まさに銅のバウムクーヘン!「台北101」のTMDって何?

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まさに銅のバウムクーヘン!「台北101」のTMDって何?

まさに銅のバウムクーヘン!「台北101」のTMDって何?

更新日:2017/01/23 13:54

Isao Noguchiのプロフィール写真 Isao Noguchi 著述業、観光検定教材製作者、ブロガー

「台北101」は世界に誇る制振・耐震技術によって成り立っています。千年に一度の超巨大地震にも耐え得る耐震構造は、地中に8本もの巨大な杭が打ち込まれています。また、超高層ビルが故に風圧への対策も欠かせません。そこで採用されているのが「TMD」です。なんと重さ660tの巨大な鉄球がビル内に吊るされており、その構造を実際に見学することができるのです!技術の粋を結集したビルの心臓部を是非、生でご覧下さい。

雲海を見下ろす展望台へ。時速60qの速さで一気に到達!

雲海を見下ろす展望台へ。時速60qの速さで一気に到達!

写真:Isao Noguchi

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「台北101」は展望台として有名ですが、フードコートやショッピングモール、Googleなどの多国籍企業のオフィスも入っています。

外観はタケノコをイメージして造られた「台北101」。その高さはオフィスビルとしては依然、世界一を誇っています。(建築物としては2007年にブルジュ・ハリーファに抜かれました)

ショッピングセンターなど、一般の人々が利用できるのは11:00からと遅く、展望台だけが唯一、9:00から営業をしています(開館時間 9:00〜22:00)。

雲海を見下ろす展望台へ。時速60qの速さで一気に到達!

写真:Isao Noguchi

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展望台へは、超高速エレベーターで移動します。このエレベーター、分速1010m(時速60.6km)という速さで、5階入場口から展望台のある89階までわずか「37秒」で到達します。

この速度はこれまで横浜ランドマークタワーのエレベーターが持っていた記録を更新し、2004年「世界最速」としてギネスブックに認定されました。また、このエレベーターは、超高速だけでなく、搭乗者の耳詰まりを軽減する、世界で唯一の「気圧制御装置」や、高温の摩擦熱に耐え得る「非常止め装置」など、最先端の科学技術を集約したエレベーターなのです。

ちなみに、このエレベーターは東芝製です。台湾では一昔前は日立製の機器が席巻していましたが、2000年以降、東芝ブランドが人気を集めるようになり、この超高速エレベーターも東芝が受注することになりました。

雲海を見下ろす展望台へ。時速60qの速さで一気に到達!

写真:Isao Noguchi

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ガラス張りの床に立ち、窓際から外の景色を望むと、台北市街がはっきりと見えます。人の往来を目視で確認するのは困難なほどです。また、晴天時でもうっすらと雲が目の前を通り過ぎ、空中に浮かんでいるような錯覚に捉われます。

台北では雨や霧の多い季節、違った景色を楽しむことができます。その景色は墨絵のようで、雲が低い日はこの展望台から雲海を見ることができます。そして、快晴の日には「基隆岬」まで眺望することができます。「信義路」方面へ目を移すと、一面に緑地が広がり、美しい「仙跡岩」と新北市の主要な橋である「秀朗橋」が確認できます。

また、松山空港に着陸する航空機が間近で観ることができ、その迫力にも驚かされます!

本当に落下しないのか?チューンドマスダンパーの秘密

本当に落下しないのか?チューンドマスダンパーの秘密

写真:Isao Noguchi

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「台北101」には、89階に直径5.5m、重さ660tの重りが設置されています。87階から92階にかけてある吹き抜け空間に、風による振動を緩和するための巨大な「TMD」(チューンドマスダンパー)が設置されています。

チューンドマスダンパーとは、輪切りにした銅板を何層も重ねて球状にしたものです。ここに設置されたものは、最大一枚あたり直径5.5m、厚さ12.5pもあり、41層分を重ねて溶接しています。

本当に落下しないのか?チューンドマスダンパーの秘密

写真:Isao Noguchi

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長さ42m、4本ごとに束ねられた太さ直径9pのケーブルが計16本、この巨大な球体を吊るしています。展示フロアには映像ブースで、この振り子装置による効果、風力による振動を最大40%抑制できることなどが紹介されています。

