かつてグルジア、今はジョージアの首都トビリシの魅力を探る!

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かつてグルジア、今はジョージアの首都トビリシの魅力を探る!

かつてグルジア、今はジョージアの首都トビリシの魅力を探る!

更新日:2017/01/13 09:41

大竹 進のプロフィール写真 大竹 進 元旅行会社勤務、元旅行専門学校講師

ジョージアと聞くと、アメリカのジョージア州とか、コーヒー飲料を思い浮かべる人が多いかも知れませんが、コーカサス三国の一つで、それまでのグルジアがロシア語読みだったので、2015年ジョージアに呼び方が変わりました。
古来数多くの民族が行き交い、幾度も他民族に支配されながら、キリスト教信仰をはじめとする伝統文化を守り通してきたジョージアの首都トビリシの魅力について、今回はご紹介致します。

トビリシの教会

トビリシの教会

写真:大竹 進

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トビリシはかつてマルコ・ポーロが「絵に描いたように美しい」と称えた町。
ジョージア語のトビリ(温かい)が語源で、トビリシの創設者ワフタング・ゴルガサリ王が狩りでこの地を訪れ、温泉を発見したことに由来していると言われています。
イスラム国家にも長らく支配されていましたが、キリスト教の信仰は守り通され、市内には数多くの教会があります。

中でも市内を流れるムトゥクヴァリ川の崖の上に建つメテヒ教会は、創建が5世紀という古いもので、内部には多くのイコン(聖像画)があり、信者が敬虔な祈りを捧げている姿が心に残ります。
教会前のテラスにはワフタング・ゴルガサリ王の騎馬像があり、ここからは川の対岸の丘にあるナリカラ要塞や旧市街が一望でき、お薦めのビュー・スポットです。

トビリシの教会

写真:大竹 進

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6世紀に創建されたシオニ大聖堂は、新たに創建されたツミンダ・サメバ大聖堂にその座を譲るまで、長らくジョージア正教の総本山だった教会です。
現在の建物は主に13世紀頃に再建されたものですが、内部は荘厳な雰囲気に満ち、堂内に差し込む光芒が将に天国からの光の様に見えます。
教会内には4世紀にジョージアにキリスト教を伝えたと言われる聖ニノの十字架が納められています。
2本のブドウの枝を彼女自身の髪の毛で結んで作ったものです。

トビリシの教会

写真:大竹 進

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2004年それまでのシオニ大聖堂に代わるジョージア正教の総本山として、ツミンダ・サメバ大聖堂が創建されました。
高さ84mにも及ぶ大聖堂はジョージア最大であるばかりか、世界の正教会の中でも最大級の壮大な大聖堂で、高い天井を持つ広大な内部は厳かな雰囲気に包まれ、ミサを捧げる聖職者の声が堂内に響き、信仰心を掻き立てられます。
夜になると鮮やかにライトアップされ、夜空に浮かび上がる様子は実に壮観です。

ナリカラ要塞とムタツミンダ山

ナリカラ要塞とムタツミンダ山

写真:大竹 進

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旧市街を見下ろす小高い山にナリカラ要塞があります。
4世紀のペルシャ時代に建設されたのが始まりで、その後各時代の支配者によって拡張されてきたものですが、現在は城壁や小さな砦だけが残る要塞跡です。
麓から登る道もありますが、かなりの急坂なので、川の対岸にあるリケ公園からロープウェイ利用がお薦めです。
要塞跡からは眼下にトビリシ市街が一望できます。

ナリカラ要塞とムタツミンダ山

写真:大竹 進

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ナリカラ要塞に連なるソロラキの丘には、高さ20mの巨大なジョージアの母の像が、町を見守るように立っています。
右手には太刀、左手にはジョージアが発祥の地と言われるワインの杯を掲げているこの像は、敵には立ち向かい、同胞にはワインでもてなすという、ジョージアの民族の気概を表している、トビリシのシンボルです。

ナリカラ要塞とムタツミンダ山

写真:大竹 進

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ソロラキの丘の西側にトビリシで一番高い標高727mのムタツミンダ山があります。
山頂へはケーブルカーで登ることができ、市街を一望するには最高の場所です。
ケーブルカーの終点には、優雅なレストランやカフェが揃っていて、市街を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができます。
山頂には公園や遊園地もあり、お天気の良い日には万年雪を戴くコーカサスの名峰カズベキ山(5047m)を遥かに望むこともできます。
トビリシを訪れた際は、ぜひムタツミンダ山へ登ってみて下さい。

