雪深い地の縁起の湯!長岡・蓬平温泉と高龍神社

雪深い地の縁起の湯!長岡・蓬平温泉と高龍神社

更新日:2017/01/24 11:10

八岳木 流泉のプロフィール写真 八岳木 流泉 温泉ライター
新潟県は長岡市。山あいに湧く「蓬平(よもぎひら)温泉」は、古く「縁起の湯」として評判を得てきました。その理由は、町に鎮座する「高龍(こうりゅう)神社」にあり。参拝をして、湯に浸かり、効能と縁起を授かりましょう。

町全体が荘厳に

町全体が荘厳に

写真:八岳木 流泉

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新潟県中部の長岡市。平成の大合併を経て、日本海側から内陸部まで、実に広い面積を誇る都市です。都市とは言っても、栄えているのは主に長岡市街地で、山あいや海側の町村には、ひなびた風情が残っています。

一軒の日帰り施設や銭湯風の温泉が多い長岡市にあって、「蓬平温泉」は由緒正しい温泉郷。明治2年に旅館が開業。その後、平成16年の中越地震で甚大な被害を受けましたが、現在では3軒の和風宿が建っています。

車で向かう際には、関越自動車道の「長岡」インター、もしくは「長岡南越路」スマートインターチェンジを利用し、国道・県道経由です。公共交通機関の場合は、JR「長岡」駅東口から越後交通のバス、高龍神社(蓬平)線が出ています。

蓬平温泉へつながる県道入口には、高龍神社の鳥居が立っています。ここから先、温泉郷を含めた全てのものは荘厳に、静かな空気で満ちています。

町全体が荘厳に

写真:八岳木 流泉

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高龍神社は昔から商売繁盛の良縁起があると信仰されてきました。神社の麓には土産物店も複数あり、小さな寺社町の雰囲気です。

圧倒されるのは、拝殿までの階段参道。道幅が狭く、段数は実に118段。雪深い地で冬季はシンシンと雪が降っていますので、くれぐれも足元に注意してください。

小さく落ち着いた高龍神社

小さく落ち着いた高龍神社

写真:八岳木 流泉

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高龍神社の社は木造の小さなもの。参拝客が押し寄せるというほどでもないため、ゆっくりとお参りできます。

冬の時期はとりわけ綺麗。屋根に積もった真白な雪が、周囲の静けさをひと際アピールしています。

小さく落ち着いた高龍神社

写真:八岳木 流泉

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階段の途中から眼下を望むと、温泉のマークも見えています。まさに神社のお膝元に湧く温泉という感じです。

気軽に日帰り入浴を

気軽に日帰り入浴を

写真:八岳木 流泉

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古くから"長岡の奥座敷"と称されてきた蓬平温泉には、和泉屋、よもやま館、福引屋という3軒の旅館があります。それらの宿では気軽な日帰り入浴も可能です。泉質は単純硫黄冷鉱泉やナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉などいくつかあり、入り分けてみるのも楽しそうですね。

なかでも幅広く日帰り入浴を受け付けているのは、大きな構えの「和泉屋」です。

気軽に日帰り入浴を

写真:八岳木 流泉

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浴室は男女別で「風の湯」「月の湯」「星の湯」に分かれています。その他、貸切風呂やサウナなども備わっています。近年リニューアルしたため、非常に綺麗な雰囲気です。

日帰り利用は午前11時から午後8時まで。土日祝日の午後3時から6時までは受け付けていません。大人ひとり1000円、子ども500円。ハンドタオル付きなので、手ぶらでも大丈夫です。

雪見露天でイイ気分

雪見露天でイイ気分

写真:八岳木 流泉

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和泉屋の泉質は単純硫黄冷鉱泉。加温循環での利用です。お湯には少しトロみがあって、硫化水素の匂いも残存。非常に気持ちの良い感触です。

雪見露天でイイ気分

写真:八岳木 流泉

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雪を見ながらぼんやり露天に浸かっていると、次第に体がポカポカしてきます。幻想的な雪見風呂を楽しむならば、蓬平温泉は外せませんね。

縁起の神社と良泉と

商売繁盛の高龍神社を仰ぐ蓬平の温泉は、長く「縁起の湯」として知られてきました。高龍神社で運を授かり、蓬平でゆっくり過ごす。そんな旅に出るのは今です!

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