高知の絶景が美しい!感情が揺さぶられる自然スポット10選

高知の絶景が美しい!感情が揺さぶられる自然スポット10選

更新日:2018/10/06 14:21

岡本 大樹のプロフィール写真 岡本 大樹 原付旅人、アマチュア自然フォトグラファー
絶景というと何を思い浮かべますか?海や山や川でしょうか。もちろんそれもありますが、高知の絶景はさらに洞窟や岬までが揃っています。一つの都道府県にこれほどまで自然の絶景が並ぶ県は極めて稀。感性にまかせて好みの絶景を見に行ってみてはいかがですか。

「桂浜」「柏島」では広大な青のロマンを

「桂浜」「柏島」では広大な青のロマンを

写真:岡本 大樹

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まずご紹介するのは海の絶景です。高知はカツオを始めとする海鮮グルメが豊富な地でもありますが、とても美しい海の景色を見ることもできます。

高知市内の桂浜もそのうちの一つ。波が荒いため遊泳は禁止となっていますが、砂浜から見る海は美しく、また浜の奥の高台にある海津見(わたつみ)神社からはさらに広く太平洋を見渡すことができ、海の壮大さを感じられます。

<桂浜の基本情報>
住所:高知県高知市浦戸桂浜
電話番号:088-823-9457(高知市観光振興課)
アクセス:高知ICから車で30分

「桂浜」「柏島」では広大な青のロマンを

写真:岡本 大樹

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高知県内でも最もきれいな海を楽しめるのが柏島(かしわじま)です。県内最西端部に位置し、ダイビングやシュノーケリングが人気のアクティビティとなるくらいに高い透明度を誇る海が自慢の島となっています。

実際に足を運んでみると「本当に四国の海?」と思えるほどの海の美しさに驚くことでしょう。まるで南国に来たかのような景色を味わえますよ。

「桂浜」「柏島」では広大な青のロマンを

写真:岡本 大樹

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こちらは大堂山展望台から見た柏島の景色で、画面の右側にある小さな島が柏島です。高知市内からも相当遠いのでアクセスが良いとは言えませんが、この海の青さを見るだけでもここまで足を延ばす価値はありますよ。

<柏島の基本情報>
住所:高知県幡多郡大月町柏島
アクセス:高知市内から車で3時間

「龍河洞」「伊尾木洞」ではドキドキ必至の探検気分を

「龍河洞」「伊尾木洞」ではドキドキ必至の探検気分を

写真:岡本 大樹

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高知の自然は海山川だけにとどまりません。次にご紹介するのは洞窟の絶景です。香美市にある龍河洞(りゅうがどう)は1億7500万年の自然の積み重ねが生み出した鍾乳洞で、総延長は約4kmもありドキドキの冒険感がとても高まります。

天井から岩が降ってきているような天降石やカーテンのような薄い鍾乳石まで、様々な見どころが並び、弥生時代に人間が住んでいた痕跡である神の壺といったものも残っているため、学術的にも高い評価を受けているスポット。

こんな所に人が住んでいたのか、と先人に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

<龍河洞の基本情報>
住所:高知県香美市土佐山田町逆川1424
電話番号:0887-53-2144
アクセス:南国ICから車で25分 高知空港から車で15分

「龍河洞」「伊尾木洞」ではドキドキ必至の探検気分を

写真:岡本 大樹

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龍河洞はガイドブックにも載る観光地となっていますが、その他にも高知には知る人ぞ知る伊尾木洞(いおきどう)という洞窟もあります。

国道のすぐそばにポッカリと空いた入口から中に入ると、いきなりの異空間が目の前に広がります。

「龍河洞」「伊尾木洞」ではドキドキ必至の探検気分を

写真:岡本 大樹

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といっても、こちらの洞窟は50m程しかなくトンネルのようなものとなっています。しかし、さらなる絶景がそのトンネルを抜けた場所に待っているのです。約40種類のシダ植物が群生している崖のような岩々は圧巻の一言。

まるでアニメの世界にいきなり落とされたようなこの空間。これほど多くの種類から成るシダ植物の群生は日本国内でもとても珍しく、国の天然記念物にも指定されています。

<伊尾木洞の基本情報>
住所:高知県安芸市伊尾木117
アクセス: 高知市中心部より車で1時間

水質日本一はダテじゃない!「安居渓谷」「にこ淵」

水質日本一はダテじゃない!「安居渓谷」「にこ淵」

写真:岡本 大樹

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3つ目にご紹介する高知の絶景は川です。水質ランキングで日本一に4年連続で輝いたこともあり、仁淀ブルーと呼ばれる仁淀川(によどがわ)。下流でもその水の美しさを感じることはできますが、上流では驚くほど透明度の高い水が流れています。

