ガイドブックに載らないドイツ・黒い森地方の町や村、木組みの魅力でいっぱい!

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ガイドブックに載らないドイツ・黒い森地方の町や村、木組みの魅力でいっぱい!

ガイドブックに載らないドイツ・黒い森地方の町や村、木組みの魅力でいっぱい!

更新日:2017/01/15 15:09

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

ドイツ南西部・シュヴァルツヴァルト地方は、密集して生えるトウヒの木によって黒く見えることから、黒い森と呼ばれています。ライン川を隔てて西にはフランス、南にはボーデン湖畔に広がるスイスと接しており、風光明媚な一帯。標高こそ低いけれど、山並みが続き、谷底を流れる川沿いには、ガイドブックにも載らない町や村がひっそり佇んでいます。美しい木組みの家々が軒を連ね、見る者を惹きつける町や村をご紹介します。

キンツィヒ川沿いのシルタッハ、堂々たる木組みがズラリと並ぶ町並み

キンツィヒ川沿いのシルタッハ、堂々たる木組みがズラリと並ぶ町並み

写真:Hiroko Oji

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ドイツ南西部のシュヴァルツヴァルト地方は、トウヒやモミの木などの針葉樹を主とする森が広がり、山間の谷を流れるキンツィヒ川沿いに、小さな魅力いっぱいの町や村が点在する地域です。

その中のシルタッハという町には、木組みの素晴らしい町並みが佇んでいます。シュヴァルツヴァルト鉄道が走る黒い森のほぼ中央に位置し、周囲を囲むのは小高い山々。駅からの眺めは、階段状に並んだ可愛らしい木組みのお家たち。木枠の色が、それぞれ、こげ茶、赤、青、緑などカラフルなうえに、木枠を組むデザインが個性に溢れています。きちんと並ぶ多くの窓にはアクセントとなる色使いの木戸が取り付けられ、統一感のある美しさです。

中央に噴水があるマルクト広場では、ぐるりと取り囲む豪華な木組みに加えて、素敵な壁絵が施された市庁舎が目を惹きます。

キンツィヒ川沿いのシルタッハ、堂々たる木組みがズラリと並ぶ町並み

写真:Hiroko Oji

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いくつかの博物館があるシルタッハ。マルクト広場に面した豪華な色使いの木組みの建物に入るMarkt Museumと、木組みに加えて壁絵も素敵なApotheke Museum、そして、教会のそばの川沿いにあるSchuttesage Museumです。この写真のSchuttesage Museumは、製材業・林業・製革業など、地元産業に焦点を当てた博物館。また、シルタッハ・ミッテ駅の一駅西にあるシルタッハ駅に隣接して、昔シュヴァルツヴァルト鉄道で使われていた赤い車両と川に架かる橋が保存・展示されているのも面白い所です。

修道院とビール醸造所でも知られるアルピルスバッハ

修道院とビール醸造所でも知られるアルピルスバッハ

写真:Hiroko Oji

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シュヴァルツヴァルト鉄道沿線のアルピルスバッハにも、立派な木組みのお家が建ち並びます。

鉄道駅周辺は殺風景な所なのですが、線路沿いに歩いて行くとカフェ・レストランやホテルの建物があり、その先に、ポツポツと木組みのお家が現れ始めます。踏切を挟んで坂の両側周辺が木組みの多い一帯で、美しいデザインに加えて、凝った素敵な看板もぶら下がっています。

修道院とビール醸造所でも知られるアルピルスバッハ

写真:Hiroko Oji

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このアルピルスバッハは、木組みだけでなく、修道院とそこで作られるビールが有名な町です。

シュヴァルツヴァルト鉄道を跨ぐ踏切そばにあるアルピルスバッハー・クロスターブロイ社は、900年以上の歴史を誇る修道院隣接のビール醸造所です。ここで造られるのは、ヨーロッパでは珍しい天然の軟水を使っており、バナナとナツメグのほのかな香りがマッチしていて、人気を誇るビール。昔の醸造所を博物館として公開しており、毎日14時半からガイド付きのツアーが行われ、参加料には、ビール2杯&お土産が含まれます。

