あなたは苔派?それとも滝派?徳島「轟の滝」は神秘を感じる秘境の地

あなたは苔派?それとも滝派?徳島「轟の滝」は神秘を感じる秘境の地

更新日:2017/02/13 15:38

岡本 大樹のプロフィール写真 岡本 大樹 原付旅人、アマチュア自然フォトグラファー
轟の滝は徳島県の南西部、高知県との県境に近い場所に位置しています。その落差は四国一と言われており、水しぶきによって滝周辺は苔むした状態に。秘境の地とも言える徳島の山の中、豊かな自然に囲まれているからこその、とても神秘的な空間をぜひ堪能してみてください。

轟の滝があるのは神社の中

轟の滝があるのは神社の中

写真:岡本 大樹

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南は海、北は山、と自然に囲まれた徳島県の海陽町。その山奥にひっそりと佇んでいる神社があります。神社の名前は轟本瀧神社。

轟の滝はその神社の中で見ることができます。徳島市内から車を使っても2〜3時間かかるほどの場所で、この写真からも自然に囲まれている様子がわかるかと思います。まさに秘境と呼べそうな場所ですが、空気は新鮮でとても気持ちの良い場所なのです。

轟の滝があるのは神社の中

写真:岡本 大樹

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鳥居のすぐそばには大きな御神木もあるので、中に入るときにはこちらもお見逃しなく。その大きさ自体が見どころではありますが、根っこが岩場に絡みつくように成長している様子からは、自然物の力強さを感じることができます。

滝の姿が…見えない?

滝の姿が…見えない?

写真:岡本 大樹

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鳥居から歩いてすぐに少し開けた場所に辿り着きます。ここが滝壺です、といっても滝の姿がほとんど見えていませんね。それは滝が岩壁と岩壁の隙間を落ちてきているため。滝の正面まで歩いていけばその姿を確認することができます。

滝の姿が…見えない?

写真:岡本 大樹

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まるで人工的に作られたように岩と岩の間のとても狭い空間に流れ落ちている滝の様子からは、自然の神秘を感じずにはいられません。

四国一となる58mの落差を誇っている大きな滝であり、二つに分かれた流れが交わる様はとても見ごたえのあるものとなっています。水自体も透明度が高く美しいのも魅力の一つ。

滝だけじゃなく苔むした岩にも注目

滝だけじゃなく苔むした岩にも注目

写真:岡本 大樹

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滝を充分に堪能したところで、さあ帰ろうとなるかもしれませんが、慌ててはいけません。水飛沫がかなり遠くまで飛んでいるこの滝では滝と向かい合った逆側の岩が鬱蒼と苔むしていて、とても神秘的な雰囲気となっているのです。

滝だけじゃなく苔むした岩にも注目

写真:岡本 大樹

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屋久島を彷彿とさせるその景色を見ずに帰ってはもったいない。ぜひ滝とセットで楽しむことをオススメします。

轟神社もすぐそばに

轟神社もすぐそばに

写真:岡本 大樹

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そして轟本瀧神社の手前には轟神社があります。というのも、轟本瀧神社は轟神社の摂社なのです。本社は轟神社になるので、ぜひこちらも一緒に参拝しましょう。轟の滝周辺と同じように苔むしている階段はとても神々しい雰囲気。

轟神社もすぐそばに

写真:岡本 大樹

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階段の勾配はかなり急なため上ることに必死になりがちですが、ゆっくり周りを楽しみながら上ってみてくださいね。

この写真は階段を上がり終えたところから下を見たもの。高い木々に囲まれた参道の様子からは、轟神社が自然の中に溶け込むように作られているのがよくわかると思います。

轟の滝へのアクセス

轟の滝へのアクセス

写真:岡本 大樹

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轟の滝・轟神社へ公共交通機関を利用して行く場合には、JR牟岐(むぎ)線の「阿波海南駅」からバスで「轟神社」まで行くことができます。

車で行く場合には国道193号線を通って、最後は県道148号線に入り10分程で到着します。この国道193号線、北の山側からと南の海側から行くことができますが、できれば南側からの道を通ることをオススメします。

というのもこの国道193号線が部分的にかなり細い山道で、運転に慣れている方でも走りにくいのです。ただ、南からだとほとんど整備されているので安心です。(とはいえ、最後の方はかなりの狭い道なので、どちらにしても運転には充分お気をつけください。)

心洗われる轟の滝の景色

轟の滝は滝自体だけでなく、その水飛沫によってできた苔むした岩々も魅力的。

かなりの山の中にあるので、アクセスはよくないと言わざるを得ませんが、その分自然を満喫できるスポットであることは間違いありません。ぜひ一度轟の滝の景色を眺めに行ってみてくださいね。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/01/10 訪問

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