貴重な登録有形文化財のゲストハウス 金沢「あかつき屋」の温かいおもてなし

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貴重な登録有形文化財のゲストハウス 金沢「あかつき屋」の温かいおもてなし

貴重な登録有形文化財のゲストハウス 金沢「あかつき屋」の温かいおもてなし

更新日:2017/01/31 15:33

Mayumi Tのプロフィール写真 Mayumi T 金沢出身の歴史探索家、B級グルメマニア、北陸の旅先案内人

北陸新幹線開業後、金沢市内では観光客の数が急激に増え、それとともに宿泊施設も少しずつ増加、既存の施設のリノベーションなどもさかんに行われています。また、古くからある町家をリノベーションした店舗やカフェ、宿泊施設がとても増えてきています。ここでは、町家をリノベーションし、国の有形文化財に登録された情緒あふれる佇まいのゲストハウス「あかつき屋」をご紹介します。

日本情緒あふれる建築

日本情緒あふれる建築

写真:Mayumi T

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ゲストハウス「あかつき屋」は、JR金沢駅兼六園口(東口)のバス乗り場からバスで約15分程。「横山町」バス停で降り、徒歩約1分程で到着します。「ふらっとバス」(材木ルート・料金100円)の場合、バス停「武蔵ケ辻・近江町市場」から乗車、バス停「小将町(こしょうまち)」で下車し、徒歩約4分程です。

金沢城公園や兼六園からも程近く、アクセスも便利な場所に位置しています。

日本情緒あふれる建築

写真:Mayumi T

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この建物の保存状態はとても良好で、昭和初期の金沢の人々の生活様式が建物自体からも伝わることが、高く評価されています。

築85年の町家は、独特の格子戸などからも長い歴史を感じられる佇まいとなっており、平成24年に北陸のゲストハウスとしては初めて、国の登録有形文化財に指定されています。

日本情緒あふれる建築

提供元:あかつき屋

http://www.akatsukiya.jp/地図を見る

昭和初期に建てられたこの建物は木造2階建てで、切り妻造り、桟瓦葺き、1階の正面や2階には出格子があり、建物自体の背丈が高いといった特長があります。

四季折々の季節が感じられる空間

四季折々の季節が感じられる空間

写真:Mayumi T

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玄関先の円窓や、玄関から「上がりの間」へと続く「上がり框(あがりがまち・あがりかまち)」、一枚板の腰板など、各所において創意に富んだ意匠が施されており、美的にも優れた日本家屋ならではのデザインを備えています。

四季折々の季節が感じられる空間

写真:Mayumi T

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新しい年が明けてまもなくの日。玄関内や「上がりの間」には、若松、ぼけ、千両を配したお正花(しょうか)と万年青(おもと)が飾られています。また、干支の酉を描いた飾り皿や金沢ならではの紅白の鏡餅も。

このようにその季節にふさわしい趣きで、国内外のお客様をおもてなししています。日頃から慌ただしい現代人にとっていつの間にか忘れられている、人々をもてなす「おもてなしの心」が現れている空間となっているのです。

現代の日本においても案外と忘れられてしまう玄関先の光景。こんなさりげないおもてなしの気持ちがうれしいですね。

四季折々の季節が感じられる空間

提供元:あかつき屋

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「ゲストハウス」というと、海外からの若い年齢層のバックパッカーが多く宿泊している宿泊施設…というイメージがある人も多いかもしれませんね。

勿論「あかつき屋」は、若い年齢層の人にも人気なのですが、このような落ち着きのある佇まいからも、比較的、年齢層の高い人々からもとても支持されていて、例えば北陸などで開催される学会への出席や出張など、仕事関連でご宿泊の方、また親子二世代や三世代などのご家族連れが多く宿泊されるということからも、幅広い年齢層の人から支持されていることがわかります。

2階には趣きの異なった三つの部屋

2階には趣きの異なった三つの部屋

写真:Mayumi T

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重厚感のある階段をのぼってたどり着くのは、2階にあるそれぞれ趣きの異なった三つの部屋。

「あかつき屋」には、ゲストハウスによくある「ドミトリー(相部屋)」というのはなく、プライバシーが程よく保たれた個室のみとなっていて、このような配慮も若い年齢の方々の他、様々な年齢層に支持の多い理由の一つなのかもしれませんね。

