わざわざ再訪して食べたい!「台南」必食グルメ5品

わざわざ再訪して食べたい!「台南」必食グルメ5品

更新日:2018/06/13 15:34

木内 つばめのプロフィール写真 木内 つばめ 子連れ海外トラベラー、海外旅育応援ブロガー
台北が都会的な東京なら、台南は京都のようなレトロな古都。景観はもちろんやはり食事も台南ならではの特徴的な名品があり、食べ歩きがなんと言っても台南旅行のお楽しみ。
台北に行き慣れた方でも、初めての味に出会える可能性が台南には秘めてます。
今回は珠玉の台南グルメのなかでも「これは食べておかないと後悔する!」という5品をご紹介。1度食べるとその味を求めて台南を再訪したくなる絶品料理ばかりです。

このためだけに台南へ来てもいいと思わせる味!「六千牛肉湯」

このためだけに台南へ来てもいいと思わせる味!「六千牛肉湯」

写真:木内 つばめ

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新光三越・新天地から歩いて約6分、海安路で早朝から行列が目立つお店「六千牛肉湯」。ここでは超フレッシュな牛肉を使った「牛肉湯」が味わえます。

牛肉湯とはいったい?とまず思うでしょうが、日本のメニューで1番近い食べ物が「しゃぶしゃぶ」。厚切りのお肉をお椀に置き、そこに牛骨と野菜でとった熱いスープを上からかけただけのもの。シンプルだけど、素材が生きているのでどこにもない旨味を出しています。

このお店では牛肉は当日処理したものを仕入れ、さらに注文を受けてからスライスするというこだわりの鮮度をキープ。見た目からは想像できないあっさりしたスープのなかでほんのり赤みが残った肉は、厚みがあってもどこまでも柔らかく、脂っこさがありません。

お肉は針生姜ととろみがかった甘い醤油ダレをさっとつけて食べることもできます。牛肉湯120元(約480円)にぜひライスをプラスして!

早朝5時から8時までのみの営業(売り切れ次第終了)ですが、オープン前から並んでいます。でも並ぶ価値はあるお店です。

ダシごはんにプリッとしたエビ!「矮仔成蝦仁飯」の「蝦仁飯」

ダシごはんにプリッとしたエビ!「矮仔成蝦仁飯」の「蝦仁飯」

写真:木内 つばめ

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こちらもまた日本にはない味ですが、日本人好みの味。先ほどの六千牛肉湯の向かい側にある「矮仔成蝦仁飯」はエビごはん「蝦仁飯」の名店。

カツオだしを絡めたごはんは少々リゾットに近い食感。そのうえに甘さある醤油味で炒めたエビがたっぷり。チャーハンとも違う、もっと和テイスト寄りなまろやかな味に仕上がってます。

もう一品ここでオーダーするなら鴨蛋湯(アヒルの卵のスープ)がおすすめ。スープにふんわりと広がる卵をすすりながら食す蝦仁飯はホッとするひとときを運んでくれます。

ユニークな見た目なのに、実はおいしい!「赤カン棺材板」の「棺材板」

ユニークな見た目なのに、実はおいしい!「赤カン棺材板」の「棺材板」

写真:木内 つばめ

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ガイドブックの台南のページでよく見かける「棺材板」。トーストをくり抜いてつくった器に馴染みのあるクリームシチューを入れた見た目がおもしろい名物。「写真を撮りたいから・・・」くらいの気持ちで注文してびっくり!食べるとなかなかおいしいのです。

棺材板とは「棺桶」の意味。確かにそのような容姿でテーブルにやってきます。

ポイントはトーストを焼いているのではなく、「揚げている」ということ。そのためサクサク感が持続し、なかに汁物のシチューが入っていようと最後までメリハリのある食感で食べられるのです。

薄いクリスピー状になったフタ部分をシチューに絡めてサクッと。はたまたシチューと器を一気にかぶりついてサクッ、ジュワッと。ごはんや麺類が続いたら元祖棺材板のお店・康楽市場「赤カン棺材板」でぜひ喫茶メニューのような棺材板を。台南で食べると不思議と新鮮に感じる味です。「家でマネして作れるかしら?」と食べながら考えてしまうような名物料理です。

揚げ物好き必見!「周氏蝦巻」のエビがぎっしりな「蝦巻」

揚げ物好き必見!「周氏蝦巻」のエビがぎっしりな「蝦巻」

写真:木内 つばめ

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台南中心部から少し足を伸ばして「安平」に観光へ行ったなら、押さえておきたいランチ場所に「周氏蝦巻」があります。

お店の名前通りこちらは「蝦巻」の名店。たっぷりのエビにセロリ・豚ひき肉・ネギをプラスしたタネを、なんと豚の横隔膜を巻いて揚げたもの。外側は天ぷらや春巻きよりも歯ごたえのある硬さになり、カリッとした次にはエビのプリプリ感が飛び込んできます。

揚げ物好き必見!「周氏蝦巻」のエビがぎっしりな「蝦巻」

写真:木内 つばめ

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そしてこちらの周氏蝦巻でもう一品おすすめしたいのが「黄金海鮮派」。エビ・イカ・タラのすり身をパン粉をつけて揚げた、まさに黄金色が食欲をそそるボリュミーな揚げ物。サクサクの衣のなかで待っている弾力たっぷりのすり身がたまりません。

1階はファストフード店のようになっているので、入りやすいお店。その手軽さとは別に登場する料理はどれも唸る美味しさです。

台南グルメの王道!さらっと食べられる「度小月」の「担仔麺」

台南グルメの王道!さらっと食べられる「度小月」の「担仔麺」

写真:木内 つばめ

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台南で最初の食事にはぴったりというほど有名なのが「担仔麺」。台北市内でも見かけるメニューですが、その担仔麺で有名なお店「度小月」の本店が台南にあるのです。しかも店内がキレイで居心地がいいところも嬉しいポイント。

さて担仔麺、麺は中華麺とビーフンの2種類があり、そのうえに肉そぼろとパクチーをのせ、エビ味のスープをかけたもの。肉があるため坦々麺のようにこってりしているかと思いきや、味も量もあっさりした軽い一椀です。

台南グルメの王道!さらっと食べられる「度小月」の「担仔麺」

写真:木内 つばめ

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担仔麺は女性でも2杯くらい食べられる量ですが、サイドメニューもかなり豊富なのでそちらのチェックもお忘れなく。

担仔麺とともに蝦巻・カキフライ・青菜の炒めものなどいろんな味をテーブルに広げて楽しめるのが度小月の魅力。ついつい台湾ビールを頼みたくなる賑やかな食事ができます。

林百貨からほど近い場所にお店があるので、食後はほろ酔い満腹で夜の林百貨のライトアップを見てホテルに戻るというルートもなかなかいいですよ。

台南は食の宝庫!短い滞在の場合は綿密に食事プラン立てて

台北に何度も足を運んでいても、台南へ行くとまた新しい味の発見が待っています。
2〜3日だけでは到底食べ尽くせないほどまだまだお宝グルメが潜む街・台南。台湾周遊などで滞在が短い場合は、ぜひ食べたいものを厳選して食べ歩きを楽しんでみてください。
ホテル料金が台北と比べると結構お得なので、台南で長めのステイも検討してみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/29−2016/09/01 訪問

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