パワースポットのデパート!大阪「住吉大社」の知られざる魅力

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パワースポットのデパート!大阪「住吉大社」の知られざる魅力

パワースポットのデパート!大阪「住吉大社」の知られざる魅力

更新日:2017/09/07 12:10

沢木 慎太郎のプロフィール写真 沢木 慎太郎 放送局ディレクター、紀行小説家

「五大力」「おもかる石」といったパワースポットや、4つの社にお参りする「初辰まいり」など、数々のパワースポット巡りを楽しむことができる大阪の「住吉大社」。初詣には行くけれど、「住吉大社」の隅々まで回ったことがないという方は多いのではないでしょうか?実は「住吉大社」は、デパートのようにユニークで楽しいパワースポットがいっぱい。その知られざる魅力をご紹介します。

大阪ならではのユニークなパワースポット「住吉大社」

大阪ならではのユニークなパワースポット「住吉大社」

写真:沢木 慎太郎

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「住吉大社」へ電車でアクセスする方法は2種類。南海鉄道を利用すると、「住吉大社駅」「住吉東駅」が最寄り駅です。“チンチン電車”こと、路面電車の阪堺電気軌道では「住吉鳥居前駅」が最寄り。写真が「住吉鳥居前駅」ですが、この駅で降りれば、古い石灯ろうや鳥居がスグ目の前。風情が感じられるチンチン電車でのアクセスがおすすめです。

大阪ならではのユニークなパワースポット「住吉大社」

写真:沢木 慎太郎

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大きな石の鳥居をくぐり、まっすぐ進むと、色鮮やかな赤い太鼓橋(たいこばし)。ですが、その手前に飾られているのが巨大なキティ絵馬。ハローキティと南海電車による期間限定のイベント(2016年9月30日〜2017年2月15日)で、ラブ&ラッキー運のキューピットとしてキティちゃんが登場。

神社ではなく、なんだかデパートに来たみたい。ハリウッド映画のテーマパークなのに、キティちゃんがユニバーサルスタジオジャパン(USJ)にいるように、大阪の神社ではキティちゃんがいることもあるのです。

大阪ならではのユニークなパワースポット「住吉大社」

写真:沢木 慎太郎

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そして、こちらが太鼓橋。住吉大社のシンボルとして有名な赤い橋です。橋を支えている石の橋脚は、豊臣秀吉の側室・茶々(後の淀殿)が奉納したとも。住吉大社は今は街中にありますが、江戸時代までは海に面し、波が太鼓橋に打ち寄せられていました。太鼓橋は正しくは「反橋」(そりばし)と呼ばれ、これは“虹”をイメージしたもの。いわば、地上にいる人間と天上の神をつなぐ「掛け橋」。太鼓橋を渡ることで、罪や穢れが清められ、神さまに近づくことができるのです。

威風堂々!大船団のような4つの本殿「住吉大社」の魅力

威風堂々!大船団のような4つの本殿「住吉大社」の魅力

写真:沢木 慎太郎

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太鼓橋を越えて、すぐ左手にあるのが「手水舎」(てみずしゃ)。多くの神社では、龍の口から水が出ていますが、住吉大社ではウサギちゃん。実は住吉大社の創建(211年)は今から約1800年前と古く、当時の神功皇后(じんぐうこうごう)が大阪・住吉の場所に神を祀った日(創建日)が「卯歳(うのとし)」「卯月(うづき)」「卯日(うのひ)」。このため、住吉大社ではウサギが神の使いなのです。

威風堂々!大船団のような4つの本殿「住吉大社」の魅力

写真:沢木 慎太郎

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「手水舎」で身を清め、いよいよ本殿へ。ここで注目なのが、本殿正面に設けられた鳥居(手前)。鳥居の柱は円柱が一般的ですが、この鳥居は四角柱。“角鳥居”(かくとりい)と呼ばれることもあるのですが、四角柱の鳥居は古い形式で全国でも珍しい。

