写真:木村 優光
地図を見る京急の新馬場駅を降り、目の前を通る第一京浜沿いに北側へ歩くこと数分、進行方向左手に立派な鳥居が見えてきたら「品川神社」です。第一京浜を隔てて神社境内を眺めてみると、鳥居の左側に小高い丘が見えますが、これこそが穴場ビュースポットの富士塚!下から眺めてみると意外と高い位置にあることがわかります。どれほど素晴らしい眺めが待ち受けているのか、境内に入る前からわくわくしてしまいますね!
写真:木村 優光
地図を見る第一京浜の横断歩道を渡り、いざ神社の目の前まで来てみると、立派な鳥居と石で盛られた階段が非常に立派です。やや急な階段ですが、ごく一般的な神社境内に設けられた階段に比べると比較的緩やかで、なおかつ段数も驚くほど多くないので、ゆっくり上れば誰もが息を切らさずに境内にアクセスできます。
なお、鳥居をじっくり眺めて見ると、左右の柱に龍が巻き付けられています。境内に向かって右柱が昇龍、左柱が降龍で、鳥居に龍が巻き付けられている神社は他にあまり例がなく、非常に貴重です!
写真:木村 優光
地図を見るゆっくりと踏みしめるように一段ずつ上ってみましょう。途中、踊り場がありますが、ここから左に視線を向けると富士塚にアクセスできる登山道の入口があります。登山道と言っても本格的な山登りのようなものではなく、あくまでも富士山に見立てた富士塚へ上るという意味合いです。したがって、登山道には各標高に合わせて○合目などの札が建てられていて、まさに本物の富士山のミニチュア版!
それもそのはず、日本では昔から富士山に登ると御利益があるとされてきましたが、本物の富士山に登ることは非常に大変!そこであちこちに作られた富士塚に上れば、本物の富士山に登ったものと同等の御利益があるとされています。
なお、登山道は狭い上に足場もあまり良いとは言えませんので、足を踏み外さないようゆっくりと上がるようにしましょう。頂上から見える風景は逃げませんので。
写真:木村 優光
地図を見る上で紹介した富士塚の登山道をゆっくりと上がり、頂上まで上り詰めれば開放感抜群の空間へ!目の前には京急の高架線路と、その手前を並行して走る第一京浜がよく見えます。時折、京急の快特が猛スピードで通過していく様子も見ることができるため、鉄道ファンにもオススメです。
写真:木村 優光
地図を見る夜間の「品川神社」境内はひっそりとしており、ここが都心であることを忘れてしまうほど!しかし境内の第一京浜沿いに面した富士塚へ上ってみると、夜間でも第一京浜を走行する車の音や、目の前を猛スピードで通過する京急の走る音が聞こえます。目で見るだけではなく、耳でも感じることができる、穴場夜景スポットです。
写真:木村 優光
地図を見る東側のはるか遠方を見てみると、天王洲アイル駅周辺の高層ビルや、それら隙間から芝浦周辺の夜景を見ることができます。初めて見る意外なビューに、新鮮さを味わうことができます。
また微かながら東京湾周辺の夜景も見ることができ、その中にはひときわ目立つレインボーブリッジも!とにかく超穴場夜景スポットのため、夜間に訪問する人は皆無に等しいです。
写真:木村 優光
地図を見る「品川神社」は毎年6月になると、盛大な祭りが行われます。その名も「北の天王祭」!土地柄、品川宿にあることや、歴史の深さがあることから、何基もの神輿が品川宿の街を練り歩き、最終的にこの「品川神社」の境内に戻ってきます。
なお「北の天王祭」があれば「南の天王祭」も存在します。同じ品川区内でも南側に位置する「荏原神社」で行われる祭が「南の天王祭」と呼ばれ、北と南合わせて「品川天王祭」と呼ばれます。
写真:木村 優光
地図を見る「北の天王祭」の最大の見どころといえば、何人もの人が担ぐ神輿が「品川神社」のメイン参道である石段を上っていくところ!一見、階段から落ちそうな場面もあり、ヒヤヒヤしてしまいますが、それもお愛想のひとつ!スピーディーに駆け上がる様子はとても力強いです。
写真:木村 優光
地図を見るそして境内には所狭しと露店が置かれ、大変なにぎわいになります。神輿が本宮である「品川神社」に帰ってきたときの興奮度は最高潮となり、祭のクライマックスを迎えます。祭開催日は基本的に6月7日付近の金曜日から日曜日で、毎年開催日が異なりますので、詳細は「品川神社」の公式サイトを参照しましょう。
写真:木村 優光
地図を見る京急の線路や第一京浜の道路を境に、東側には昔ながらのエリアが今もなお残っていますが、このエリアこそが「品川宿」!新馬場駅から東に延びる商店街沿いはレトロな店舗も多く、当時の「品川宿」を実際に感じることができる貴重なエリアです。
写真:木村 優光
地図を見る商店街から一歩路地裏に入ると、昭和色の濃いエリアもまだまだたくさん残っています。寺社も多く、東海道五十三次の中の「品川宿」名所めぐりとして、周辺を散策してみると良いでしょう。
写真:木村 優光
地図を見る水辺エリアも近くにあり、交通が陸だけではなく海上にも張り巡らされていたことをうかがわせる貴重な証拠!現在は屋形船乗り場や屋形船が休憩する場所もあり、風情ある眺めを見ることができます。
「品川神社」や「品川宿」はれっきとした品川区に属しますが、JRや京急が交差するターミナル駅である「品川駅」は実は港区!ちょっと面白い雑学ネタですが、この事実を知らずに京急に乗ると、品川宿の北側に位置する駅に「北品川駅」というものがあるのですが、その北隣が「品川駅」となるため、違和感を感じる方も多いはずですが、それぞれの駅の行政区域が違うことを知ると、なんとなく納得するでしょう。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/20更新)
- 広告 -