広島県を代表するご当地グルメと言えば、お好み焼。広島のお好み焼文化は、半世紀以上。各店ごとにソースの濃さや辛さ、生地の焼き上がり具合など独自の味を追求しています。
甘辛いソースの香りが食欲を刺激するお好み焼。広島のお好み焼は、たっぷりのキャベツやもやしに麺を合わせるヘルシーグルメ。何種類もの香辛料と野菜や果物から作られるソースも栄養満点なんです。戦後の栄養不足を補うために工夫され、今の広島お好み焼になった歴史があります。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る広島県内には、約1,700店舗ものお好み焼店があると言われています。これだけ多いとどこで食べようか迷ってしまう。そんな広島のお好み焼初めてさんは、広島駅ビルASSE(アッセ)2階フロアへ。ワンフロアにお好み焼7店舗が集まるお好み焼ストリートがあるんです。
駅ビルだからアクセスも良好!!広島に到着したらまずお好み焼。お帰り間際にもお好み焼なんてことも叶います。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る駅ビルだからといって新しいお店ばかりではありません。創業昭和32年という老舗の「麗ちゃん」も。いつも行列の絶えない人気店です。お好み焼店のお客さんの回転率は非常によいので、行列ができていてもあまり待たずに順番がまわってくるのもうれしい。
まずは人気店で味わうのもひとつですが、お好み焼店が並ぶ通りを端から歩いて、お店から漂うソースの香りと焼き手さんの活気を目で見て、「ここだっ!!」ってお店を選びましょう。麺の太さや焼き上がりのパリッと感、ふわっと感などで味が変わります。複数の店舗が集結してるから、まずは1枚食べて、お店を変えてもう1枚なんて利用もできます。
広島のお好み焼は、具と生地を混ぜて焼く関西風とは異なり、薄い生地の上に食材を重ねて焼き上げるミルフィーユ構造。大きな鉄板の上で焼き上がっていく様子は、さながらパフォーマンスショー!!迷わずカウンター席を確保しましょう!!
重ね焼きの基本構造は、(1)生地 (2)かつおぶし (3)キャベツ (4)天かす (5)もやし(6)豚バラ (7)中華そば (8)たまご (9)ソース (10)青のり。これだけの食材が目の前で重ね焼きされます。焼き手さんの手際の良さは圧巻です。
そして、カウンター席では、焼き上がりまでのワクワク感も醍醐味のひとつ。
この「焼き」を目の前で見るのも広島のお好み焼文化を体験する貴重なひとコマです。作り方が学べて勉強になるなぁ〜なんて思うけど、そんなに簡単にはマネできないプロの技です。
焼き上がったお好み焼が目の前に置かれたら、ヘラを上手に使っていただきましょう。ふぅ〜ふぅ〜しながら熱々をほおばれば幸せ気分♪
広島のお好み焼の定番メニューは、肉玉そば。重ね焼きの基本構造で紹介した具材が入っています。最初の1枚は、基本の肉玉そばを注文してほしい。地元のソウルフードとして半世紀以上愛され続けている定番中の定番メニューだからです。価格も1枚600円〜800円程とお安いのもうれしい。
でも、お好み焼というからには定番メニューにお好みの具材を合わせたいもの。何をトッピングするか迷ったら、「スペシャル」がおすすめです。スペシャルとは、各店舗があらかじめお店のお好み焼に合うトッピングを組み合わせたスペシャルなメニューのことです。広島お好み焼の特徴でもある麺は、中華そばが定番ですが、うどんを選ぶこともできます。
独自の味を日々追求して愛情いっぱいの1枚を提供してくれる広島のお好み焼。広島へ訪れた際は、ぜひ本場の味を楽しんでほしい。お店が多くてどこへ行ってよいか迷ってしまう時や広島駅の近くで新幹線へ乗車前にサクッと立ち寄りたい時などは、ぜひ駅ビルASSEのお好み焼ストリートへ寄ってみてください。
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(2024/9/12更新)
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