世界を魅了する長野ワインを生み出す「千曲川ワインバレー東地区」

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世界を魅了する長野ワインを生み出す「千曲川ワインバレー東地区」

世界を魅了する長野ワインを生み出す「千曲川ワインバレー東地区」

更新日:2018/07/23 15:49

和山 光一のプロフィール写真 和山 光一 ブロガー

広域ワイン特区に認定され、信州が誇る一大ワイン産地「千曲川ワインバレー東地区」の中核をなす東御市には、個性豊かなワイナリーが集っています。千曲川の流れに沿う段丘は、降水量が少ない、日照時間が長いという、ぶどう作りに適しており、とりわけ標高の高い東御は一日の寒暖差が大きくゆっくり熟した果実の複雑味がでるワインぶどう栽培の好適地です。観光や飲食とも結びついたワイン産地・東御の魅力に触れてみてください。

世界の首脳をもてなした東御初のワイナリー「ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー」

世界の首脳をもてなした東御初のワイナリー「ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー」

写真:和山 光一

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東御市初のワイナリーとして、エッセイストの玉村豊男氏が東御市の景色に魅かれ移住して開いたのが「ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー」です。長野県東御市の標高850mの丘の上で2003年から醸造を始め、手入れの行き届いた畑で丁寧に育てられた欧州系専用品種から生まれるヴィラデストのワインは、今や日本を代表するプレミアムワインと評価されています。

ワイナリーの周りには垣根仕立てによるブドウ畑が広がり、遠く北アルプスを望む南斜面には、欧州系のシャルドネ、メルロー、ピノノワールなどの品種を中心に15000本を越えるブドウの木の垣根が整然と並んでいます。

世界の首脳をもてなした東御初のワイナリー「ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー」

写真:和山 光一

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営業時間が10時からのワイナリーカフェでは、オープンキッチンで料理された農園や地元で採れた野菜などが、ぶどう畑や美しくデザインされたガーデンを見下ろしながらいただけます。全40席のゆったりとしたカフェで11時まではモーニングメニューになり、軽いスープやサラダがいただけ、ワインの試飲もできます。11時からはランチタイムになります。(予約がベスト)。

世界の首脳をもてなした東御初のワイナリー「ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー」

写真:和山 光一

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おすすめの「ヴィニュロンズリザーブ シャルドネ」は“作り手のとっておき”という意味のヴィラデスト渾身の銘柄です。フレンチオーク樽で発酵させ、シュールリーの状態で約7カ月樽熟成後、瓶詰めされています。芳醇な香りと切れ味の良い酸味が特徴のこのワインは、洞爺湖サミットや伊勢志摩サミットのワーキングランチで世界の賓客をもてなしたのもうなずける一本です。

<基本情報>
住所:長野県東御市和6027
電話番号:0268-63-7373
アクセス:上信越自動車道東部湯の丸ICより車で10分

学びのワイナリー「アルカンヴィーニュ ワイナリー」

学びのワイナリー「アルカンヴィーニュ ワイナリー」

写真:和山 光一

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ワイナリー「アルカンヴィーニュ」は「信州ワインバレー構想」の推進と「千曲川ワインバレー」の発展のために、ヴィラデストのオーナー玉村豊男と栽培醸造家の小西 超が、ワイナリーを志す人の受け皿となる場所として平成26年に設立したヴィラデストの兄弟ワイナリーです。

ヴィラデストワイナリーから歩いて20分ほど山のほうへ上ると、白壁に千曲川の流れをイメージした青いラインが印象的なガレージ風の建物が見えてきます。ワイン造りのノウハウを教える「千曲川ワインアカデミー」と、ここで学んだ人達が準備段階で収穫したブドウを買い取り委託醸造するワイナリーの二つの顔を持っています。

学びのワイナリー「アルカンヴィーニュ ワイナリー」

写真:和山 光一

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建物の中は木の温もりのあるサロン風のティスティングルームになっていて、本棚に並んだワイン関係の書物を読んだり、ワインの試飲ができます。立ち飲み用のバーテーブルは、シードルの古い破砕機とプレス機をリメイクしたものです。

試飲は500円で2種と1000円で5種味わえる2通りがあります。また「まるっと信州とうみ号」の時期に合わせて日曜限定でシードルの試飲が始まりました。たっぷり一杯のキンキンに冷えたシードルにドライフルーツがついています。バスの待ち時間にいかがですか?

学びのワイナリー「アルカンヴィーニュ ワイナリー」

写真:和山 光一

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標高920mの丘の上に建つワインアカデミーで使う教室のテラスから北アルプスの稜線を眺めながらの試飲も、ゆったりとした気分で味わうことができます。アルカンヴィーニュのワインは手頃な価格に設定され、すっきりとした飲み口と果実味には、ここを入口に地元の人にワインを好きになってもらいたいという願いが込められています。

<基本情報>
住所:長野県東御市和6667
電話番号:0268-71-7082
アクセス:上信越自動車道東部湯の丸ICより車で15分

フランスのコート・ドールのような日本の黄金の丘にワイン村を「Rue de Vin(リュードヴァン)」

フランスのコート・ドールのような日本の黄金の丘にワイン村を「Rue de Vin(リュードヴァン)」

写真:和山 光一

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ヴィラデストやアルカンヴィーニュのある和地区から車で10分の祢津地区にあるのが、雑木林と化していた荒廃農地でワイン用ブドウの栽培を開始し、2010年にワイナリーをオープンした「リュードヴァン」です。フランス語で“ワイン通り”を意味し、ワインと共にある豊かな暮らしが一本の通りから始まって欲しいと願ってつけられました。

