“石見銀山”観光の起点に!島根・大田「石見銀山世界遺産センター」

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“石見銀山”観光の起点に!島根・大田「石見銀山世界遺産センター」

“石見銀山”観光の起点に!島根・大田「石見銀山世界遺産センター」

更新日:2017/01/28 14:34

KISHI Satoruのプロフィール写真 KISHI Satoru 岬の狩人、伝記研究者、旅するパンクス

世界遺産“石見銀山”を観光する際に、その概要を把握できるスポットがあります。そのスポットとは、島根県大田市にある「石見銀山世界遺産センター」。
世界史の流れの中の“石見銀山”や、当時の暮らしや鉱山技術などを模型、映像、レプリカなどで、分かりやすく紹介しています。実際に30キロの銀塊も持って触って体感できる「石見銀山世界遺産センター」を御紹介致します。

「石見銀山世界遺産センター」の概要とアクセス

「石見銀山世界遺産センター」の概要とアクセス

提供元:島根県観光連盟

http://www.kankou-shimane.com/地図を見る

2007年(平成19年)“石見銀山(いわみぎんざん)遺跡とその文化的景観”として、世界遺産に登録された“石見銀山”。その歴史や文化、普遍的な価値などの概要を分かりやすく紹介しているのが、2008年(平成20年)に完全オープンとなった「石見銀山世界遺産センター」です。

島根県のほぼ中央に位置する大田市(おおだし)大森町にある「石見銀山世界遺産センター」は約400台分の駐車場を完備。山陰本線の大田市駅や仁万駅(にまえき)からもバスが運行しているので公共交通機関でのアクセス環境も整っています。

“石見銀山”とは?

“石見銀山”とは?

写真:KISHI Satoru

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“石見”とは島根県の西部地域の旧国名。その地域にある銀の採掘ができた山という事で、“石見銀山”です。そして、世界遺産に登録されたのは、銀山そのものだけではありません。

“石見銀山遺跡とその文化的景観”とあるように、世界遺産としての“石見銀山”は間歩(まぶ)と呼ばれる採掘のための地下坑道や関わった人たちの暮らした町並み、銀を運搬した街道、銀の積み出しや物資の搬入のための港など広域に亘る計14の構成資産で成り立っています。

ガイダンス棟では、ジオラマで石見銀山遺跡の全体を見る事が出来ます。最初に“石見銀山”の全体像を捉えられるので、非常にオススメです。

スタッフの方による解説も!

スタッフの方による解説も!

写真:KISHI Satoru

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“石見銀山”は室町時代末期の1526年(大永6年)に、博多の貿易商・神谷寿禎(かみや じゅてい、生没年不詳)によって本格的な再開発が始められました。1533年(天文2年)には、鉛を利用した製錬方法、“灰吹法(はいふきほう)”を導入して、銀の産出を急激に増大させました。

また戦国時代には、国内での銀の流通が盛んになると、恩賞や軍資金にも用いられ、戦国大名たちによる“石見銀山”の争奪戦も激しくなっていったのです。因みに「石見銀山世界遺産センター」ではスタッフの方(写真は石橋富士子さん)による解説もあるので是非、利用してみて下さい。

こちらは、展示室の入り口にある戦国時代の銀貨幣“御取納丁銀(おとりおさめちょうぎん)”の5倍拡大銀製レプリカ。実際に触れるので銀の手触りを確かめてみましょう。

模型やレプリカなどを多用した分かりやすい展示

模型やレプリカなどを多用した分かりやすい展示

提供元:島根県観光連盟

http://www.kankou-shimane.com/地図を見る

日本国内が戦国時代に当たる時期、ヨーロッパでは大航海時代を迎えて、東アジアや東南アジア諸国との貿易を行なっていました。その際に用いられたのが、日本の銀でした。当時、邇摩郡(にまぐん)佐摩村(さまむら)にあり、“佐摩銀山”とも呼ばれていた“石見銀山”。その頃の海外の文献では佐摩の読み“サマ”が転じた“ソーマ・プレート”という記載も見られます。

テーマごとに別れた4つの展示室では、ヨーロッパとアジアの交易によって海外にまで知られた“石見銀山”の歴史や鉱山の技術、暮らしなどを模型やレプリカ、地図などを使って分かりやすく紹介しています。

模型やレプリカなどを多用した分かりやすい展示

写真:KISHI Satoru

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“世界的に重要な経済・文化交流を生み出した”、“伝統的技術による銀生産方式を豊富で良好に残す”、“銀の生産から搬出に至る全体像を不足なく明確に示す”といった3つの価値が認められ、世界遺産に登録された“石見銀山”。

江戸時代に初代奉行に就いた大久保長安(おおくぼ ながやす、1545年〜1613年)の名前に因んだ“石見銀山”でも最大級の坑道の一つが“大久保間歩”です。標高310メートルにあり、実際に中に入るにはツアーに申し込んで、ヘルメットや長靴を着用して参加します。しかし、こちらでは“大久保間歩”の一部が実物の大きさで再現され、手軽にその雰囲気を味わえます。

※“大久保間歩”のツアーは3月〜11月の毎週、金曜・土曜・日曜と祝日に開催。

重さ30キログラムの銀塊と“らとちゃん”グッズ!

重さ30キログラムの銀塊と“らとちゃん”グッズ!

写真:KISHI Satoru

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第3展示室では、石見銀山の調査や研究の成果の一端が紹介されています。2009年(平成21年)からは、廃棄される携帯電話などの電化製品などから希少な金属、レアメタルの回収や再利用の状況、一般的に“都市鉱山”と呼ばれる分野に関する展示解説も始まりました。

こちらでは30キログラムの純銀インゴットが展示されています。実際に手に触れて、重さを感じることも可能です。銀、白金、金の現在の相場も表示されているので、価格も考慮しながら、銀の価値を体感してみて下さい。

重さ30キログラムの銀塊と“らとちゃん”グッズ!

写真:KISHI Satoru

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“石見銀山”関連のグッズや資料も販売しているので、お土産やプレゼントに購入してみてはいかがでしょうか。

坑道内の作業のためにサザエの殻に油を入れて明かりを灯した道具、螺灯(らとう)と鉱夫の衣装をモチーフにした島根県大田市の公式マスコットキャラクター“らとちゃん”グッズもオススメです。

島根県大田市大森町「石見銀山世界遺産センター」のまとめ

2017年(平成29年)に世界遺産登録10周年を迎え、新たに様々な活動に取り組む「石見銀山世界遺産センター」。“丁銀づくり体験”やスタッフの方々による鉱山の暮らしの寸劇の上演などもありますので、詳しい情報は下部関連MEMOにあります、公式サイトへのリンクから御確認下さい。

以上、世界遺産“石見銀山”の観光の最初にピッタリのスポット、島根県大田市大森町にある「石見銀山世界遺産センター」の御紹介でした。


掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/26 訪問

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