その上流の中でも特に美しく人気のある渓谷が、安居渓谷です。駐車場に車を停め下を流れる川を覗けば、すぐにこの写真のような清らかな水の流れを発見できます。

水質日本一はダテじゃない!「安居渓谷」「にこ淵」

写真:岡本 大樹

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その安居渓谷のシンボル的なスポットがこちらの飛龍の滝。2段になって流れ落ちる様子は大迫力で、滝壺の青さと共に楽しむことができますよ。

<安居渓谷の基本情報>
住所:高知県吾川郡仁淀川町大屋
アクセス:高知市内から車で1時間30分

水質日本一はダテじゃない!「安居渓谷」「にこ淵」

写真:岡本 大樹

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仁淀ブルーのもう一つの絶景はこちらのにこ淵です。安居渓谷と比べると少しばかり濃い青色の滝壺となっています。

かなりの山の中にあり、まさに秘境の地といった風情の場所で、滝壺までの道のりもかなり急勾配の山道を歩くことにはなりますが、仁淀ブルーの名に違わぬにこ淵の滝壺は一度見ていただきたい青の絶景です。

<にこ淵の基本情報>
住所:高知県吾川郡いの町清水上分1278
アクセス:高知市内から車で1時間30分

「足摺岬」「室戸岬」はダイナミックな風と海の芸術

「足摺岬」「室戸岬」はダイナミックな風と海の芸術

写真:岡本 大樹

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次にご紹介するのは、風と海が造り上げた自然の芸術とも言える岬の絶景。高知県の西部、四国の最南端に位置する足摺岬(あしずりみさき)は、崖のような岩肌の上に白い灯台が立つというとても特徴的な場所。

「足摺岬」「室戸岬」はダイナミックな風と海の芸術

写真:岡本 大樹

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また足摺岬には白山洞門という日本最大規模の花崗岩の洞門があり、近くまで行くことができます。洞門の部分だけでも高さ16m・幅17mとかなりの大きさがあり、圧倒されること間違いなし。

現在でも海水が中に流れ込んで来ていますが、海が長い年月をかけて造り上げたトンネルの神秘を感じてみてください。

<足摺岬の基本情報>
住所:高知県土佐清水市足摺岬
アクセス:高知市内から車で2時間30分

「足摺岬」「室戸岬」はダイナミックな風と海の芸術

写真:岡本 大樹

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足摺岬とは逆側、高知県の東部にある絶景岬は室戸岬(むろとみさき)です。この写真のシマシマ模様のタービダイト層を始め、日本ではあまり目にすることのできない景色が広がっています。

その珍しい地形を持つことなどから、室戸岬は日本では8ヶ所しかない「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されていて、エボシ岩などの特徴的な形をした巨大な岩や、亜熱帯地方で生息するアコウの木など、海沿いの散策は発見の連続となりますよ。

<室戸岬の基本情報>
住所:高知県室戸市室戸岬町
アクセス:高知市内から車で2時間

開放感を味わうなら「四万十」「四国カルスト」へ

開放感を味わうなら「四万十」「四国カルスト」へ

写真:岡本 大樹

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最後にご紹介する高知の絶景は山です。日本最後の清流として有名な四万十川の流れる高知県西部の四万十町。奥へ奥へと連なっている山々、その間を流れていく四万十川と、手つかずの高知の自然を感じるのに最適な場所ともいうことができます。

景色自体がとても美しいのはもちろんのこと、ラフティングなどでの川下りや沈下橋巡りなど楽しみ方は様々ありますが、柚子や栗・お茶など多くの特産物に恵まれている場所でもあるので、絶景と一緒に四万十町の山の恵みも要チェックです。

<四万十町の基本情報>
アクセス:高知市内から車で2時間弱

開放感を味わうなら「四万十」「四国カルスト」へ

写真:岡本 大樹

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四万十が山間部での絶景とすれば、四国カルストは山の上からの絶景。高知と愛媛のちょうど県境に位置していて、日本でも有数のカルスト台地を楽しむことができます。

秋にはススキが一面に並び黄色の世界となるなど、季節ごとに違った顔を楽しめることも大きな魅力の一つ。

開放感を味わうなら「四万十」「四国カルスト」へ

写真:岡本 大樹

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さらに四国カルストには放牧された牛が自由に歩き回っているので、牧歌的な風景をゆったり楽しむこともできます。

その景色の美しさはとても開放的で、また標高も1400mとかなり高く夏にも涼しいということから、四国カルストは日本のスイスと呼ばれることもあるほどです。

<四国カルストの基本情報>
アクセス:高知市内から車で2時間

高知の絶景は県内の至る所に

今回は、高知県にある数々の絶景をまとめてご紹介しました。日本にも絶景や秘境と呼ばれる場所は多く存在していますが、これほど多ジャンルの景色を楽しむことができる県はほとんどありません。

どの絶景ポイントもそれぞれ見どころがあるので、あなた好みの景色を求めて高知へ旅に出てみてくださいね。

※2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/03−2016/11/05 訪問

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