霧降高原は春から夏にかけ、ヤマツツジやニッコウキスゲなど、高原の美しい花々を楽しめる他、乗馬や酪農の体験が出来る大笹牧場など、レジャースポットとしても有名です。そして何より魅力的なのは霧降の滝。この霧降の滝は華厳の滝、裏見の滝とともに日光三名瀑の一つに数えられる滝で、霧降の滝から霧降川に沿った道を歩くハイキングでは、清流に住むイワナなどの魚はもちろん、頭上では野鳥が美しい声で鳴き、春には新緑、秋には紅葉する木々を楽しむことが出来ます。
この霧降の滝を見下ろす「山のレストラン」、実はこの場所に立つレストランとしての歴史は古く、江戸の時代は眼下の霧降の滝を楽しむ滝見茶屋として、その後昭和37年からは回転展望台レストランとして、霧降高原を訪れる皆さんに愛されてきました。そして平成15年に北米料理を楽しめる「山のレストラン」として新たにオープンしたのです。北米レストランと呼ぶにふさわしく、カナダ材を使った温かみのある店内で、北米産の食材をふんだんに取り入れた料理の数々を、ここでは楽しむことが出来ます。
そもそも北米料理と聞いて、ああこの料理ね・・とすぐに思いつく方はいるでしょうか? そう、北米料理に中華の豆板醤やイタリアンのオリーブオイルや和食の醤油やそれらを使った数々のような「これだ!」という決め手の味はないのです。では何をもって北米料理と呼ぶのか? それは、様々な国の人たちとその国の文化を取り入れてきたからこそ生まれた、まさに「おおらか料理」。北米の広大な自然と豊富な食材を使い、様々な国の料理をミックスさせて生まれた独特の料理なのです。
そしてこの「山のレストラン」のメニュー。4200円〜9450円のコース料理の他に、肉料理・魚料理・サイドメニュー・デザートを、一品料理としてオーダーすることが来ます。夜に訪れてじっくりディナーを楽しむもよし、昼に気軽にランチを楽しむのもいい。お値段はカジュアルなレストランと比べれば少し高めに感じますが、それは料理のボリュームを見れば納得!2〜3人でいくつかの種類を頼み、シェアしながら食べてもきっと満足出来るはずです。
例えばこの「シアトルサーモンのスモークとキャベツのスパゲティ」は一品1890円なのですが、サーモンのボリュームがすごい!クリームソースのパスタとスモークサーモンの塩味が絶妙なバランスなので、一人でもまぁぺろりと食べてしまえると思いますが・・これだけでお腹を一杯にするよりも、他の料理も食べてみたいじゃないですか。
例えばこれ。「地鶏のグリルとグリーンカレーライス」。・・大きい。とにかく肉が大きくて、「えっと私は鶏のカレー煮を頼んだんだったっけか?」と一瞬不安になります。その位大きい。でもこの鶏肉がまたカレーによく合って、鶏肉をナイフで小さくし、カレーに付けて口へ運んでいると、いつの間にかお皿のご飯も鶏肉もどんどんどんどんお腹におさまっていくのです。・・北米料理恐るべし。
そう、味わえば味わうほどまさに「おおらか料理」。こんな料理は気の合う友達と何人かでワイワイおしゃべりしながら、とにかく食べることを楽しめればそれでいい。そしてここ「山のレストラン」は、そんな時間を過ごすことが出来る場所なのです。
ランチに訪れた方。食べ終えたら是非、レストラン脇の小路から、霧降の滝展望台までの山の散歩を楽しんでみてください。初夏には新緑が、秋には紅葉が小路を囲み、葉の隙間からは太陽の日差しがきらきらとまぶしい。そして滝の音を頼りに歩いていくと、霧降の滝が迎えてくれます。
ついでに言えば、食べすぎてしまうに違いないランチの後、霧降の滝までの散歩は腹ごなしに調度良い距離です。そしてゆっくり滝を見てから道を戻り、デザートを食べにまたお店へ・・なんてことになってしまっても、まぁそれはそれでよし、なのです。
日光霧降高原で北米料理。美味しい料理と澄んだ山の空気、そして何より自然に囲まれゆったりと過ごす間が、心をリセットしてくれます。そして体ももりもり元気になって、その後の旅も充実した時間になること間違いなしですよ。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/9/18更新)
- 広告 -