郡上八幡は、車で東海北陸自動車道を利用して郡上八幡I.Cから向かうと便利です。なお、車の場合は道幅が狭く車が通れない道もあります。郡上八幡は、歩いて散策したほうが水の音や流れを身近に感じることができるので、公営駐車場などに車を預けておくことをおすすめします。
鉄道の場合は、美濃太田駅から長良川鉄道に乗り約一時間半で郡上八幡駅に着きます。車より時間がかかりますが、長良川の清流を車窓で楽しみながら向かうことができるので、旅の時間に余裕がある人にはおすすめです。
そして郡上八幡の市街地の真ん中を東西に流れているのが、吉田川になります。その後は長良川と合流です。透き通るきれいな川なので、アユやアマゴなど川魚を見ることができますよ。夏には、有名な郡上おどりで賑わい、釣り人や川遊びをする子どもで賑わいます。
郡上八幡の中心、新町通りから脇に入ると「宗祇水」があります。環境省が選定した日本名水百選の第1号に指定され有名になった湧水です。室町時代の連歌の名匠、飯尾宗祇が湧き水を愛用していたことから「宗祇水」と呼ばれるようになったと言われています。
夏でもひんやり、おいしい水が湧き出ているので、散策に疲れたらひと休みしてくださいね。さらに、8月には郡上おどり「宗祇水神祭」が開催され、ライトアップで更に美しい光景を見ることができますよ。
郡上八幡旧庁舎記念館の横を流れる「いがわこみち」は、とてもきれいな水で、魚がたくさん泳いでいます。ここは静かで水の音がいつも聞こえてくるので、気持ちよく散策できますよ。流れた水は吉田川に合流します。合流地点は迫力があるので、ぜひご覧になってください。
地元の人に大切にされている、いがわこみちは現在も使用されている生活用水です。洗い場の小屋があり、洗濯物のすすぎや、野菜を洗ったりしていますよ。
「やなか水のこみち」には、地元の川、吉田川と長良川で採取した約8万個の玉石が敷き詰められています。面白いことに、八幡(はちまん)の名前にちなんで、数が8万個になっているのです。手づくり郷土賞、人間道路会議賞大賞を受賞しており、とても絵になる風景です。
ここの玉石はお洒落で、曲線の石は水の流れや渦を表現してあり、足元を見て歩くのも楽しいですよ。夜のライトアップは、昼間とはひと味ちがう雰囲気を感じることができます。
夏の盛大に盛り上がる郡上おどりはもちろん、観光客が少ない冬は静かにゆっくりと楽しむことができます。冬には雪が降りますので防寒対策をして、路面の凍結にも注意してくださいね。郡上八幡のきれいな水と、せせらぎに癒されてみてはいかがでしょうか?
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(2024/12/14更新)
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