「木更津」で狸三昧!たぬき伝説は木更津駅から楽しもう

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「木更津」で狸三昧!たぬき伝説は木更津駅から楽しもう

「木更津」で狸三昧!たぬき伝説は木更津駅から楽しもう

更新日:2017/01/26 11:34

松縄 正彦のプロフィール写真 松縄 正彦 ビジネスコンサルタント、眼・視覚・色ブロガー、歴史旅ブロガー

“ショ ショ ショジョジ”で知られる童謡「たぬき囃子」の原型は木更津市の「證誠寺」に伝わる伝説がもとです。木更津市では、木更津駅から證誠寺に至るまで、狸だらけ。駅前には“逆さの狸”が、またマンホールや歩道の傍にもいますし、證誠寺でもかわいいたぬきさんを発見する事ができます。さあ、みんなで“来い来い来い”。楽しくたぬきさんを見つけましょう。

木更津駅のたぬきさん〜マンホールにもたぬきさんが〜

木更津駅のたぬきさん〜マンホールにもたぬきさんが〜

写真:松縄 正彦

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三大「たぬき」伝説の1つとして有名なのが「證誠寺」のたぬき伝説です。童謡、“ショ、ショ、ショウジョジ・・・ポンポコポンノポン”という懐かしいメロディを誰でも直ぐに思い浮かべる事ができるはずですが、この童謡は證誠寺のたぬき伝説に由来するのです。
證誠寺のある木更津駅ではなんと電車の発着メロディにこの童謡が使われていますが、木更津の町中はたぬきさんだらけです。

まず、駅の“みなと口(西口)広場から“たぬき”さんを楽しみましょう。駅前広場、駅から海側に行く道の角に“逆さになって踊っている狸”像があります(写真)。
名前は、「逆さ狸の“きぬ太”君」です。逆さになっていますので、名前も“たぬき“を逆さに読んで“きぬた”なのです。洒落ていますね。和尚さんと踊り明かした姿を表現し、周りの丸い輪がお月様なのでしょう。まさに月夜のたぬきです。

駅前には“きぬ太君からのメッセージ”も石碑に記されています。面白いので確認してみて下さい。逆さになっている理由が良くわかりますよ。この他、駅舎の時計の下にも狸さんがいますし、駅前広場のタクシー乗り場にもメタボの3匹の親子狸も棲んでいます。季節により着ている着物が替わるのだとか。

木更津駅のたぬきさん〜マンホールにもたぬきさんが〜

写真:松縄 正彦

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駅前広場には、この他にも狸さんがいます。なんと“狸のマンホール”それも色つき(写真)があるのです。市内の下水道のマンホールには狸のマンホールが使われているのですが、その1つがここ、駅舎と対面するバス停の横で見る事ができます。
写真のように満月の下、多数の葉っぱが茂っている中で大狸と小狸がお腹を叩いて踊っています。楽しそうですね。最近はマンホールを趣味にしておられる方々も多いようですが、“狸のマンホールなら木更津が一番”です!

木更津市内にはこの他にも狸像があちこちに建てられていますが、まず駅前から狸さんを探しましょう。

さあ證誠寺の庭へ〜たぬき伝説の地〜

さあ證誠寺の庭へ〜たぬき伝説の地〜

写真:松縄 正彦

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さて、それではいよいよ證誠寺にゆきましょう。駅前から徒歩約10分で到着します(写真)。證誠寺は昔は植物が茂り、昼でも暗く、鬱蒼とした場所だったといわれますが、現在は写真のように綺麗に手入れがなされています。
この庭が、狸達が月夜の晩にお祭り騒ぎをした現場です。時は秋、萩の花が咲いていたとか。十数匹の狸達がお腹をたたいて拍子をとり、和尚さんと毎晩踊ったのです。

さあ證誠寺の庭へ〜たぬき伝説の地〜

写真:松縄 正彦

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ところで楽しく遊んでいた中、ある日突然に狸達が姿を消してしまいました。不思議に思った和尚さんが藪の中を探すと、お腹が破れた狸が見つかりました。騒ぎ過ぎて腹鼓が破れてしまったのでしょうか?
かわいそうに思った和尚さんが、この狸の友達をねんごろに葬ったのが境内にある「狸塚」です。写真のように、石碑の横に立派なお腹をした狸さんがおり、その横からかわいい狸さんが顔を出しています。この狸さん達、マンホールに居た方々でしょうか・・?

證誠寺とたぬき囃子〜踊りたくなるリズム〜

證誠寺とたぬき囃子〜踊りたくなるリズム〜

写真:松縄 正彦

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證誠寺にまつわるこの伝説から生まれたのが、かの有名な“たぬき囃子”の童謡です。“証 証 証城寺 証城寺の庭は・・”という歌が刻まれた石碑が境内に建てられています(写真)。この童謡(曲)が作られたのは大正14年といわれますが、作詞は“野口雨情”氏、作曲は“中山晋平”氏です。ちなみにこの石碑は昭和31年に建てられたものです。

“証 証 証城寺”、“ツ ツ 月夜だ”、“皆出て 来い来い来い”など、この童謡は繰り返しが実にリズミカルで、最後に“ぽんぽこ ぽんの ぽん”でまとめられ、子供達でも非常に覚えやすいという特徴があります。ちなみに木更津市では、毎年秋、10月の第三土曜日に「狸まつり」を開いています(MEMO欄参照)。市内の児童たちが狸に扮装して踊るという楽しいイベントです。

ところで、お気づきかもしれませんが、寺の名前は“證誠寺”しかし童謡の詩では“証城寺”となっており、證と証、また誠と城で漢字が異なっています。これには、意図的に変えた、あるいはミス説など、諸説あるようです。面白いですね。

さあ、細かい事はおいておいて、この童謡を口ずさみながら狸塚など境内を歩いてみてください。楽しくなりますよ。本堂に向かい、左手上に狸の扁額も見つかるはずです。

この地ならではのたぬき伝説

木更津駅で、”きぬ太”君からはじまり、たくさんの狸さんに出会う事ができました。古来、たぬきは日本人と馴染み深い動物ですが、大半は”怪しい“動物、“化ける”姿で多く伝えられています。“文福茶釜”や“カチカチ山”などがその代表でしょう。
しかし“和尚さんと楽しく踊り明かし、最後は丁寧に葬られる”というのはこの地ならではのお話しです。木更津は”君去らず”の地。日本武尊と弟橘媛の伝承が残る優しく悲しい土地柄なのです(MEMO欄の「たびねす」の記事参照)。

また最近は證誠寺で“酒パーティ”も開かれています。狸さんと和尚さんに倣って、楽しく過ごそうというイベントです。お酒好きの方には嬉しいイベントですが、詳細はMEMO欄のTOKYO BAY LIFEのHPをご確認ください。

さあ、あなたは何匹の狸さんに出会えますか?木更津で楽しみましょう。ポンポコポンのポン。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/29 訪問

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