巨大渦潮や燃えるような夕陽も!感動の渦巻く徳島「鳴門海峡」

巨大渦潮や燃えるような夕陽も!感動の渦巻く徳島「鳴門海峡」

更新日:2017/01/16 18:01

鳴門海峡の渦潮は世界三大潮流の一つに挙げられ、最大級の渦潮が発生するのはよく知られています。ただ、いつも轟音を立てながら地の果てまで切り揉むような大迫力の渦潮が見られるわけではありません。春と秋の大潮の時に最強と呼ばれる巨大渦潮が発生します。渦潮は大鳴門橋の展望室からもご覧になれますが、やはり間近で見られる遊覧船が一番でしょう!大鳴門橋に沈む素晴らしい夕陽と併せてご紹介致します。

巨大渦潮はいつ見られるの?

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巨大渦潮が発生するのは1か月に2度ありますが、満月と新月(月が見えない夜)の日が大潮となります。大潮の日は満ち潮と引き潮の水位差が最も大きくなり、海水の流れが速くなります。鳴門海峡は、春と秋の大潮の頃に潮の流れがおよそ20kmという速度になり、時には最大直径20mにもおよぶ最強と呼ばれる巨大渦潮が発生するわけです。なんとも凄まじい迫力ですね!

巨大渦潮はいつ見られるの?
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鳴門海峡を流れの速い大河のように錯覚を感じる方も多いようですが、無理もないくらいの流れがあります。その渦潮を巻く時間ですが、具体的にいつ行けばいいのでしょうか?また1日に2度、満潮時と干潮時に発生するんですよね。それは何時頃でしょう?関連MEMOに鳴門市うずしお観光協会が出されている潮位表をリンクしましたので、そちらをご確認下さい。

見方は難しくありません。満潮時と干潮時がその日の最大の渦潮になります。そして赤色マークになっている時刻が大潮なのでより大きな渦潮が見られるわけです。行かれる日付の状態を確認されるか、もしくは大潮の日付を選んで訪れる日を設定されるのがベストだと思います。(グレーの潮位時間は小潮ですので、あまりお勧め出来ません)

巨大渦潮はいつ見られるの?
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あの遊覧船、そのまんま渦潮に向かって進んで大丈夫なんだろうか?と心配される方も多いのではないでしょうか?船上にいても近づけば渦潮の飛沫が飛んで来ます。想像もつかないくらいの自然の力を味わえるはず!

最強の渦潮はやはり「わんだーなると観潮船」で見たい!

最強の渦潮はやはり「わんだーなると観潮船」で見たい!
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渦潮が見られるスポットとしては色々な場所があります。
・大鳴門橋の橋桁空間を利用して作られた展望室「徳島県立渦の道」海上45mのガラス床から見下ろせる
・鳴門海峡、波穏やかな瀬戸内海、風光明媚なウチノ海を眺められ途中7つの橋がある「鳴門スカイライン」
・国立公園鳴門の第一駐車場前の渦潮・大鳴門橋展望施設の「エスカヒル鳴門」
・渦の間近で見られ、旅客定員400名の大型観潮船「わんだーなると」もしくは水中観潮船「アクアエディ」の鳴門観光汽船での遊覧
・淡路島福良港から出港の帆船観潮船の「咸臨丸」での遊覧
などなど。

最強の渦潮はやはり「わんだーなると観潮船」で見たい!
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色々なスポットの中からは、やはり渦潮の間近で迫力を体感出来る遊覧船クルーズでしょう。レトロ感タップリの帆船型遊覧船の「咸臨丸」も素敵ですが、人気があってご覧のようにかなりの混雑。私が特にお勧めしたいのは鳴門観光汽船の遊覧船です。

遊覧船の種類は2種類ありますが、大型観潮船の「わんだーなると」は予約不要。別途オプションで1等船室のチケットを購入すれば屋上スペースに上がれ、自由に移動しながら右に左に現れる渦潮を眺める事が出来ます。混み合って移動出来ないと折角の観潮が半分の時間しか見られなくなりますね。

最強の渦潮はやはり「わんだーなると観潮船」で見たい!
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写真のように遊覧船が渦潮の付近に入ると、動力を停止して渦潮の流れに任せるようなサプライズも!
鳴門観光汽船の「わんだーなると」や「アクアエディ」の詳細に関しては関連MEMOのリンク、うずしお観潮船をご覧下さい。アクセス、出航時刻、潮位表など掲載されていますので是非ご参考に!

大鳴門橋と四国山脈を染める夕陽でワンダーランドの旅を締めくくる!

大鳴門橋と四国山脈を染める夕陽でワンダーランドの旅を締めくくる!
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ロウソクに灯る柔らかい炎のような夕陽!とても優しいですよね。海は瀬戸内海特有の穏やかな凪の海!先ほどの荒れ狂うような渦潮とのギャップが激し過ぎ!眺める時間がほんの少しズレると全く別の海岸にいるかのようです。

大鳴門橋と四国山脈を染める夕陽でワンダーランドの旅を締めくくる!
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どうでしょう?壮大な光景でしょう。ここはおすすめのスポット、あまり知られたくないのですが、特別にお教え致しましょう。撮影場所は南あわじ市のホテルニューアワジプラザ淡路島の前にある小さな展望台で、夕陽に照らされ燃えるような大鳴門橋が印象的。鳴門に来ると必ず立ち寄るスポットなのです。

大鳴門橋と四国山脈を染める夕陽でワンダーランドの旅を締めくくる!
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さて陽も四国山脈に落ち、トワイライトの時間帯です!
陽が落ちると、みなさん直ぐに引き揚げられますが、少しお待ち下さい。僅か30分です!そうするとこのように朱色の世界から青色の不思議な世界が現れます。まさに赤から青に変わろうとする素晴らしいグラデーション。せっかくのトワイライトゾーンがもったいないですよ!

鳴門の地形と自然が作り上げたスペクタクル、いかがでしたか?

鳴門の渦潮を観覧するスポットや大鳴門橋に沈む夕陽を眺める為、幾度となく周辺を走り回りながら探し得たのが、ご紹介したスポットです!また本文にあるように刻一刻と時が経つにつれ、表情が激変するのも自然の特徴なんですね。数回訪れ、判ったつもりでいても次に訪れると再発見が色々!そんな素晴らしい自然や旅情を少しでも伝えたい気持ちが沸々と湧いて来る鳴門でした。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/01/10 訪問

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