チンクエ・テッレはイタリア北西部、リグーリア州の海岸沿いにある5つの村を示しています。チンクエ・テッレを直訳すると「5つの土地」。チンクエが「5」、テッレが「土地」です。地中海の真っ青が背景に映える村々は、今でも所々で地元の人々の静かな暮らしぶりが垣間見られます。ではまず5つの村を紹介しましょう。
*北から南に順を追っています。
1、モンテロッソ・アル・マーレ (Monterosso al Mare) - 西北端
2、ヴェルナッツァ (Vernazza)
3、コルニリア (Corniglia)
4、マナローラ (Manarola)
5、リオマッジョーレ (Riomaggiore) - 東南端
最北端にあるモンテロッソ・アル・マーレは、最も観光地化されており、海水浴場もパラソルやサマーベットが並んで降り、海岸沿いに伸びるサブナードにも多くのレストランやカフェ、おみやげ屋さん等のショップが軒を連ねています。
チンクエ・テッレで最も栄えているので、夜中まで遊びたい多くの若人が好んでここに拠点を置く人が多いようです。
村の中に足を踏み入れて見ると、イタリアらしいカラフルな石造りの家が立ち並び遠くの南国に来たんだな、と実感できることでしょう。
この地方はフォカッチャの特産地なので、フォカッチャを売るファーストフード店を多く見かけます。様々な具が乗せてあり、食べ歩きしている人を多く見かけます。皆さんも、ぜひ食べて見てください。太陽をたっぷりと浴びた新鮮な具材は想像もつかない具材そのものの美味しさを堪能できますよ!
最南端のリオマッジョーレとマナローラ間は歩くことができます。この二つの村を結んだ道は「愛の小道(Via dell’Amore)」と呼ばれており、格好のデートスポットです。長さは1km強、所要時間も程よく約30分程度、長時間歩くのが苦手な人にも最高の道と言えます。
海岸沿いに作られたこの道からの景観は最高そのもの!広い海、ぷかりと浮かぶのんびりと進む漁船、地中海独特の植物、カラフルな家々の景観などを眺めならら歩くと、30分の道のりもあっという間に終了してしまいます。せっかくですからのんびりと歩くといいかもしれませんね!
愛の小道と言われるわけはここにあるのでしょう。縁結びの神様?の場所に南京錠を取り付けるとその愛は永遠に結ばれる、という言い伝えがあります。多くのカップルがここに鍵をかけていくようです。皆さんもいかがですか?
チンクエ・テッレ最北端のモンテロッソ・アル・マーレをさらに北上すると、レヴァント(Levanto)という町があります。ここにはホテルも多く、海岸も広々としており、子連れでのんびりとチンクエ・テッレを観光したい人や海水浴を楽しみたい方には特にオススメです。レストラン、カフェ、お土産屋さん、スーパーなども充実しているので、アパートホテルなどを借りるのも良いでしょう。
レヴァントからは電車でもチンクエ・テッレの村々へも簡単に出られますが、船でも行かれます。頻繁に運行しているので船の利用もオススメですよ!
電車で行かれる場合は、チンクエ・テッレ・カードというチンクエ・テッレをお得に周遊できるチケットがあるので利用するといいでしょう。
チンクエ・テッレは、それぞれ5つの村で違った表情を持つので充実の旅となるでしょう。一度訪れると虜になること間違いなし、リピート率も高い人気の場所です。地中海を背景にした見事なまでの景観を目の前にした時、映画で見るようなイタリア人ののんびりした生活の様子を垣間見た時、魚介類や地中海の野菜を口にした時、ワインの豊かな香りを口いっぱいに香った時の感動の大きさは一生涯心に強く残るでしょう。ぜひ皆さんも訪れて見てください!
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/19更新)
- 広告 -