写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る御誕生寺は元々、1948年に瑩山禅師(鎌倉時代の曹洞宗の僧侶。瑩山派の派祖)の出身地とされている越前市帆山町に建てられました。最初の御誕生寺はやがてなくなりましたが寺籍は残っており、2002年に現在の地に小庵が建てられ、2009年には本堂が完成し落慶法要が行われ、現在に至ります(瑩山禅師の出身地は坂井市丸岡町であるという説もあります)。
猫にゆかりがある寺ではありませんでしたが、住職が猫好きで猫を保護していた結果、近年多くの猫がすむ寺として話題になりました。今、御誕生寺では猫の世話も修行の一環となっています。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る御誕生寺には数十匹の猫がいますが、頭数は常に変化しています。寺で保護されることが決まった一部の猫をのぞき里親を募集しているためです。また、定期的に譲渡会も開かれ多くの猫が飼い主を見つけました。
猫ごとに差はありますが、基本的に人慣れしており、さわられるのを嫌がらず、中にはひざに乗ってくる子もいます。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る猫を複数飼っている方ならご存知だと思いますが、一口に猫と言ってもその性格や外見は様々です。つぶれた顔が特徴的で、人に囲まれても構わず眠る最古参の「レオ」(前の段落の写真)、黒くスマートなボディに白い足とあごを持つ「足長」(この段落の写真)、寺務所に引きこもりがちだけど人に対しては愛想の良い「ゴンザレス」(次の段落の写真)など、個性的な猫が暮らしています。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る病気になったりケガをしたり、何かと病院の世話にならないといけない猫たち。例え健康体だとしても去勢手術やワクチン接種が必要であり、医療費は常に不足しているのが現状です。
寺務所では医療費の寄付を募っているので、立ち寄って募金してきましょう。1,000円以上寄付すると、お守りやおみくじ、御誕生寺の本などを1つだけいただくことができます。
前述の通り本堂は2009年の落慶で、真新しいのが見た目にもよく分かります。釈迦如来を本尊として祀っているので、猫を見る前にまずはお参りしていきましょう。
たくさんの猫たちが気ままに暮らす楽園のような場所ですが、本来は曹洞宗の修行道場であり、猫カフェなどの娯楽施設ではありません。さわいだり、寝ている猫を起こしたり追っかけ回したりせず、お寺の敷地内だということを踏まえて節度を持って猫を愛でるようにしましょう。
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(2024/3/29更新)
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