穂高連峰を独り占め!冬の上高地スノーシュートレッキング

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穂高連峰を独り占め!冬の上高地スノーシュートレッキング

穂高連峰を独り占め!冬の上高地スノーシュートレッキング

更新日:2017/01/13 16:03

島野 佳幸のプロフィール写真 島野 佳幸 京都写真家、フリーライター

上高地は、日本屈指の山岳観光地で、梓川と穂高連峰の眺めが訪れる人の心を惹きつけます。特に河童橋の背景に穂高連峰が映る写真は、上高地を代表する写真になっていて、よく見かけると思います。

そんな人気の高い「上高地」をあたかも独占できる時期があることを知っていますか?
雪に覆われた冬の上高地に、頑張って歩いて行って、運よく天気に恵まれれば、憧れの雪の穂高連峰や焼岳を目の前にすることができますよ。

日本屈指の山岳観光地「上高地」

日本屈指の山岳観光地「上高地」

写真:島野 佳幸

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上高地は、英国人宣教師ウェストンにより1896年(明治29年)に「日本アルプス登山と探検」で、穂高連峰、槍ヶ岳とともに広く世界へ紹介され、日本屈指の山岳観光地として有名になりました。

上高地は、標高約1500mにあり、北アルプスの谷間の梓川周囲にある、大正池から横尾までの前後約10Km、幅最大約1Kmの地域を指しています。観光地であると同時に、北アルプスへの登山ルートにもなっていて、バスの入る4月下旬から11月中旬の時期にはいつも大勢の観光客、ハイキング客、登山客が押し寄せています。

この上高地の冬には、バスで入ることができないため、入り口の釜トンネル(かまトンネル)から「徒歩」で入る必要があります。釜トンネルは長野県道24号上高地公園線上の、国道158号との分岐点に位置します。トンネルのすぐ手前に、冬季には県道の車の通行を通行止めとするためのバリケードが作られます。

釜トンネル入り口までは、近くの中の湯温泉や、ツアー会社が主催する「スノーシュートレッキング」の送迎バスの利用、タクシーで往復の個別契約利用がよいでしょう。

日本屈指の山岳観光地「上高地」

写真:島野 佳幸

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釜トンネルは全長約1.3Km(標高差約100m)の坂道になっていて、真っ暗なトンネルを登りきると上高地側に入ります。トンネル内は照明が消されているためヘッドランプや懐中電灯が必要です。

真冬の大雪の時には、釜トンネルを出た直後から、スノーシューを履いて徒歩の開始です。3月頃の晴れの日であれば、大正池、河童橋あたりまでスノーシューを着けることなく、トレッキングシューズで県道を歩いていくことができます。

冬の上高地の楽しみ!スノーシュートレッキング

冬の上高地の楽しみ!スノーシュートレッキング

写真:島野 佳幸

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雪の中に足を踏み込んだり、すべったりしないように、靴などの下に付ける道具を「スノーシュー」と呼びます。日本古来の道具としては「かんじき」がありますが、「スノーシュー」には着脱がしやすいような工夫がなされています。この「道具」を履いて雪の山道を歩くのがスノーシュートレッキングで、冬の上高地を歩くためには、必須の道具です。スノーシューでは、ポール(ストック)は必需品です。

冬の上高地の楽しみ!スノーシュートレッキング

写真:島野 佳幸

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冬の上高地の楽しみ!スノーシュートレッキング

写真:島野 佳幸

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大正池の対岸に神々しい穂高連峰の姿が!

大正池の対岸に神々しい穂高連峰の姿が!

写真:島野 佳幸

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県道が雪で覆われていないとき、釜トンネルの出口からおよそ1時間で、大正池に近づきます。

大正池は1915年(大正4年)年6月6日に突然あらわれた池です。焼岳が大噴火をおこし、その際に噴出した多量の泥流により梓川がせき止められてできました。水没した林は幻想的な立ち枯れとなり、日本屈指のの景観をもたらしました。現在の大正池は、標高1490m、深さ約4m、周囲約2.4Kmです。

上高地のいたる場所から穂高連峰の姿を眺めることができます、晴れの日に釜トンネルから歩いて進んで行くと、まず大正池の対岸のはるか彼方に、神々しい穂高連峰の姿が目に飛び込んできて、思わず歓声を上げたくなります。

大正池の対岸に神々しい穂高連峰の姿が!

写真:島野 佳幸

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写真は、大正池の対岸と池面に映って見える焼岳です。

河童橋からは圧巻の眺望が!

河童橋からは圧巻の眺望が!

写真:島野 佳幸

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県道が雪で覆われていないとき、大正池から1時間弱で、河童橋に到着します。

河童橋は上高地の中心にあってシンボル的存在ともいえます、上高地バスターミナルから、夏なら徒歩5分ほどの場所にあります。河童橋から梓川越しに眺める穂高連峰、焼岳の景色はあまりにも有名ですが、冬の快晴のときには、その景色をほぼ独り占めできます。この場所にたどり着いた喜びを味わえる瞬間です。

河童橋からは圧巻の眺望が!

写真:島野 佳幸

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写真は、河童橋の上から見える穂高連峰です。

河童橋からは圧巻の眺望が!

写真:島野 佳幸

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写真は、河童橋から見える焼岳です。

厳かな明神付近

厳かな明神付近

写真:島野 佳幸

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河童橋から梓川沿いに、約1時間ほどで明神岳が間近にせまる明神辺りに到着します、釜トンネル出口から河童橋までの約2時間のわりと平坦な道とは異なり、少し山道を歩く必要があります。釜トンネルから河童橋までスノーシューを履かない場合でも、スノーシューが必要な道です。

明神館横の「穂高奥宮参道」の標識のある場所の眼前に明神岳がそびえています、ここから穂高神社奥宮の神域です。標高2931mの明神岳は、「穂高大明神が鎮座する山々」という意味で、穂高連峰全体をさす言葉として使われていました、「上高地」とは現在の明神を指しての言葉とも言われています。

夏でも河童橋の混雑に比べて静かな明神辺りは、冬にはさらに厳かな雰囲気に包まれています。

厳かな明神付近

写真:島野 佳幸

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冬の上高地での注意事項

冬の上高地は、冬山です。それなりの装備と、経験が必要なエリアです。個人で行くなら冬山経験者に付き添ってもらうのがおすすめです。知り合いに経験者がいない場合、ガイド付きのツアーにすると良いでしょう。

服は手袋、帽子も含めて防寒着が必要です、靴は雪に覆われていない道を歩くとき用に、歩きなれた防水のトレッキングシューズが良いです。スノーシューをレンタルする場合、スノーシュー用の靴を借りて、履き替えが必要となります。

運よく、天気に恵まれたときの「冬の上高地」に一歩踏み入ることができれば、そこは日常からは考えもつかない「別世界」になります、準備を周到にして、一度は訪れてみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/03/12 訪問

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