写真:田中 六花
地図を見る「書店喫茶・一二三亭」へは、高雄MRTの橘線(オレンジライン)に乗り、西子湾駅の2番出口から徒歩約5分。昔ながらの暮らしが垣間見える住宅街を進みましょう。目印のヒフミとカタカナで書かれた白いのれんをくぐって、2階へ上がります。
写真:田中 六花
地図を見るこの建物は1920年に建てられ、日本統治時代は日本人が経営する高級料亭でした。2013年にオープンした「書店喫茶・一二三亭」という名前は、その料亭の名前をそのまま引き継いでいるのだとか。100年近くもの間、変わらぬ姿は高雄の歴史そのものです。
階段を上りきると現れる「書店喫茶・一二三亭」の入口。木枠の窓や年季の入ったソファーなど、何もかもが愛おしく見えます。ぜひ見ていただきたいのが、店内外の窓ガラス。透明ではなく模様が入った窓ガラスは、今では珍しく貴重になりました。ていねいな暮らしの名残を感じながら、中へ入りましょう。
写真:田中 六花
地図を見る店内に入ると、天井に張り巡らされた圧巻の梁や柱が目に飛び込みます。古い日本建築の巧に感動すること間違いなし。その天井に掲げられているのは、日の丸が描かれた古いお札で、2012年に建物をメンテナンスしていたフランスの建築師によって発見されました。そこには1920年と記されており、建築時に安全と繁栄を祈ったことが分かります。その思いが、今も大切に引き継がれています。
写真:田中 六花
地図を見る窓から入る光と風が心地良い広い店内。その一角に、古い茶箱を机にしたコーナーがあります。他の席から区切られたレイアウトなので、くつろぎ度はアップ。空いていれば、ぜひ!
写真:田中 六花
地図を見る台湾や日本の本がたくさん並ぶ本棚。気になるものは、席でゆっくり読むことができます。店内中央には新書や雑貨が置かれています。こちらの本は購入のみで、席へ持って行けないのでご注意を。
本棚には、セルフの水とグラスも置かれています。
写真:田中 六花
地図を見る注文はカウンターでメニューをもらい、赤鉛筆でチェックを入れて精算をします。日本語メニューがあるのでご安心を。食事もできるので、ランチなどでの利用も可能です。
写真:田中 六花
地図を見るせっかくの台湾、ここでは是非台湾茶を注文してみましょう。中でも「梨山蜜香紅茶」は蜜のような甘味を含む紅茶でお勧めです。東方美人茶と同じ製法で作られ、渋みがなく豊かな自然の味わいを感じられます。すーっと体に染み込み、癒やされるひと時。街の喧騒とは別空間で、ゆったりと過ごしてくださいね。
写真:田中 六花
地図を見る階段を上った左手から、外に出ることが出来ます。当時の日本建築で多く見られたというU字型のベランダ。天気の良い日にベランダから見上げる空は格別です。昔も同じように空を見上げた人がいたのかな、と想像するだけでワクワクします。「書店喫茶・一二三亭」で時間旅行を楽しんでください。
写真:田中 六花
地図を見るこちらはトイレの手洗い場です。レトロで広くて清潔、絵になるトイレもお見逃しなく。
「書店喫茶・一二三亭」はカフェ・本・建築・歴史好きさんのみならず、旅の途中で静かにゆっくりしたい方まで心地よく過ごせる場所です。高雄で改めて日本を知り、また高雄を知る。そんなひと時を「書店喫茶・一二三亭」で感じてみませんか。
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(2024/4/19更新)
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