写真:万葉 りえ
地図を見る日本の靴製造の歴史が始まった街、神戸。その伝統は現在も受け継がれおり、いくつもの靴メーカーが神戸から全国へと出荷しています。そして、オリジナルカバンの製造販売を行っている処も多く、街を歩けばおしゃれな店をいくつも見つけることができるでしょう。この商店街にもそんな「made in KOBE」のお店が並びます。
まずご紹介する「STUDIO KIICHI」は、この元町で生まれたブランド。オーナー兼デザイナーの片山氏は創業から100年を超える靴店のご出身で、店内には質感や手触りが異なる様々な革製品が並びます。
写真:万葉 りえ
地図を見る選ばれた上質な革が使われているというのもここをお勧めしたいポイントです。国内の革の産地としてトップシェアを誇っているのが姫路市を中心とする地域。神戸からも近く、それぞれの革が持つ特色が製品作りに活かされているのです。
店の奥は工房になっているのですが、実はこちらは神戸を舞台にした朝ドラ「べっぴんさん」に協力し、靴製造の撮影に使われたのと同じ型のミシンが置かれています。同じく撮影に使われた靴の箱も壁のレイアウトの中にさりげなく飾られています。デザインはシンプルでいながら、使いやすい工夫が重ねられた商品の数々。長く愛せるものを探しにお店のドアを開けてみませんか。
写真:万葉 りえ
地図を見る店頭に神戸の絵葉書がずらりと並んでいる店。それが次にご紹介する福芳(ふくよし)商店です。こちらも明治時代から続く老舗文具店で、神戸にちなんだ商品にも力を入れています。棚一面に色とりどりのマスキングテープも並ぶこのお店。常時500種類以上が店内にあるというのも驚きです。
その中で一番お勧めしたいのがこれ!オリジナルの神戸マスキングテープです。福芳商店と人気イラストレーターの有村綾さんとのコラボ商品で、港や北野の異人館街などが超キュート!お土産としても喜ばれて人気が途切れず、第二弾も登場です!
写真:万葉 りえ
地図を見るさらに、ご覧のように、幅広い年代に便利なクリアファイルやノートなども神戸柄をご用意。神戸のいろいろな風景が揃っています。お気に入りの場所を選んで、仕事中や勉強中にほっと和んでくださいね。
写真:万葉 りえ
地図を見る神戸牛と並んで神戸の味ともいえる神戸スイーツ。お勧めしたいケーキ店が何軒もあるこの街で、まずご紹介したいのが1946年創業の「元町ケーキ」です。商店街から少し海側にあり、変わらぬ味に親子3代4代にわたってファンという家庭が多いのです。
ご覧いただいている「ざくろ」は誕生してから半世紀近く経つというのに、今も神戸っ子が愛してやまないケーキ。休日は一日に1000個以上も売れるというのも食べてみれば納得できるはず!しかも、嬉しいお手頃価格!
写真:万葉 りえ
地図を見る元町ケーキからも近いハーバーランドのモザイクには、建物の上に赤い帽子をかぶったような白い楼閣があります。この望楼は、神戸港に入ってくる貨物船の入港監視台で大正3年に建造されたもの。同じくハーバーランドには東洋一と讃えられた信号所も移築されています。(モザイクについては、下記MEMO「LINEトラベルjp 旅行ガイド」の記事をどうぞ)
ですからお店のクッキーは、そんな港の歴史を感じさせる可愛いパッケージ。こんなお土産をもらったら嬉しいはず。チーズ風味も抹茶風味もお勧めです。
写真:万葉 りえ
地図を見る次は少し違ったチーズケーキをご紹介しましょう。チーズケーキというとスフレタイプやレアタイプを思い浮かべると思いますが、「観音屋」のチーズケーキはどちらでもありません。なんと、熱々がおいしいケーキなのです。
ふんわりしたスポンジケーキの上には純正のデンマーク産生チーズ。チーズがとろりととけた状態で提供されるのです。ケーキ激戦区の神戸にはたくさんの店がありますが、こちらのチーズケーキは他にはないもの。ぜひスポンジとチーズのバランスを楽しんでください。
写真:万葉 りえ
地図を見る明治維新後、居留地の外国人に向けた高級なものしかなかった洋菓子を明治30年に日本人に向けて販売した神戸レ雌ー。本店があるのは神戸元町商店街で、今に続く神戸スイーツの始まりといわれています。
ここは、日本で最初にカフェを作りコーヒーを提供した放香堂とともに現在の歴史の教科書にも掲載されています。本店の近くにはミュージアム(無料・下記MEMO参照)もあるので、時代を乗り越えてきた神戸スイーツの歴史もたどってみませんか。
写真:万葉 りえ
地図を見るさらに、日本の洋菓子の元祖ともいうべき瓦せんべいを製造販売している亀井堂総本店があるのも神戸元町商店街です。こちらは「ブラタモリ」でも紹介された店。
番組の最後では、なんとタモリ氏がモデルの特製焼き印まで登場!瓦せんべいの特製は「ブラタモリ」だけではありません。こちらではオリジナル瓦せんべいのオーダーも承っています。
写真:万葉 りえ
地図を見る神戸が「ファッション都市」宣言をしたのはなんと1973年のこと。外国人居留地の洋風文化が市民に溶け込んだ街・神戸。そこから生まれたハイセンスでエキゾチックな神戸の文化は、服だけでなく、靴や家具、菓子など神戸ならではの様々な産業になっていきました。
そして新しく生まれたのが、オリジナルの「神戸タータン」です。きっと、神戸の街のあちこちで青いタータンチェックのバナーを目にすることでしょう。
写真:万葉 りえ
地図を見るヨーロッパ航路の玄関口としても栄えた神戸港。青はもちろん海の色。そして町の情熱を表す赤と六甲の山並みの緑をメインカラーに、ゆかりのあるスコットランド伝統の格子柄で表現した神戸タータン。
この柄は神戸タータン協議会参加企業しか使えないのですが、文具類だけでなくネクタイやハンカチなど様々な製品になっています。ご紹介した亀井堂総本店や神戸レ雌ーからもこのタータンを使ってラッピングした菓子が出されています。お土産にも最適で、空き缶になっても何かに使いたくなる上品さと可愛さです。
写真:万葉 りえ
地図を見るさらに、初めに紹介したSTUDIO KIICHIでも、ご覧のように神戸タータンのオリジナル製品が作られています。
他にも、神戸タータン柄マグカップなどが元町商店街の珈琲店から出されています。神戸以外では買えません。ぜひ、忘れずにチェックしてくださいね。
お伝えしたように日本の靴の歴史が始まった神戸だからこそ、上質なものからカジュアルなものまで様々な靴店やカバン店があるのもこの商店街ならでは!オリジナル商品はもちろんですが、サンプル用に作った商品が店頭に出されるときは大変お得です。誰も持っていないものに出会えるかもしれません。
また、日本人初のテーラーとして明治天皇や伊藤博文の服を仕立てたという「柴田音吉洋服店」があるのも神戸元町商店街です。現在も著名人の注文を受けてお誂え紳士服の伝統が継承されています。さらにこの商店街は、他にはない専門店が多いという特色も持っています。神戸洋家具をはじめとして、どんなものに出会えるか。
開港から150年。今も古いものを守りながら新しくなっていくこの通り。ショップガイドやスイーツマップなど街歩きをさらに便利にするパンフレットも用意されています。ぜひ歩いてみてくださいね。
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(2024/4/19更新)
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