写真:東郷 カオル
地図を見る鳥取といえば鳥取砂丘。それほどまでに強烈に印象に残る観光地。しかも日本でこれほどの砂丘はまずお目にかかれませんので、旅行好きなら是非一度は訪れたい景勝地だと思います。
画像は「馬の背」と言われる砂丘の中でも標高の高い場所。とは言っても高さ50メートル弱くらいなのですが、侮るなかれ!サラサラの砂を登るのは至難の技。想像よりも大変なので、ご覚悟ください。遠くから見た感じでは余裕で登れそうなのですが、途中でその考えが甘かったことに気づかされます。まず、無口になる。途中で靴を脱ぐ。そして、砂漠で遭難する人々に思いを馳せる…。
笑いごとではなく、結構キツイのです。飲み物を準備して挑んでくださいね。
写真:東郷 カオル
地図を見るよくガイドブックなどで見かけるのが、砂丘一面に模様が入った写真。「私もこんな写真が撮りたい!」と思った人も少なくないでしょう。あの模様は「風紋」と言って、一定の条件下で現れる風と砂の自然の芸術。この「一定の条件」というのが実はそんなに難しいものではないのです。
ネットでいろいろ調べると、先ほどご紹介した「馬の背」の向こう側でよく見かける、などといった情報が出てきますが、実は、砂丘を入ってすぐに見ることができるんです。但し努力が必要。それは、暗いうちから早起きすること。風紋は割と入口近くでも見ることができますので、人の足跡で荒されていない早朝に行くと驚くほど簡単に見ることができます。そして次に来る人のためにもなるべく風紋を壊さないように(例えば既にある足跡の上を歩いていくなど)してあげましょう^^
更に美しい風紋を見るためには際ほどご紹介した「馬の背」へ登ってくださいね。
風紋のできる自然条件をいくつか挙げると、【1】適度な風があること(風速5m〜7m)、【2】砂が乾燥していること、【3】砂が固まっていないこと、【4】砂の粒が一定の大きさであること、などです。「4つも条件が!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、鳥取県文化観光局の方によると、雨の日を避ければ何らかの風紋を見ることができる確率が高いそうです。人の全く通らないような場所は数日前の風紋が残っていたりしますので。
画像は「馬の背」近辺の風紋。海と風紋のコラボは自然を感じることができて素晴らしい景色です。
写真:東郷 カオル
地図を見る万が一、風紋を見ることができなかったら、どうしよう…。鳥取砂丘では雨の日にも砂の芸術を楽しめる施設があります。それが砂の美術館です。
砂丘の風紋も砂の美術館の作品も砂の芸術。雨が降ったら人の作った砂の芸術を楽しみましょう。
砂の美術館では「砂で世界旅行」をコンセプトとして、2006年の第一期「イタリア・ルネサンス編」に始まり、現在の第六期「東南アジア編」まで続いています。砂で作られた作品の精密さに驚かされますが、一つの会期が終わると、これだけの素晴らしい作品の数々もただの砂に戻ってします。そしてまた新しい会期に向けてただの砂から作品が作られていく…という工程は、想像するだけで気が遠くなります。やはり芸術家というのは常人の想像を超えた思考回路と想像力を持ち合わせているのでしょうね。
2013年12月14日から25日まではクリスマス特別企画としてプロジェクションマッピングが上映されます。
砂の美術館のプロジェクションマッピングは美術館の入館料だけで見ることができるのでお得ですね^^
朝早く鳥取砂丘に行くには車がないと不便なので、車がない人は、ホテル砂丘センターに泊まると便利です。
朝は誰よりも早く砂丘へ行くことができますし、部屋から見る夕日は絶景です!
この記事を書いたナビゲーター
東郷 カオル
国内外のラグジュアリーホテルを中心に、オトナ女子のおひとりさま旅、女子旅を提案。"癒し系"ではなく、私自身の"癒されたい系"の目線から、忙しく毎日をがんばる女性…
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