怠け者はいねが〜!いつでもなまはげに会える「男鹿真山伝承館」

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怠け者はいねが〜!いつでもなまはげに会える「男鹿真山伝承館」

怠け者はいねが〜!いつでもなまはげに会える「男鹿真山伝承館」

更新日:2017/01/26 15:00

小笠原 隆のプロフィール写真 小笠原 隆 トラベルライター、キャンプ評論家、作家、海釣りアドバイザー

秋田県男鹿半島に残る「なまはげ伝説」は、毎年大みそかに行われる伝承の行事。悪事を戒め、長寿、健康、豊作を願う男鹿半島全域で行われる祭りで、昭和53年に国重要無形文化財に指定されています。

「怠け者はいねが〜、泣く子はいねが〜」と鬼の扮装をして一軒一軒を歩きまわる「なまはげ」に会いに、年中無休のなまはげ館・なまはげ伝承館に行きましょう。ここに行けば、大みそかでなくともなまはげの迫力を体感できます。

「うお〜!」という咆哮に見ている大の男も心臓を鷲掴みされたよう

「うお〜!」という咆哮に見ている大の男も心臓を鷲掴みされたよう

写真:小笠原 隆

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秋田県の男鹿半島真山地区には、国の無形重要文化財に指定された「なまはげ」を展示してある「なまはげ館」と、寸劇でなまはげ伝承を語ってくれる「男鹿真山伝承館」があり、年中無休でオープンして観光客を迎えてくれています。

「うお〜」と大声で咆哮し「わりごはいねが〜(悪い児はいねえか〜)」「なまげものはいねが〜(怠け者はいねえか〜)」と、雨戸をドンドンと叩いて家の中に入ってくるなまはげ。そして悪い児や怠け者を探し回ります。小さな子供たちは怖がり、親にしがみついて泣き声を上げ震え上がるのです。

語り部の訥々とした語りが「なまはげ」の世界へと導く!不思議な雰囲気の「男鹿真山伝承館」

語り部の訥々とした語りが「なまはげ」の世界へと導く!不思議な雰囲気の「男鹿真山伝承館」

写真:小笠原 隆

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一般の民家を模した「男鹿真山伝承館」の中は一種異様な雰囲気が醸し出されています。周囲を雨戸で閉ざした中に昔ながらの電灯が燈り、部屋の中央には自在鍵が下がった囲炉裏が切ってあります。その中で語り部が「なまはげ」について語り始めるのです。

やがて大きな音で雨戸が叩かれなまはげが家に入ってよいか聞いてきます。これは病などで寝ている人がいる家には入らないという不文律があると言われているからです。

語り部の訥々とした語りが「なまはげ」の世界へと導く!不思議な雰囲気の「男鹿真山伝承館」

写真:小笠原 隆

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大声を上げて入ってきたなまはげは怠け者を探し、悪い児を探して家の中を吠えながら歩き回ります。「うちにはそんな悪い児はいません」と家の主人が盛んに言い訳をしますが「なまはげ台帳」を持ったなまはげは、「いや、この台帳によるとまだ宿題をしていない子がいるはずだ。すぐに連れて来い」などと暴れまわるのです。

語り部の訥々とした語りが「なまはげ」の世界へと導く!不思議な雰囲気の「男鹿真山伝承館」

写真:小笠原 隆

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家の主人は「そんなことはない、うちの子はもうとっくに宿題は終わっている。家の手伝いもよくやっている」などと子供を必死にかばいます。そしてそれぞれのなまはげにお膳を出します。お膳の上には所狭しと酒肴が盛られてあり、もてなしを尽くしてやっとの事で、なまはげに引き取ってもらうのです。

子に対する親の愛、そして怠け心を戒める、古くから伝わる教訓

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写真:小笠原 隆

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寒い時期に動かないでいつまでも火のそばで温まってばかりいるとできる「火ダコ」を秋田地方では「ナモミ」と言います。この「ナモミ」を剥しに来るのが「ナモミハギ」だと言われ、それがなまって「なまはげ」と言われるようになったと伝えられています。

そして鬼の面を付けてはいますが、家内安全、五穀豊穣を祈ってくれるありがたい神の使いとして伝承されているのです。

圧巻!!100体以上の「なまはげ」が集合する「なまはげ館」

圧巻!!100体以上の「なまはげ」が集合する「なまはげ館」

写真:小笠原 隆

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「伝承館」に隣接して、なまはげの全てがわかる「なまはげ館」があります。内部には男鹿半島に点在している?なまはげが一堂に会しており、その迫力は一言では言い尽くせないものがあります。そして伝承館で見た寸劇のような、実際の祭の様子の実写が上映されており、泣き叫び逃げ惑う子供の様子などが見事に映し出されています。

楽しいのは、希望者がなまはげに扮することができることです。そしてなまは」の衣装を作成することもできるのです。どうぞ1日かけて秋田県男鹿半島のなまはげを堪能して下さい。

旅の土産は「なまはげ館」で

「なまはげ館」を見て回るといろいろな土産物を売っています。中でも赤鬼、青鬼が右手に持った包丁を振り上げている高さ5cmほどの可愛らしい人形があります。少しも怖くないこの人形は、眺めているだけでとても微笑ましい気持にさせてくれます。

是非、土産にして自宅に飾ってください。楽しかった男鹿半島への旅を思い出し、また訪れたいと思うことでしょう。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/17 訪問

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