自由広場周辺

自由広場周辺

写真:大竹 進

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トビリシの中心地の一つである自由広場。
正面には風格あるトビリシ市庁舎、中央にはジョージアの守護聖人である聖ゲオルギウス(聖ジョージ)の像が建っていますが、旧ソ連時代はレーニン広場と呼ばれていて、現在聖ゲオルギウス像がある所にはレーニン像が建っていました。
歴史の変遷を感じさせる広場でもあります。

自由広場周辺

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自由広場中央で黄金に光り輝く聖ゲオルギウス(聖ジョージ)は、国名ジョージアの語源ともなっている聖人で、ドラゴンを退治するこの姿は国章にも使われています。
聖ゲオルギウスは3世紀後半に生まれたローマ軍の軍人ですが、キリスト教の信仰を守って殉教し、キリスト教徒にとっては異教徒との戦いのシンボルでもあり、兵士や旅行者・農民の守護聖人としても愛されています。

自由広場周辺

写真:大竹 進

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自由広場から伸びるルスタヴェリ大通りはトビリシのメインストリートで、多くの公的な建物が建ち並んでいますが、中でも旧国会議事堂はその圧倒的な存在感で一際目を引く建物です。
夜間にはライトアップされ、その壮麗な光景には思わず足を止めて見入ってしまいます。

ルスタヴェリ大通りの博物館や美術館

ルスタヴェリ大通りの博物館や美術館

写真:大竹 進

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国立博物館は最上階の4階がソ連によるジョージア占領の歴史、3階と2階は中世からのジョージアの歴史、そして1階に一番の見どころである宝物館があります。
ここにはジョージア各地で出土したまばゆく輝く頭飾り、イヤリング、ネックレス、ベルトなど様々な古代の黄金製品が展示されていて見応え充分!

ルスタヴェリ大通りの博物館や美術館

写真:大竹 進

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ナショナルギャラリーはジョージアの国民的画家として敬愛されているニコ・ピロスマニの作品が納められている美術館です。
加藤登紀子が歌った「百万本のバラ」の画家は彼がモデルと言われ、「女優マルガリータ」は彼の代表作ともなっています。

ルスタヴェリ大通りの博物館や美術館

写真:大竹 進

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キリスト教国のジョージアにあっては珍しいイスラム風の建物は、オペラ・バレー劇場です。
客席はパリのオペラ座など、世界的な劇場と比べても遜色のない豪華な作りで、しかも西欧各国に比べ格安で鑑賞できますから、オペラ・バレーファンには嬉しい劇場です。

トビリシの新しい観光スポット平和橋

トビリシの新しい観光スポット平和橋

写真:大竹 進

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市内を北西から南東へと流れるムトゥクヴァリ川に架かる斬新なデザインの橋が平和橋です。
2010年に完成した長さ150mの歩行者専用の橋で、従来の橋にはない独特のスタイルが目を引きます。

トビリシの新しい観光スポット平和橋

写真:大竹 進

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昼間の平和橋も魅力的ですが、その美しさは夜になると更に発揮されます。
橋は優美なラインを持ったガラス張りで、ガラスの天井と歩道の両側のガラスパネルには、無数のLEDが埋め込まれており、橋の両側から波のように点灯して中央で一体となる様は、まるで両岸から手を伸ばして握手する様にも見え、まさに平和橋のイメージにピッタリです。

トビリシの新しい観光スポット平和橋

写真:大竹 進

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ムトゥクヴァリ川の上流から平和橋を眺めると、その背後にナリカラ要塞が幻想的に浮かび上がっています。
最先端のデザインを誇る橋と、5世紀に起源を持つ要塞との新旧のコラボレーションが、何とも言えぬ幻想的な光景を醸し出しています。

トビリシ、この魅力的な町

紀元前からの古い歴史を持ちながら、現在はジョージアの首都として近代化も目覚ましいトビリシ。
いにしえの香り漂う旧市街、数々の教会、市街を一望できる要塞跡や手軽に登れる山、美術や芸術に触れられる多くの美術館や劇場、旧ソ連から独立後次々と生まれる斬新なデザインの橋やユニークな建築物。
それらが混然一体となって、魅力ある町を形作っています。
そんな町トビリシに、是非あなたも訪れてみて下さい。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/06−2016/10/07 訪問

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