激安!バンコクのホテル「ホープランドエクゼクティブレジデンス」は2000円以下

激安!バンコクのホテル「ホープランドエクゼクティブレジデンス」は2000円以下

更新日:2018/09/24 16:07

吉田 彩緒莉のプロフィール写真 吉田 彩緒莉 タイホテル専門家、海外旅行ライター、海外旅行媒体ディレクター
世界には日本企業が経営する日本人向けのホテルが稀に存在します。丁寧な日本語の解説書、日本人スタッフ常駐、公式サイトは英語と日本語のみと言う徹底ぶりから、バンコクの「ホープランドエクゼクティブレジデンス」もその1つだと思っていました…。ところがどっこいオーナーはインド人!一部屋4000円という激安価格も手伝い期待せずに泊まった人も多数いますが、笑顔でチェックアウトできるコスパの高いホテルなんですよ!

1泊1人2000円のホテルって…?シャンデリアがゴージャスなエントランスに思わずほっ…。

1泊1人2000円のホテルって…?シャンデリアがゴージャスなエントランスに思わずほっ…。

写真:吉田 彩緒莉

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バンコクはホテルが安く世界の五つ星ブランドホテルが日本の半額から3分の1で宿泊できます。とはいえさすがに1泊1部屋4000円以下になってくると「何か不備があるんじゃないか?」「場末感半端ないんじゃないか?」などと、不安になるのが正直な所。ホープランドエクゼクティブレジデンスもその一つです。

プラカノンと言う下町エリアにあるとはいえ、同じくプラカノン駅にある他のホテルはもう少し値段がアップ。税サ込だと6000円以上はします。一部屋4000円だと二人で泊まると2000円ですよ。しかも高架鉄道BTSプラカノン駅まで徒歩5分かかりません。
うーん、妖しい。でもエントランスを通れば、その不安は「ぱあっ」と晴れます。

シャンデリアがきらめく白亜のロビー…あら素敵じゃないですか?

1泊1人2000円のホテルって…?シャンデリアがゴージャスなエントランスに思わずほっ…。

写真:吉田 彩緒莉

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フロントもシャープで素敵。黒を基調にしたシックなユニフォームのスタッフの皆さんは、揃いも揃って皆さんとても親切です。エレベーターの場所を間違えればすっ飛んできてくれる、タクシーの運転手への行き先の教え方は一流ホテル並。この値段で人件費はどうなっているのか余計なお世話かもしれませんが思わず考えてしまいます。

ちなみに午前中には日本人スタッフも常駐。他の国のスタッフはいないので、この時点で「超日本人えこひいきホテル」と思わざるを得ません。フロントにも、エレベーターにもホテル内の解説、ランドリーの使い方など全て日本語で書いてあるのも衝撃的!英語の表示はどこにあるのかな?中国語や韓国語表記もないなんて…他の国の人たちはどうしているんだろう?思わず他の国の旅行者が心配になるほど日本語だらけです。

ちなみに併設されているレストランは日本の定食屋「うま食堂」のみ。どこまで日本人向けなんでしょうか?ここなら英語やタイ語が話せなくてもスムーズに日本語だけで過ごせそうですね!

この値段でバスタブあり!40平米あるデラックスルームは広くておしゃれ!

この値段でバスタブあり!40平米あるデラックスルームは広くておしゃれ!

写真:吉田 彩緒莉

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写真の客室はデラックスルーム。スーペリアよりワンランク上の客室です。年末のピーク時に税・サ込4000円(朝食付)という破格の値段を出していたのも驚きです。
座り心地の良い大きなソファー、柔らかすぎないしっかりとしたスプリングのベッド、何気にベッド周りの細工もシルバーでおしゃれじゃないですか!

バスルームはバスタブとシャワーブースが分かれたタイプ。地味な造りですが一流ホテル仕様です。ちなみにこの値段でバスタブのあるホテルはほぼ皆無。見つけた方は教えて頂きたいくらいです!
歯ブラシが置いてあったのもポイント高し。海外では歯ブラシが置いてあるホテルは意外と少ないですよね。格安ホテルならなおさらです。

この値段でバスタブあり!40平米あるデラックスルームは広くておしゃれ!

写真:吉田 彩緒莉

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ホープランドエグゼクティブレジデンスはこの価格の安さから日本人サラリーマンの出張でも使われていて、暑い季節に見ると可哀想にすら思えるスーツ姿の彼らを見かける事もあります。この安さなら出張させる方も便利だろうなあ、などと考えてしまいますが、そんな彼らが何よりもありがたいと語っているのはコレ!大きな冷蔵庫と電子レンジ。

ちょっとしたテーブルもベッドエリアとは別エリアに置かれているので、仕事から帰ってきてここでささっと食べる事も可能です。我ら旅行者は屋台で買ってきたものを電子レンジでチンして、キンキンに冷やしたビールと共に頂けます!お皿も奥の棚に数枚用意されているので安心です。

日焼けの心配はナシ!リゾート気分で寛げるプールも!