地元の人もお薦めのハースラッハの町並み

地元の人もお薦めのハースラッハの町並み

写真:Hiroko Oji

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キンツィヒ川に沿ったローマ時代からの古い町ハースラッハは、人口7千人の小さな町。

この町も木組み建築街道に属していて、建物自体は小ぶりなのですが、マルクト通りの民家や手工業横丁などは、昔からの情緒が今でもしっかり残っています。バロック風の木組み建築の家並みが美しく、旧市街は、まるで童話の世界!1278年に帝国都市権を与えられ、特に銀鉱山の採掘で町が繁栄したとのことで、17世紀にはさらに商業が発展し、地域の中心になった町です。

地元の人もお薦めのハースラッハの町並み

写真:Hiroko Oji

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中心地のマルクト広場には、シルタッハのように、壁絵が目を惹く旧市庁舎の建物が面しています。側面の壁には近隣の地区の民族衣装を着た人たちが描かれており、斜め向かいには、このような民族衣装を中心にした博物館が入る教会・修道院の建物が建っています。

この博物館は、1630〜32年に建設されたハスラッハ・カプチン修道院を改装した建物を利用しており、1980年に開館。黒い森と上ライン川地域から集められた貴重な民族衣装が、かつて修道士の個室として使用されていた各部屋に、地域別に展示されています。

タイムスリップしたような情緒溢れる町並みのゲンゲンバッハ

タイムスリップしたような情緒溢れる町並みのゲンゲンバッハ

写真:Hiroko Oji

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素朴でありながら立派な木組みの家が建ち並ぶ石畳が迷路のように入り組むゲンゲンバッハの町は、「ロマンチックな宝石のような町」や「バーデン地方のニース」などと称えられています。キンツィヒ川を隔てた町の眺めは、教会の鐘楼や3つの塔が家並みから突き出るように天に向かい、緑に囲まれた長閑なもの。川沿いから線路を越え、旧市街の入り口「キンツィヒの塔」をくぐってみましょう。

旧市街に入るとそこはもう、中世の町並み真っただ中!素敵な木枠デザインが施された、色彩豊かな家屋が建ち並び、通りには凝った装飾の看板がぶら下がっています。中心地の市庁舎前広場に面して、さらに豪華な木組みの家が続きます。

タイムスリップしたような情緒溢れる町並みのゲンゲンバッハ

写真:Hiroko Oji

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メインストリートから左右に路地が延び、まるでタイムスリップしたかのような落ち着いた佇まいの民家が軒を並べています。

特にエンゲルガッセと呼ばれる石畳の路地の両側には、木組みの素敵な民家が建ち並び、情緒たっぷり。昼の眺めもしっとりしていてグッドなのですが、夜になってほんのりともる灯りの中で見るのもロマンティックでお薦め。温かい雰囲気が伝わってきて、見ているだけで心がホッコリします。

フロイデンシュタットの鱗調のお家も魅力!

フロイデンシュタットの鱗調のお家も魅力!

写真:Hiroko Oji

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シュヴァルツヴァルト鉄道への乗換駅をもつフロイデンシュタットは、町の中にも鉄道駅が4つあり、広い面積の町です。

この町は、木組みはもちろん、写真のような、壁全体が小さな木片で鱗のように埋め尽くされた家並みが続く一帯があります。色使いも様々で、窓にはアクセントとなる色使いの木製の鎧戸が取り付けられています。この鎧戸には可愛らしいマークがくり抜かれており、見比べて歩くのも一つの楽しみ方になります。

最後にお得情報を!

いかがでしたか?木組みの家並みが素晴らしい町は、ドイツではあちこちにあり、もっと有名な町はいくつもあります。が、この黒い森では、こじんまりとした町並みをのんびり味わえ、落ち着いた滞在が楽しめます。

このシュヴァルツヴァルト鉄道の沿線上では、それぞれの町が、黒い森の協同事業「コヌス(KONUS)」のメンバーとなっているため、ありがたい特典が!それは、この地域の町で宿泊すると、滞在中、近郊電車や路面電車、バスなどの公共交通を無料で利用できるゲストカードを発行してくれること。ちょっとお出かけしたいときに利用できて、いちいち切符を買う手間も省け、重宝します。交通費のかからないありがたいシステムです、どうぞご利用くださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/12/06−2016/12/10 訪問

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