元郵便局舎で気軽に西尾の抹茶スイーツを・愛知西尾「カテキン堂」

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元郵便局舎で気軽に西尾の抹茶スイーツを・愛知西尾「カテキン堂」

元郵便局舎で気軽に西尾の抹茶スイーツを・愛知西尾「カテキン堂」

更新日:2017/01/13 10:27

麻生 のりこのプロフィール写真 麻生 のりこ 元観光バスガイド、マンホールの蓋愛好家

日本有数の抹茶生産地として知られる愛知県西尾市。市内には名産の抹茶を味わえるスポットが点在しています。たとえば公家の別邸だった旧近衛邸や緑茶・抹茶専門店の松鶴(しょうかく)園 茶房茶遊など。
その中でも「カテキン堂」は、1世紀近く前の郵便局舎を再利用したレトロ建築も人気な憩いの場。良質な西尾抹茶がたっぷりと入った抹茶大判焼きが人気です。

ポイントは、ひと際目立つ2階の切妻破風

ポイントは、ひと際目立つ2階の切妻破風

写真:麻生 のりこ

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京都の宇治市と並んで日本有数の抹茶生産地として知られている西尾市。江戸時代には西尾藩6万石の城下町として賑わい、今なおその面影が市中心部の随所に残っています。
とりわけ名鉄西尾駅近くの鶴ケ崎町は明治時代には官庁街として栄えていました。この「カテキン堂」はこの付近が官庁街だった頃には、西尾郵便局して活用されていました。

明治43年(1910年)に完成し大正8年(1919年)に現在地へ移転した建物は、木造2階建てで正面から見ると玄関の上に大きな破風が目立ちます。屋根には逓信を表す「〒」マーク入りの鬼瓦も。この鬼瓦が建物の歴史を物語っているようですね。

郵便局としての役目を終えた後は病院や碁会所、倉庫などに使われていましたが、平成20年(2008年)にリノベーションされカテキン堂としてオープンしました。カテキン堂から東へ140メートルほどのところにあり、抹茶色をした丸型ポストが設置されている井桁屋公園とともに、地域の町おこしの象徴的存在と言えるでしょう。

ちびっ子から大人まで大人気!西尾産抹茶の風味豊かなカテキン焼き

ちびっ子から大人まで大人気!西尾産抹茶の風味豊かなカテキン焼き

写真:麻生 のりこ

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店名ともなったカテキンは抹茶に含まれる成分の1つで、「血圧上昇抑制作用や抗酸化作用、老化抑制作用のほか血中コレステロール調節作用などに効果がある」と言われています。
一般的な煎茶と違い茶葉の育成にも手間がかかり、被覆栽培を施した茶葉は碾茶と呼ばれ、それを挽いて粉にしたものが抹茶になります。その抹茶を生地にたっぷりと練り込み焼き上げたのが、カテキン堂の抹茶大判焼き=「カテキン焼き」です。

カテキン焼きの種類は粒あん、チョコ、カスタード、抹茶こしあん、栗入りあんこの5種類。表面には中身が分かるように、それぞれ異なる焼印が押されています。
写真のようにポストの中に「カテキン堂」の文字が入っているものは、中身が粒あんのカテキン焼き。抹茶の風味が味わえ、ふわっとした食感の生地と粒あんの組み合わせは相性抜群!レトロな雰囲気が漂う店内はイートインが可能です。休憩を兼ねて味わってみてくださいね。もちろん持ち帰りもできます。

迷ったらコレ!? 2つの味が楽しめる人気のメニュー

迷ったらコレ!? 2つの味が楽しめる人気のメニュー

写真:麻生 のりこ

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カテキン堂のメニューはカテキン焼きだけではありません。夏期にはかき氷も販売され、抹茶ソフトクリームやポスト焼きと呼ばれる普通の大判焼きも人気です。
「カテキン焼きも食べたいし、抹茶ソフトクリームも食べたい!」という方には冷やし大判がオススメ。好みの大判焼き(カテキン焼きまたはポスト焼き)+抹茶ソフトクリームなので、小腹が空いた時にもちょうどいい感じです。食べやすいように大判焼きは4分割されています。

自分で点てるセルフ抹茶も人気メニューの1つです。好みの茶碗を選んだら西尾の抹茶を入れお湯を注ぎ、茶筅で点てればできあがり。堅苦しい作法は考えずに抹茶を点てることができるのは、ある意味貴重な体験かも!? 西尾市および周辺地域で生産される抹茶は「西尾の抹茶」として地域ブランドに認定されていますよ。

テーブルは意外なモノを再利用

テーブルは意外なモノを再利用

写真:麻生 のりこ

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店内に入ると正面には昔ながらの丸型ポストを模した貯金箱や、抹茶色の衣装を着たキャラクター玩具などが飾られていて、昭和レトロを醸し出しています。今では珍しい黒電話の姿も。
壁には西尾市のイベント情報などの告知ポスターが貼られているので、それを見て次の行先を決めるのも良いでしょう。

テーブルは意外なモノを再利用

写真:麻生 のりこ

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イートインコーナーのテーブルは、よく見ると昔ながらの足踏みミシン!ミシン部分は取り除かれ真っ平らになっていますが、こんなところにも昭和レトロを感じることができますね。

西尾名物カテキン堂のカテキン焼き!

カテキン堂は名鉄西尾駅から県道310号線を西へ約900メートル進むと左側に建っています。徒歩の場合、途中に抹茶色のポストが設置されている井桁屋公園もあるので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。駐車場は中善楽器と共同で店舗裏側にあります。
なお、2016年10月から毎週金・土・日および祝祭日とお盆のみ営業です。営業時間は午前10時から午後6時(予定)です。

旧西尾郵便局は明治4年(1871年)にその始まりとなる西尾駅郵便取扱所が横町(現在の幸町)に開設され、その後、西尾電信局と合併。さらに改称や移転をして大正8年(1919年)に現在地へ落ち着きました。1世紀近く前から市民を見守ってきた旧郵便局舎で、気軽に抹茶スイーツをお楽しみくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/02 訪問

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