日焼けの心配はナシ!リゾート気分で寛げるプールも!

写真:吉田 彩緒莉

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窓辺にはちょっとしたバルコニーが付いていて、ホテルの建物の全体が見渡せます。リゾート気分の味わえるプールは取り囲む建物のおかげで日が当たらず、日焼けを嫌う方も存分に寛げそう。日焼けしたい人はちょっと残念ですね。
ちなみにフィットネスやサウナも完備しているんですよ!この値段では考えられません。

こんなに食べていいの?朝食の種類が豊富すぎる!

こんなに食べていいの?朝食の種類が豊富すぎる!

写真:吉田 彩緒莉

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朝食は朝食専用のレストランでいただきます。
他のホテルもそうですが、客人がどんな方々なのか朝食の場で判明する事も多いですよね?英語と日本語しかない公式サイトから、さぞや日本人が多いのだろうと思っていたら意外や意外。中国人3分の1、日本人6分の1、タイ人3分の1、欧米人それ以外…といった感じです。日本語と英語以外の貼り紙や説明書も用意してあげればいいのに…と、考えてしまうほど国際色豊か。

レストランは広々として清潔感があり、フロアのスタッフはいつも笑顔。補充も常に行ってくれます。きびきびと動く姿は某一流ホテルの使えない朝食レストランスタッフに見習わせたいほど。おまけにとても親切なんですよー!

朝食はビュッフェ形式で意外な事に種類が豊富!タイ料理、お粥、みそ汁、白いご飯、洋食、点心、パンケーキ、ローストした巨大肉、エッグスタンドの卵料理、手の込んだパンプキンスープ他、「えっ?こんなに食べていいの?」と遠慮してしまうほどカウンターに並べられています。特にタイ料理の種類の豊富さは秀逸。タイ料理が好きでタイに来た方は大満足だと思います。

写真奥はエッグスタンド兼麺スタンド。無愛想で恐いおばちゃんが(笑)タイの麺料理を作ってくれます。人手不足か全部一人で作っているので仕方がありません。ここは、激安宿泊費に免じて彼女の態度は許しましょう。

こんなに食べていいの?朝食の種類が豊富すぎる!

写真:吉田 彩緒莉

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おばちゃんは、怒っているような顔をしながらも麺もクイティアオ(米麺)の太麺・細麺、バミー(卵麺)と数種から選ばせてくれます。この値段ならありがたくて涙が出ませんか?味はおばちゃんの態度とは正反対の、優しい味。きっと本当は心の優しい方に違いありません。

こんなに食べていいの?朝食の種類が豊富すぎる!

写真:吉田 彩緒莉

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目玉焼きだってハート型です!これも恐いおばちゃんが焼いてくれるんですよ。しつこいようですがきっとハートフルな方に違いありません。

窓辺で過ごせばリゾート感も…

窓辺で過ごせばリゾート感も…

写真:吉田 彩緒莉

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バンコクのセントラルワールドに位置する五つ星ホテル「センターラ グランド アット セントラルワールド」やバンコク一の高層ホテル「バイヨークスカイ」も朝食時には中国人団体客が列を押しのけ、ビュッフェ会場は殺伐とした雰囲気になります。でもこのホテルをあえてチョイスする中国の旅行者は個人や家族旅行者が多く、普通に食事が楽しめる人たち。そうです!ホテルの客層は値段では決まりません!個人でコスパの良いホテルを選べる人は、常識のある人も多いのです。

とはいえ、一流ホテルのダイニングのように優雅な雰囲気ではありません。まあ、この値段ですからね。そんな時は窓際の席を取りましょう。

見てください…リゾートホテルにいるみたいでしょう?窓の外にはプールと中庭。これなら食後もまったりと過ごせます。

激安でも快適!ホープランドエグゼクティブレジデンスはコスパ最高の優秀ホテルだった!

一部屋たった4000円でも、ここまでやってくれるホテルがバンコクにある。そう思うとホテル探しの選択肢が広がりませんか?
ホープランドエグゼクティブレジデンスのある高架鉄道BTSプラカノン駅は、一見遠く感じますが、隣の駅はおしゃれバーやレストランが連なるエカマイ・トンローエリア。とても便利です。BTSを使えばアソークエリアやサイアムエリアもあっという間。

更にスワンナプーム空港へのアクセスも良く渋滞しなければ高速道路を使わなくても20分程度なのです。

またプラカノンエリアはまだローカルな雰囲気が漂い散策も楽しい!プラカノン市場やローカル価格のタイマッサージ店、ネイルサロン、屋台街など魅力いっぱい。本当のタイの魅力が感じられるエリアですよ!

英語もタイ語もできない、予算がちょと少ない。でもバンコクを満喫したい!そんな多くの旅行者の強い味方がホープランドエグゼクティブレジデンスです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/26−2016/12/27 訪問

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