まずはズラリとならんだ世界各国の宝くじならぬ「富くじ」。そう「宝くじ」は実は昭和20年から地方自治体より販売されている国内の富くじの固有名詞なんですね!
日本では江戸時代(1692年)から賭博の一種として「富くじ」自体が禁止されていましたので(正確には寺社仏閣の修繕のための集金名目でのみ1842年まで許可されていました)、昭和20年に宝くじとして復活するまで、ほとんど「富くじ」は人目に触れることがなかったんですね。
ということで以下の文章も聞きなれた「宝くじ」を一般名詞の呼称として用いさせていただきます!
さて宝くじってそもそも何のためにあるのでしょうか?庶民の娯楽のため?
実は宝くじは古来より社会事業のための集金目的で行われており、例えば「万里の長城」のような国家的プロジェクトや「ハーバード大学」のような教育機関まで様々な社会施設のための設備投資金として活用されてきました。
だからこそ地方自治体しか販売できないんですね。日本国内ですと当選金や経費を除いた売上の約40%の収益金が様々な社会福祉施設や防災施設の設備投資に活用されており、その様子は宝くじドリーム館内の写真で展示されています。個人や企業が行うような賭博行為とは似て非なるものなのです。
ちなみに世界各国で販売されているとなると気になるのが、その人気度。ジャンボの歳末などに宝くじ売り場に行列をつくる日本人が、圧倒的に大好きだろうと思いますよね。
結果はなんとダントツでイタリア人。
夢追い人が多いのでしょうか(笑)
ただこれは、くじの形態が違いも考慮しなければいけません。海外ではロトくじ(番号を自分で書き込むスタイルのくじ)やインスタントくじ(その場で結果のわかるくじ)などが一般的で、より少額で気軽に購入できるのです。生活に宝くじがなじんでいる証左ともいえますね。
賞金額って最近まで5億円とか6億円とかだったような気が・・・いつ10億円の大台に乗ったのだろう?
そういった歴史も含めて日本国内の宝くじの歴史を振り返るコーナーも宝くじドリーム館は付設しています。この歴史で面白いのは昭和初期(30年前後)の賞金ならぬ景品です。夢のマイカー・マイホーム時代は賞金は現金ではなく家やクルマだったんですね!時代を感じますね。
ちなみに一等前後賞合わせて10億円に達したのは平成27年とごく最近。それまではロト7のキャリーオーバーによる平成25年の8億円が最高額でした。8億円・・・聞いてもピンときませんが写真の通り見てもピンときませんね。
なお昭和20年に一等賞金10万円で始まった宝くじが平成27年に10億円と1000倍になっていますから、物価の差を考慮しても「夢」は物理的に広がっていますね(笑)
ところで皆さん、高額当選者(賞金1000万円以上)のみが目を通すことのできる本があるのをご存知でしょうか?
宝くじドリーム館ではなんと!その幻の本「その日から読む本」を閲覧することができるのです。その内容ですが・・・
簡単に言えば突如舞い降りた幸運でパニックにならないようにする鎮静剤です。
当選者がその高額当選ゆえに身を持ち崩し不幸になる・・・
ありがちな話ですが、本当にそうならないよう、弁護士や臨床心理士のアドバイスが掲載されたこの本が渡されるのです。当選したつもりでぜひ読んでみましょう〜
ちなみに高額当選者は受託銀行にて人目につかぬよう「億の間」ならぬ「奥の間」に通されて手続きを行います。本人が望めばもちろん現金でお持ち帰りもできます!
しかし防犯上の観点、そしてその重さとボリュームからもそれはオススメできません。試しに当選者気分で写真の1億円を持ってみましょう。これで10kgくらいあるので、10億円だった100kgですね。どんなに気分が高揚していてもちょっと無理ですね(笑)
今回ご紹介した東京宝くじドリーム館は東京駅からもほど近い、東京メトロ京橋駅から徒歩3分と好立地。大阪宝くじドリーム館もJR難波駅徒歩1分とアクセス抜群で、しかもいずれもうれしい入館無料!気軽に訪れることができますね。
また両館とも抽選会場を付設しており、目の前にはベンチもあるので、抽選日に訪れてみるのも良いでしょう。
それでは気をつけていってらっしゃいませ〜
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