フランスのコート・ドールのような日本の黄金の丘にワイン村を「Rue de Vin(リュードヴァン)」

写真:和山 光一

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食道楽が高じて醸造家になったオーナーは、フランスや勝沼・安曇野のワイナリーでワイン造りに携わった経験を生かし、地元の永井農場のワインプロジェクトに参加した後、ワイナリーを開設した醸造のエキスパートです。

そんな氏の造る本格的なスパークリングワイン“ヴァン・ムスー”には定評のあるところですが、おすすめは“シャルドネ コリーヌ・ドール”で、100%自社畑で栽培したぶどうを使い樽で熟成させたシャルドネのまろやかさとリッチさが味わえる一本です。

フランスのコート・ドールのような日本の黄金の丘にワイン村を「Rue de Vin(リュードヴァン)」

写真:和山 光一

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ワイナリーに隣接するフレンチブルーの木枠がフランスのお洒落なバールを彷彿させる建物では、食とワインのマリアージュを楽しめるカフェ&レストランを併設していて週末のみ営業しています。ワインは一杯500円からで、好みの料理をア・ラ・カルトで選べるシステムになっています。

<基本情報>
住所:長野県東御市祢津405
電話番号:0268-71-5973
アクセス:上信越自動車道東部湯の丸ICより車で3分

ブティックワイナリーの先駆け、ニック蓮見の「はすみふぁーむ&ワイナリー」

ブティックワイナリーの先駆け、ニック蓮見の「はすみふぁーむ&ワイナリー」

写真:和山 光一

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リュードヴァンに隣接してあるのが「はすみふぁーむ&ワイナリー」です。メジャーリーグの球団職員などユニークな経歴を持つ蓮見氏が栃木県の「ココファーム」で学んだあと2005年東御市に移住し、ワイン特区制度を利用して2010年に立ち上げたワイナリーです。

畑にはシャルドネとピノ・ノワール、メルローといった欧州系以外に信州ではほとんど栽培されていない甲州も手掛けていて、100%はすみふぁーむ産の「信州の甲州」です。

ブティックワイナリーの先駆け、ニック蓮見の「はすみふぁーむ&ワイナリー」

写真:和山 光一

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小さなワイナリーにはショップも併設されていて、ワインのほか、オリジナルのジャムなども販売されています。試飲も一杯300円からできますが品種も限られていますので是非、隣町の上田市柳町地区にあるアンテナショップ「はすみふぁーむ&ワイナリーShop&Cafe」での食事とのマリアージュを楽しんでみてください。イタリアンとフレンチに精通したシェフによるワンプレートランチ1000円はおすすめですよ。

<基本情報>
住所:長野県東御市祢津413
電話番号:0268-64-5550
アクセス:上信越自動車道東部湯の丸ICより車で3分

東御ワインの玄関「東御ワインチャペル」

東御ワインの玄関「東御ワインチャペル」

写真:和山 光一

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しなの鉄道田中駅近くの信州うえだ農協の結婚式場「ラ・ヴェリテ」のチャペルを活用したレストラン兼ワインショップが、東御市のワインポータル「東御ワインチャペル」です。ワインポータルというのは、そこへ行けば地域のワインを買うことができ、試飲することができ、料理と合わせて味わうこともでき、ワイナリー観光の情報も得られる総合的な玄関口(ポータル)のような場所(サイト)を意味しています。

東御ワインの玄関「東御ワインチャペル」

写真:和山 光一

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チャペルの真ん中に長テーブルを置き、右側に2人掛けや4人掛けのテーブル席、左側が厨房になっています。ランチにディナーにと東御ワインに合わせて地元食材を使った料理が、東京でイタリアンを16年経営されていたシェフとソムリエの夫妻によって楽しめます。

最寄駅のしなの鉄道田中駅から歩いて8分の距離、酔っても歩いて帰れます。

東御ワインの玄関「東御ワインチャペル」

写真:和山 光一

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ショップではワインファンが注目のワイン産地、千曲川ワインバレー東地区のワインを買うことができます。新しいワイナリーが次々と生まれていて、東御市と近隣のワイナリーはもちろん、将来自分のワイナリーを作るためにブドウを育てている人たちの委託醸造のワインも揃っています。生産量が少なく、他所では見つけづらいものもありますよ。

<基本情報>
住所:長野県東御市田中63-4
電話番号:0268-55-7511
アクセス:しなの鉄道田中駅より徒歩8分

バスで巡る、東御のワインの旅

個性あるワイナリーを有し、信州ワインの産地「千曲川ワインバレー東地区」の中核として注目の東御市内をゆったり巡回するのにおすすめな観光周遊バスが期間限定で運行されています。その名も東御市周遊バス「まるっと信州とうみ号」。

東御市の真ん中しなの鉄道田中駅を出発地点にして、今注目のワイナリーエリアだけでなく、歴史情緒漂う海野宿や地ビール工房「オラホビール」のある日帰り温泉施設「湯楽里館」、信州初の手づくりチーズ工房「アトリエ・ド・フロマージュ」などを巡る周遊バスです。1回のチケット購入で東御の観光スポットをまるっと巡れますよ。

期間:2018年6月〜11月中の土日祝日、お盆期間(8月13日〜16日)1日5便
料金:1日2000円(しなの鉄道田中駅内観光情報ステーション発売)

軽井沢駅発の田中駅往復きっぷがセットになった「軽井沢−東御 休日ワインきっぷ」1日乗車券2500円もあります。(軽井沢駅発売)

2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/07/16 訪問

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