数店舗を数える魚金の新業態店「タヴェルナ ウオキン キョウバシ」、メガネの「金鳳堂」などがあります。
中央区の観光情報センターも見易いデジタル式の地図や、ビデオによる中央区の紹介などで分かり易い案内が充実しており、東京の玄関口の一つとしての中央区の矜持を感じさせます。
長いエスカレーターで2階へ上がってみると、更に広々とした空間が存在しています。そこにはオープンエアには似つかわしくないソファ形式の長椅子があり、ゆったりとした雰囲気を感じさせます。テーブルごとの距離感も広く取って有り、落ち着いた時間が過ごせそうです。
中に入ってみると、ビジネス棟の中にもゆったりとした打合せスペースがあり、一般客にも開放されています。
2Fにはセブンイレブンも入居しています。そこへ行く途中にはテーブルが置かれた休憩室があり、パソコンを開けて報告書を作成しているらしいビジネスマンがいます。でも外部の人たちにも、このスペースを開放しているようで、のんびりと寛いでいる観光客の姿も見えます。
お出掛けしようと決めた日が、雨だとちょっと決心が鈍ります。そんな時には必然的に雨に濡れない所へ、お出掛けする場所を変えてしまう事もあるでしょう。でも京橋エドグランは地下鉄銀座線京橋駅と直結しています。遠くからでも様々な路線と乗入しているので、交通の便も申し分ありません。
これまでも漸進的なデザインの商業施設や、昔の面影を残したリニューアルビルは多々ありました。でもこの京橋江戸グランは一線を画し、しっかりと昔の風景を残した上での、新たな商業施設となっています。
昔この近辺で働いていた人たち、何度かお買い物や食事に来ていた方々もきっと「アラッ、懐かしいわぁ。でもカッコいいビルね」と感じると思います。そして中に入ってみると、老舗・銘店が入口の形を変えても変わらぬ笑顔で従業員の方達が迎えてくれます。
昔の思い出を尋ねて、そして新しい出会いを期待して「京橋エドグラン」へ!出掛けてみる価値、大です!
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