大分・別府をチョイと楽しむならば?決して外せぬ四つの物事

大分・別府をチョイと楽しむならば?決して外せぬ四つの物事

更新日:2017/01/24 12:51

八岳木 流泉のプロフィール写真 八岳木 流泉 温泉ライター
大分県の別府温泉。誰もが周知の大温泉地ですが、仕事や観光の合間に寄るだけの場合も。じっくり別府を堪能できない、だけどしっかり味わいたい。そんなときでも、温泉、景観、名物の味!それさえ押さえておけば大丈夫です。

手始めの"手湯"

手始めの"手湯"

写真:八岳木 流泉

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別府温泉がある大分県別府市は、別府湾に接する国際観光文化都市です。浜脇や堀田、鉄輪に明礬など、市内に点在する各温泉を総じて、「別府八湯」などとも称されます。別府の温泉湧出量は日本一で、毎分80000リットル以上です。

そんな別府温泉ですが、特別な温泉地という雰囲気はあまり無く、日常の中に温泉が湧く感覚です。もちろん、別府温泉へ旅行目的に来る人が大多数ですが、仕事や他の観光地から日帰りで立ち寄る人も。その場合には、JR日豊本線「別府」駅に立ってみてください。そこからチョイと手軽に、別府温泉を楽しめます。

別府駅へ車でアクセスする場合は、大分自動車道「別府」インターから国道経由。駅前にいくつか駐車場があります。電車の場合は日豊本線です。

別府駅の東口を出ますと、一つ目の見どころ、「手湯」があります。さすが豊富な湯量の町、足湯ならぬ手湯で、手を温めようというわけです。囲いのオブジェは、別府の伝統工芸品、竹細工のカゴをイメージしたもの。手湯が入る土台の石は、別府石です。

手湯の泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。温度は適温で、贅沢にも掛け流しです。

200円で入浴も

200円で入浴も

写真:八岳木 流泉

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チョイと訪ねるだけであっても、手湯や足湯だけでは物足りない。そんなときには、「駅前高等温泉」がおススメです。別府駅から徒歩で3分ほど。数台分の駐車場もあります。

駅前高等温泉は、基本的には日帰り入浴施設です。かつては「並湯」と「高等湯」に分かれていましたが、今は「あつ湯」と「ぬる湯」に分かれます。利用料金は各200円。朝6時から夜の12時まで営業し、予約すれば2600円で宿泊もできます。

泉質は単純温泉。浴室は簡素なもので、あつ湯は熱めの浴槽がひとつ。ぬる湯は熱めとぬるめの浴槽があります。

パッと行ってパッと出る。施設の性格上、長湯でゆっくりというものではありませんので、チョイと入るには最適です。

名物"とり天"も押さえたい

名物"とり天"も押さえたい

写真:八岳木 流泉

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大分といえば、名物の"とり天"ですね。別府が起源との説もあり、ここでは押さえておきたい味覚です。とり天は、鶏肉を天ぷらのように揚げたもの。ポン酢やからし醤油をつける食べ方が一般的です。

とり天を提供するお店は別府にもたくさんありますが、時間を気にする場合には、「学食」のとり天がおススメ。別府の各所に店を構える「学食」では、駅のコンコースに「とり天小屋」という屋台を出しています。そこで手軽に紙コップ入りのとり天がゲットできます!

きちんとポン酢も付いており、移動しながら食べることも。美味しく便利なスナック感覚で!

時間が許せば少し遠くに

時間が許せば少し遠くに

写真:八岳木 流泉

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手湯には浸かった、駅前高等湯の温泉にも入った。名物とり天も味わった。しかしまだ少し自由な時間がある、という人には、別府湯けむり展望台をおススメします。

別府駅から、亀の井バスの別府大学経由鉄輪線に乗り、「湯の川」バス停下車。そこから少し歩けば展望台です。国道10号線を北上した鉄輪地区ですので、車でも楽にアクセスできます。10台ほど停められる駐車場もあります。

展望台から眺める景色は、別府温泉の代名詞ともいえる湯けむりの風景です。ここで別府の情緒を味わい、チョイとした手軽な旅の締めとしましょう。

駆け足で巡る4つの要素

手湯からはじまり、普通の入浴と地元の味覚。そして最後は優れた景観。ホテルや旅館に滞在しなくても、駅の周辺や少しの移動で満喫できるのですから、やはり別府はスゴイところです。駆け足で重要な要素を知るのも良いですが、そのあといつか、宿泊で!泊まればさらに深い魅力を知ることでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。

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