写真:林 ぶんこ
地図を見る高知県四万十川河口沿いの海抜60mの山の上に、源泉かけ流し日帰り温泉から和室のある宿泊棟、キャンプに流行のグランピングまで、お好きなタイプで宿泊できる複合宿泊温泉施設「山みず木」はあります。
駐車場正面にあるこの南国風の建物は、1階がアートギャラリー、2階がカフェ・レストランになっています。宿泊や日帰り入浴のフロント業務はカフェにて行っていますので、駐車場に車を置いたらカフェレストランに向かいましょう。
写真:林 ぶんこ
地図を見る太平洋を一望できる大きな窓がついた明るいカフェレストランでは、「山みず木」の敷地内にある無農薬ファームで採れた新鮮野菜を中心に、イタリアンかマクロビオティックのランチがいただけます。「生産者の顔が見える安心・安全な食材」にこだわったヘルシーメニューが充実しており、他にもフェアトレードコーヒー、ビオワインなどを揃えています。ディナーについては、前日までに申し込みすれば対応してくれます。
写真:林 ぶんこ
地図を見る気候のよい季節には外のテラスにもテーブルが並び、四万十川と太平洋を見渡せる贅沢なロケーションの中、食事が楽しめるようになっています。
写真:林 ぶんこ
地図を見る男女別露天風呂と3棟ある貸切風呂からは、四万十川と太平洋がつながる素晴らしい眺めを堪能できます。また、四万十川の向こうには遠く、四国カルストの山々の稜線まで見渡せます。(写真は貸し切りの檜風呂)
とろっとした赤茶色の温泉は、エネルギー波動が高いと言われる四万十セラミック帯、ナトリウム・カリウムー塩化物冷泉と分類され、この地域には珍しい高張性で濃い成分の含鉄泉。地下800mから湧き出す源泉は無色透明ですが、鉄分を多く含んでいるため湯船で酸化しこのような赤茶色へと変化します。名高い兵庫の鉄泉、有馬温泉の金泉とよく似た泉質なのだそうです。冷泉なのでボイラーで加温だけしていますが、他には手を加えていない源泉かけ流しの湯です。
写真:林 ぶんこ
地図を見る日帰り入浴は金・土・日のみオープン。タオルは用意されていないので持参しましょう。また「山みず木」では周囲の環境に配慮して、市販のシャンプー、リンス、石鹸類の使用が不可となっています。「山みず木」のカフェレストランで、自然素材の石鹸(100円)が販売されていますので、そちらを使うようにして下さいね。
写真:林 ぶんこ
地図を見る絶景展望風呂の他に「山みず木」でのおすすめは、四国ではまだ珍しいインドアグランピング。1000平米を超える広ーい展望台ホールにテントが並ぶ様子はまるで!と…、…このような光景は他に目にしたことがないので、形容できませんでした(笑)。日本広しと言えども、太平洋から登る朝日と四万十川の水面をオレンジに染める美しい夕焼けが見渡せる展望施設の中でグランピングが出来るのは、ここ「山みず木」だけでしょう。
時々音楽ライブや講演会なども開催される広い広いこのホールには、バースタンドが数か所設置されており、お酒も楽しめるようになっています。
日が落ちて辺りが暗くなってくると、インドアグランピングの本領発揮です。各テントの近くにある暖炉や薪ストーブに火が入り、ぐっとキャンプらしい雰囲気になってきます。それに風や雨の心配ご無用、どんなコンディションでもバーべーキューOK!なのは嬉しいですね。またリクエストしておけば、ホールの設備を使っての映画鑑賞も出来ます。
12月から3月に行われる四万十川のシラスウナギ漁は、夜の川面に各漁船が照らす集魚灯の光が幻想的な光景を描く冬の風物詩。「山みず木」の展望台ホールはこの美しい冬の風物詩を見物、撮影できる絶好のベストポイントにもなっています。
「山みず木」ではインドアグランピングだけでなく、普通の(?)アウトドアグランピングに自分でテントを張るキャンプ、10人まで宿泊可能なコテージタイプ、と4種類の宿泊設備を用意していますので、お好きなスタイルでの宿泊がチョイスできます。食事付きのプランの場合の夕食は、旬の四万十食材を厳選した和食膳かバーベキュープランのどちらかから選べます。ただし歯ブラシとバスタオルはないので、ご自分での用意をお願いしますね。
写真:林 ぶんこ
地図を見るコテージタイプの宿泊棟には、2、3の部屋とバス・トイレ、小さなキッチンが付いており、10名まで泊まれるようになっています。ロケーションがそれぞれ違い、オーシャンビューのタイプから山頂近くのプライベート感溢れるタイプ、薪を自分で割って沸かす五右衛門風呂が付いたタイプ、など現在5棟あります。
写真:林 ぶんこ
地図を見る田舎の親戚の家に遊びに来たような雰囲気のこちらのお部屋。冬には炬燵でまったりくつろげます。
写真:林 ぶんこ
地図を見る「山みず木」がある山を下りてすぐの海岸が、アカウミガメが産卵にくる美しい砂浜の名鹿(なしし)の浜。夏は多くの海水浴客で賑わう人気のビーチです。
写真:林 ぶんこ
地図を見る名鹿海岸から少し山の方に入ったところに、珍しい蛇の神様をお祀りした「蛇王神社」があります。祠の前にある阿吽の狛犬ならぬ狛蛇を撫でると、金運アップのご利益があると云われています。昔から蛇は財運招福の神、弁財天の化身や使いとされ、縁起のよい動物と崇められています。「山みず木」を訪れた際にはぜひ「蛇王神社」の狛蛇さんを撫でて、金運アップを目指しましょう!
「山みず木」はバブルの頃に開発がすすめられ、一時期だけ一部営業したものの、完成しないまま10年ほど前に廃業してしまった温泉施設を、新しい形として近年蘇らせた山の上の秘湯温泉なのです。敷地面積5万坪を超える「山みず木」では、現在ナチュラルプールやバンガロータイプのコテージなどの新しい施設も立ち上がり中。
自然と人間の共存がテーマの「山みず木」はラグジュアリーな温泉旅館のような施設ではありませんが、「山みず木」でしか体験出来ない面白い空間がいっぱいです。温泉マニアの間では名高い名湯、「崖の上の秘湯、四万十温泉山みず木」にぜひ一度足を運んでみて下さい。
この記事の関連MEMO
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/2/14更新)
- 広告 -