祭神は安倍晴明!神秘的な逸話でめぐる京都「晴明神社」

| 京都府

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

祭神は安倍晴明!神秘的な逸話でめぐる京都「晴明神社」

祭神は安倍晴明!神秘的な逸話でめぐる京都「晴明神社」

更新日:2017/08/07 14:58

花月 菊乃のプロフィール写真 花月 菊乃 地域文化・民俗文化リサーチャー、グラフィックデザイナー、旅行ライター

晴明神社は、陰陽師の始祖として知られる安倍晴明が祀られている神社です。ゆえに、「魔除け」「厄除け」の霊験があるとされ、パワースポットの集まる京都の中でも、最強の場所とも言われています。1007年に一条天皇が、この地に晴明神社を建てる前は晴明の屋敷がありました。すなわち、安倍晴明が生活をしていた上に、この神社は建立されているのです。
あなたも晴明の最強パワーをかりに、晴明神社を訪れてみてませんか?

五芒星がインパクト!陰陽道と晴明神社

五芒星がインパクト!陰陽道と晴明神社

写真:花月 菊乃

地図を見る

晴明神社の鳥居の額には、神社名やお祀りしている神様の名前はなく、代わりに星のようなマークが掲げられているのがわかりますか?これは、「晴明桔梗」という社紋で、全国的にみても珍しいものです。

「晴明桔梗」は、「五芒星」とも呼ばれ、陰陽道では祈祷呪符としても使われます。五芒星が表す陰陽道の基本概念となる陰陽五行説の5つの元素の相克は、木、火、土、金、水。
五芒星に守られた境内を歩くと、それだけで何かパワーを得られたり魔から守られているような気分になるからとても不思議ですね。

五芒星は魔除けの効果があり、晴明神社ではいたるところでみかけます。五芒星に守られる晴明神社が、最強スポットといわれるのもうなずけますね。

五芒星がインパクト!陰陽道と晴明神社

写真:花月 菊乃

地図を見る

鳥居をくぐると左手に、小さな橋が目に入ります。これが、写真にある一条戻橋。この橋は、晴明神社から100メートルほどの場所に架かる本物の一条戻橋の部材を使って再現されたレプリカです。
橋の傍らには、式神という鬼神の石像が置かれているのがわかりますか?

一条戻橋には、晴明が使役していた式神が実在していたことを裏づけるエピソードがあります。

晴明が、屋敷に住んでいた頃、式神に雑用をさせていたといいます。
しかし、晴明の奥さんがその姿を怖がったため、一条戻橋の下に封じ込めたとか。閉じ込められた式神達は、橋を通る人達の橋占いをしていたと伝わります。

本物の一条戻橋の架け替え工事で出土した木箱には、小さな人形が入っていたそうで、地元では式神では?と大騒ぎになり埋め戻しました。

この話を考えると、式神は伝説ではなく、晴明とともにこの地に今も実在しているかのように思えてきますね。

レプリカとはいえ、この橋は、晴明が行き来していた、見える世界と見えない世界を結ぶ存在のようです。
さっそく、見えない世界の式神を自在にあやった晴明のかつて住んでいた場所でもある晴明神社へと進んでいきましょう。

出生の秘密と葛の葉伝説

出生の秘密と葛の葉伝説

写真:花月 菊乃

地図を見る

本殿の左手には、安倍晴明の銅像が、北側には、お稲荷様が祀られる齋稲荷社があります。

晴明と狐、お稲荷様には深い関係があるといわれるのは知っていますか?それは晴明の母とされる葛の葉という女性にまつわる伝説の中に隠されています。

大阪に住む、安倍保名という男が信太森葛葉稲荷に日参していました。ある日、稲荷の境内で狩人に追われた一匹の白狐を助け出します。助けられた白狐は、葛の葉という美しい女性に化身し、保名を手当てし家まで送り届け、何度もお見舞いしました。やがて二人は夫婦になり、童子丸という子供をもうけます。


しかし、童子丸が5歳になる頃、妻の正体がばれ、狐は泣く泣くわが子をおいて、森に帰っていきました。この童子丸が、後の陰陽師、安倍晴明だといわれます。

母親が白狐という伝説がある晴明は、お稲荷様の生まれ変わりともいわれ、各地で稲荷信仰と習合されています。

出生の秘密と葛の葉伝説

写真:花月 菊乃

地図を見る

境内の壁を注目してみてください。そこには、晴明の霊力を彷彿とさせる伝説が10枚のイラストと文章で紹介されています。

晴明の逸話をひとつひとつ読んでいると、人間ばなれした能力から、母親が白狐とか稲荷の生まれ変わり、といわれたゆえんがわかります。他の神社では、祀られている神様の話がこんなにも伝わる神社はないのではないでしょうか?
住んでいた場所が、神社になっている、というのも晴明神社の面白さの一つだと思います。

厄除と無病息災を祈願

厄除と無病息災を祈願

写真:花月 菊乃

地図を見る

安倍晴明の銅像の右側には、厄除桃といわれる桃があります。この桃の表面を触ってみてください。つるつるしてますね。
古来、中国または陰陽道では、桃は魔除け、厄除の果物とされており、厄除桃をなでると、厄をはらうことができると信じられてきました。

つるつるで、ピカピカの厄除桃は、それだけたくさんの人がこの場所を訪れて厄除祈願をした証のように思えます。

厄除と無病息災を祈願

写真:花月 菊乃

地図を見る

晴明井は、晴明の念力により湧き出た井戸といいます。井戸は五芒星を形どっており、その取水口が星形の頂点の一つです。立春には、晴明神社の神主が晴明井の上部を回転させて、その年の恵方に取水口を向ける慣わしとなっているんですよ!

恵方とは、その年の干支によって定められる、最もよいとされる方角で、陰陽道ではその方向に歳徳神というその年の福徳をつかさどる神様がいるとされます。

恵方から湧き出る吉祥の水は、病気平癒、無病息災のご利益があるとされ、飲む事ができます。恵方の吉祥の水というだけでなく、晴明の念力から湧き出たというエピソードからだけでも、パワーがもらえそうに思えてきますね!

そして、この晴明井、実は携帯の待ち受け画面にすると、運気が上がるともいわれて人気があるんです。ぜひ、訪れた際は写真をとって、晴明パワーを取り入れてみてください!

安倍晴明のパワーをかりて、厄除開運!

安倍晴明には、さまざまな神秘的な逸話がつきまとう人物ですが、彼が生きていた時代の業績は、それだけたくさんの人を魅了させるものだったと考えられますね。現代でも、安倍晴明は映画や小説になるほど人気があります。

晴明神社のシンボルでもある五芒星は、モダンでお守りにもっていてもかっこいいですね。
陰陽師として絶大なパワーと人気をほこる、安倍晴明を祀る晴明神社で、厄除と魔除け、そして開運をぜひお祈りしてみてください。

実際に、晴明神社のあたりに住んでいた晴明と彼の残したエピソードを思いながらお参りするのも感慨深いものがあり、おすすめですよ!


この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/23 訪問

- PR -

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

トラベルjpで一緒に働きませんか? 旅行ガイド編集部では運用サポートスタッフを募集中です!

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