写真は「兼六の間」。やわらかな日差しがさし込む中、さりげなく置かれた鏡台や掛け軸などに歴史が感じられます。

2階には趣きの異なった三つの部屋

写真:Mayumi T

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こちらは「卯辰の間」。こちらも畳が敷かれた落ち着いた空間で、和風の温かな灯りがしっとりとした趣きを醸しだしている空間となっています。

2階には趣きの異なった三つの部屋

写真:Mayumi T

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ここは「あかつきの間」。前述の二部屋と同じく、日本家屋ならではの畳がほどこされており、出書院や網代天井と地袋などの建築様式にはとても趣きがあります。

※出書院…でしょいん。書院の一種で、床の間の脇の縁側に張り出した棚(机)の部分。下側に地袋があり前面に明かり障子を立てたもの。

所々に、金沢独特の町家の風情が!

所々に、金沢独特の町家の風情が!

写真:Mayumi T

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1階から階段をあがり、2階にたどり着いたところですが、程よく使い込まれた畳の敷かれた部屋、格子戸、そしてもうすぐ夕方にさしかかる時間帯に、窓からほんのりとこぼれてくる西日…。

このさりげないわずかな空間にも、昭和初期の金沢の町家で流れたであろう長い年月をうかがうことができます。

所々に、金沢独特の町家の風情が!

写真:Mayumi T

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現代の日本の家屋や家具、生活道具というと、洋風に欧風、そしてアジア風など様々な建築様式の建物や道具などがありますが、「あかつき屋」での滞在は、昭和初期の頃ならではの独特の建築様式や生活道具をあちこちでみることができるでしょう。

所々に、金沢独特の町家の風情が!

写真:Mayumi T

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こちらは1階の共有部分。長い年月がたった家屋ながらも、向かって左側には常に清潔さの保たれているお手洗い、そして奥の方にはシャワーの使える浴室があります。

居心地の良い共有スペース

居心地の良い共有スペース

写真:Mayumi T

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こちらは、共有スペースのキッチン。写真のように、置かれているキッチン道具、用意されているコーヒーや紅茶、日本茶などは宿泊される人が自由に使うことができます。

「あかつき屋」近隣のお店や「近江町市場」などで購入した食材を使って、ここで料理をすることもできます。金沢ならではの海鮮類や加賀野菜などを購入して、料理をつくるのもおススメですよ。

居心地の良い共有スペース

写真:Mayumi T

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飲食はコミュニティ・ルームを利用することになりますが、広々とした部屋の中央のテーブルは、宿泊客にとっての憩いの場所。冬は掘りごたつが用意されていて、日本家屋の風情と冬ならではの団らんが楽しめます。

ここでは日本各地をはじめ、世界中から金沢へのご旅行を楽しんでる人が様々な旅の情報を交換したり、宿泊をしている人同士で同じ食卓を囲むことも多いのだとか。特に日本海の海鮮類が美味しい冬の季節には、近隣で購入した食材を使って鍋料理などを作り、宿泊者同志で一緒に鍋を囲んだりすることもあるのだそう。

居心地の良い共有スペース

写真:Mayumi T

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1階の縁側からは庭へも出ることができ、日本庭園も眺められます。

このように、至る所に日本の家屋独特の情緒や、金沢ならではの温かいおもてなしを感じることができることから、お一人の方は勿論、学生や友人同士のグループ、ご家族連れ、海外からの観光客の方々がご宿泊、ときには全室を貸切りで利用されることも多く、金沢で暮らすように宿泊できることが魅力です。

また「あかつき屋」では、単に宿泊だけの場所にするのではなく、宿泊された人とこの近隣の地域の人や場所とをつなぐ所として位置づけ、オーナー自らが実際に宿泊されているお客様を有名な観光スポットに限らず、近隣のお店や寺院などにも積極的に案内しているのだそう。

きっと観光地金沢としてだけではなく、昔ながらの金沢の街並みやそこに古くから暮らしている人々の生活や文化を、限られた時間の中で感じられるでしょう。

「あかつき屋」で金沢の町家風情を味わおう

歴史ある金沢の街並みにとけこんだゲストハウス「あかつき屋」で、金沢の暮らしや伝統文化をたっぷりと満喫してみませんか。ゲストハウスならではの温かい交流が体験でき、金沢での旅の思い出が、より深いものになるでしょう。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/01/05 訪問

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