6階分の空間が吹き抜けになっているので、身を乗り出して下層階を覗き込むのは危険です。家族連れで訪れる場合などは、しっかりお子さんから目を離さないようにして下さい。

本当に落下しないのか?チューンドマスダンパーの秘密

写真:Isao Noguchi

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「台北101」の建築工法は近代技術を取り入れながらも、古来からの「柱」を基本とした設計になっています。

通常、フロアごとに鉄骨を組みますが、このビルは頭頂部に向けて8本の巨大な柱が支えるかたちになっており、この工法は台湾の古い建造物によく見られる様式です。

顔の表情は101。マストアイテムの「ダンパーベイビー」!

顔の表情は101。マストアイテムの「ダンパーベイビー」!

写真:Isao Noguchi

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展望台フロアにはマスコットの「ダンパーベイビー」をはじめ、「台北101」の関連グッズが数多く販売されています。その他にも「琥珀」を扱った専門店などが隣接しています。

この「ダンパーベイビー」人形は全部で4色(4体?)あるのですが、1体250元(日本円で約750円)と手ごろな価格ながら、その後の旅程においてかさばります。記念に1体購入するか、団体で行かれる場合はそれぞれ各自1色購入するのがいいでしょう。

胴体の縞模様はもちろん「TMD」(チューンドマスダンパー)をイメージしてデザインされています!

顔の表情は101。マストアイテムの「ダンパーベイビー」!

写真:Isao Noguchi

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そのほかに人気なのが、「台北101」のビルをモチーフにしたグッズです。一見すると、ガラスの工芸品かと思いきや、ミネラルウォーターだったりします。

販売員の方も簡単な日本語が通じたり、身振り手振りで欲しいお土産を一緒に探してくれますので、商品が見つからない場合は遠慮なく質問してみましょう!

時間を忘れてしまう「珊瑚」の魅力。高級ブティックも充実!

時間を忘れてしまう「珊瑚」の魅力。高級ブティックも充実!

写真:Isao Noguchi

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店内に足を踏み入れた瞬間、ショーケースを照らすライトで輝いているのが、サンゴショップ「綺麗珊瑚」です。

台湾では珊瑚の人気が高く、贈答品としてよく利用されます。また、「赤・藍・黄・緑・白」は縁起を担ぐ人々にとって大事な色です。ですので、このショップではこのカラーごとの商品が並べられ、数万〜数百万円までの品々が豊富に揃っています。

注意しなければいけないのは、展示物には絶対に触ってはいけないということです。これは、ツアーガイドからも厳しく言われます。仮に傷や損壊させた場合、自腹で弁償しなければならず、保険に加入していないと大変なことになります。

時間を忘れてしまう「珊瑚」の魅力。高級ブティックも充実!

写真:Isao Noguchi

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「台北101」では高級ブランドも数多く出店しています。フロアは吹き抜けになっているので開放感があり、ついつい財布の紐も緩んでしまいがちです。

世界の超一流ブランドがほとんど入っていますので、あらかじめインフォメーションブースで確認してから周るといいでしょう。

モールでは内では1階と地下1階にコインロッカーが設けてあります。最大で29インチのケースまで収納可能ですので、「手がふさがってしまって買い物ができない!」という方は是非お薦めします。

地下1階で、食事も免税手続きも済ませてしまおう!

地下1階フロア中央にあるフードコート。2012年にリニューアルされ、シャンデリアが高級感を演出していますが、手軽な値段で台湾の有名店の味を楽しめるようになりました!

牛肉麺、麻辣鍋、蚵仔煎といった台湾料理はもちろんのこと、回転すしやラーメンもそろっており、30軒ほどの店舗が並びます。座席数も900席ありますので、ゆったり食事を楽しめます。

また、インフォメーションブースでは、免税手続・外貨両替・通訳サービスなど、困ったことがあれば迅速に対応してくれます。日本語が通じますので、スムーズなコミュニケーションが可能です。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/01/12−2017/01/13 訪問

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