角鳥居の向こうに見えるのが本殿ですが、「第三本宮」。この真後ろに「第一本宮」「第二本宮」が縦一列に並んでいます。「第三本宮」の向かって右側にあるのが「第四本宮」。本殿がこのように配置されているのも全国的に極めて珍しく、“住吉造り”と呼ばれる建築様式も最古のスタイル。4棟の本宮は、いずれも国宝に指定されています。

威風堂々!大船団のような4つの本殿「住吉大社」の魅力

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こちらは「第一本宮」。4棟のうち、一番奥にある本殿です。全国に約2300社ある住吉神社の総本社が「住吉大社」。祭神は第一本宮が「底筒男命(そこつつのおのみこと)」、第二本宮が「中筒男命(なかつつのおのみこと)」、第三本宮が「表筒男命(うはつつのおのみこと)」、第四本宮が「神功皇后(じんぐうこうごう)」の四柱。

四柱のうち、神功皇后を除く三柱は、海に関する神さま。男神のイザナギノミコは亡くなった妻を連れ戻そうと、黄泉の国へと向かいますが、逃げ帰り、身を清めるために海に入って禊祓いを行いました。その時に誕生したのが、この3つの神さま。「住吉大社」は、“海の神”として信仰され、航海安全や農耕の神として崇められてきました。4棟の本殿は威風堂々と、あたかも大海原を進む船団のような勇ましさ。

「住吉大社」で最もおすすめのパワースポット「五大力さんの小石」「おもかる石」

「住吉大社」で最もおすすめのパワースポット「五大力さんの小石」「おもかる石」

写真:沢木 慎太郎

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続いては、「住吉大社」で最も強力なパワースポットをご紹介!ひとつは、『五大力』のパワー。「五」「大」「力」の文字が書かれた3つの小石を探し、お守り袋に入れると、願いが叶うと言われています。

『五大力』の小石があるのは、第一本宮の近く。“五所御前”と呼ばれる場所で、「住吉大社」で祀られている神が降臨した地。まさに、パワースポットなのです。

「住吉大社」で最もおすすめのパワースポット「五大力さんの小石」「おもかる石」

写真:沢木 慎太郎

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こちらが『五大力』の小石。石の柱の隙間から手を伸ばして、玉砂利から小石を探すのですが、何も書かれていない石が多く、意外にも見つけるのが難しい。「五大力さん」というのは、仏教界における五人の明王のこと。「体力」「智力」「財力」「福力」「寿(命)力」の5つのパワーが得られるとされています。

探し求めた3つの小石は、本殿の授与所で専用のお守り袋を購入することも可能。願いが叶ったときは自分の近所で拾った小石に「五」「大」「力」と書き込み、お守りと一緒に拾った小石の数だけ倍返しします。

「住吉大社」で最もおすすめのパワースポット「五大力さんの小石」「おもかる石」

写真:沢木 慎太郎

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もう一つのパワースポットが「おもかる石」。“五大力さん”から石舞台を通り、住吉大社から150メートルほど離れた場所に「おいとしぼし社」という末社があり、3つの霊石があります。占い方がちょっとおもしろい。

まず、二拝二拍子一拝。次に、霊石を持ち上げて重さを覚えます。霊石に手を当て祈り、再び霊石を持ち上げ、その時に「軽い」と感じたら、近いうちに願いが叶う。「重い」と思ったら、まだまだ努力が必要というもの。

“おもかる石”がある「おいとしぼし社」の隣には、「大歳社」(おおとししゃ)という末社があり、次にご紹介しますが、4つの社を巡る『初辰まいり』の4番目にお参りする神社で、心願成就のパワースポットです。

『招福猫』もカワイイ!住吉大社で外せない!「初辰まいり」の巡り方

『招福猫』もカワイイ!住吉大社で外せない!「初辰まいり」の巡り方

写真:沢木 慎太郎

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毎月初めの辰の日に4つの末社にお参りすると、願いが叶うとされる『初辰まいり』。住吉大社では、“はったつさん”と呼ばれるほど人気のパワースポット巡りです。1番目にお参りする神社が「種貸社」(たねかししゃ)。“お種銭”(おたねせん)を授かり、幸せの種(稲種)を育てていきましょう!

『招福猫』もカワイイ!住吉大社で外せない!「初辰まいり」の巡り方

写真:沢木 慎太郎

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2番目にお参りする神社が「楠捃社」(なんくんしゃ)。願いが“発達”することを祈る神社です。「初辰まいり」とは、実は商売「発達(はったつ)」という意味合いがあり、この神社では猫が神さまの使い。右手と、左手を挙げた『招福猫』(しょうふくねこ)を毎月集めて48体そろうと、ひと回り大きな招福猫と交換してもらい、今後の発達を祈願します。

『招福猫』もカワイイ!住吉大社で外せない!「初辰まいり」の巡り方

写真:沢木 慎太郎

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3番目の神社が「浅沢社」(あさざわしゃ)。女性の守護神として知られ、美容や芸能、愛想や機転が授かるパワースポット。住吉大社で参拝するなら、女性は必ずお参りするのが習わしです。このすぐ近くにあるのが、さきほどご紹介した4番目の「大歳社」。稲の収穫を見守る神が祀られています。願いを占う“おもかる石”で、今後の行方を占ってみましょう。

ちょっと不思議!住吉大社の隠れパワースポット&魅力

ちょっと不思議!住吉大社の隠れパワースポット&魅力

写真:沢木 慎太郎

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最後に、ちょっと不思議な住吉大社の隠れパワースポット&魅力をご紹介。まずは、良縁&縁結びのパワースポット「待者社」(おもとしゃ)。縁結び・夫婦円満の信仰を集める神社で、初代の神主と、その姫神を祀っています。小さな社の中な薄暗く、独自のオーラが張りつめています。良縁をお願いする時は、おもと人形に自分の名前を書いて祈願。夫婦円満であれば、裸雛を奉納します。

ちょっと不思議!住吉大社の隠れパワースポット&魅力

写真:沢木 慎太郎

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続いての不思議は、おとぎ話しの「一寸法師」とのゆかり。一寸法師とは、子宝に恵まれない老夫婦が住吉大社にお参りしたところ、3センチほどの子どもが生まれ、その子どもが住吉大社の前に広がる海からお椀の船で出発し、京都に向かう話です。そのモデルとなった神社が、『初辰まいり』でご紹介した「種貸社」。イベント期間中には一寸法師を演じるキティちゃんの姿が見られます。

ちょっと不思議!住吉大社の隠れパワースポット&魅力

写真:沢木 慎太郎

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最後の不思議は、こちらの「夫婦楠(めおとぐす)」。楠珺社にある樹齢1000年を越えるご神木で、神さまのお使いである白蛇が棲んでいるという言い伝えがあります。果たして白蛇は本当にいるのかどうか。もし見つけることができたら、かなりラッキーでしょう。

おわりに

かつて海に面していた住吉大社には、数多くの古い石灯ろうが見られます。海上守護の祈願をこめて寄進されたもので、厳かな雰囲気がたちこめています。全国の初詣参拝者数ランキングでも上位に位置する住吉大社。数多くのパワースポットがあり、魅力がたくさんあるので、初詣だけでなく、ゆっくり参拝されてはいかがでしょうか?

なお、本文でも触れましたがキティちゃんのイベントは2017年2月15日まで。これ以降は住吉大社にいません。キティちゃんに会いたくなったらデパートなどにお越し下さい。なお、住吉大社を含む大阪のパワースポットや神社については別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOのリンクに貼り付けましたので、のぞいてみて下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/01/16 訪問

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