甘い香り漂う資料館 佐賀県小城市「村岡屋総本舗 羊羹資料館」

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甘い香り漂う資料館 佐賀県小城市「村岡屋総本舗 羊羹資料館」

甘い香り漂う資料館 佐賀県小城市「村岡屋総本舗 羊羹資料館」

更新日:2017/02/14 13:51

肥後 球磨門のプロフィール写真 肥後 球磨門

佐賀県小城市は古くから城下町として栄えた町であるとともに、二十数軒の羊羹メーカーが集まる「羊羹の町」でもあります。羊羹といえば表面がツルツルのものが一般的ですが、小城羊羹は外側がシャリシャリで中はしっとりとした食感が特徴です。独特の食感の小城羊羹がどうやって出来るのか、そして羊羹の材料や時代とともに変わってきた道具など、羊羹の歴史と文化が集められた「村岡総本舗 羊羹資料館」を紹介します。

伝統を感じさせるレンガ造りの「村岡屋総本舗 羊羹資料館」

伝統を感じさせるレンガ造りの「村岡屋総本舗 羊羹資料館」

写真:肥後 球磨門

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佐賀県小城市にあるJR小城駅から北へおよそ2kmの場所に小城羊羹の老舗「村岡屋総本舗」の本店があります。和風の本店建物の隣にレンガ造りの洋館が建っていて面白い眺めになっています。この建物は砂糖蔵として昭和16年(1941年)に建てられたもので、平成9年(1997年)に国の登録有形文化財に指定されました。
現在は、小城羊羹を知る「羊羹資料館」として無料で一般公開されていて誰でも見学することができます。

伝統を感じさせるレンガ造りの「村岡屋総本舗 羊羹資料館」

写真:肥後 球磨門

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資料館の一階が休憩室、二階が展示室になっていて、入館すると休憩室でまず小城羊羹の製造工程などを紹介したビデオを観賞します。
このときに抹茶とともに無料で提供されるのが、昔ながらの製法で作られた外がシャリシャリの小城羊羹です。どうしてシャリシャリになるのかがビデオを見れば理解できるので、最初にビデオを観賞して二階の展示室へ向かうことをおススメします。

伝統を感じさせるレンガ造りの「村岡屋総本舗 羊羹資料館」

写真:肥後 球磨門

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資料館の開館時間は8:00から17:00までで年中無休です。
5名様以上で見学する場合は3日前までに予約することをおススメします。

羊羹の歴史と文化を物語る展示室

羊羹の歴史と文化を物語る展示室

写真:肥後 球磨門

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二階の展示室では羊羹製造に使われる小豆、砂糖、寒天などが展示されていて実際に触れることができます。一つ一つの材料は馴染み深いものですが、日ごろ何気なく食べている羊羹がこんな材料で出来ているのかと感心します。

羊羹の歴史と文化を物語る展示室

写真:肥後 球磨門

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資料室の奥には他の展示物と区別されるようにして、年代モノの古い羊羹作りの道具が納められています。ガラス越しに見るのはもちろん、左手にある扉から内部に入ることもできるので、ビデオで紹介された現在の羊羹作りの道具との違いがよく分かると同時に、昔は大変な作業だったのだと感じさせられます。

羊羹の歴史と文化を物語る展示室

写真:肥後 球磨門

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昔の羊羹製造道具のほかに、昭和に列車内でも売られていた当時の木箱、中国や韓国にもある羊羹包装なども展示されていて、羊羹について深く知ることが出来ます。
羊羹資料館を見学して羊羹製造方法や歴史を知る事で、美味しい羊羹がなおいっそう美味しくなるのではないでしょうか。

松本清張も感激した羊羹ラベル

松本清張も感激した羊羹ラベル

写真:肥後 球磨門

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展示室の壁には歴代の小城羊羹のラベルが展示されています。
小城市は平成2年(1990年)に「桜の名所百選」にも選ばれ、昔から桜の名所として知られた町です。 初期の小城羊羹はこの桜にちなみ「櫻羊羹」と呼ばれていたようで、当時のラベルからもそれを知ることができます。

松本清張も感激した羊羹ラベル

写真:肥後 球磨門

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ラベルの中に朝日が大きく描かれたものがあります。この村岡安吉の名が入ったラベルは、松本清張が大正十二年に北九州市小倉にある旦過市場で初めて買ったものと同じで、終生忘れられない存在だと説明されています。デザイナー志望でもあった松本清張はこの多色刷のラベルがすごく印象に残っていたのでしょうね。

羊羹の製造だけでなく羊羹にまつわるエピソードも学べる羊羹資料館はおススメの施設です。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

いろいろな小城羊羹が並ぶ店内

いろいろな小城羊羹が並ぶ店内

写真:肥後 球磨門

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資料館の見学が終わった後は是非、小城羊羹を買ってみましょう。
資料館の隣は村岡総本舗の本店となっています。店内では表面がザラザラの羊羹とツルツルの普通の羊羹や和菓子が販売されています。試食もできるので好みのお菓子に出会えるかもしれませんね。

いろいろな小城羊羹が並ぶ店内

写真:肥後 球磨門

全国各地に有名な羊羹が数多くある中で「小城羊羹」は伝統的製法で作られています。空気に触れて表面の糖分が固まり、中はやわらかく外はシャリシャリの食感が特徴です。村岡総本舗では表面がシャリシャリの羊羹を「昔ようかん」と呼んでいます。独特の食感を持つ村岡総本舗の「昔ようかん」はお土産におススメです。

松本清張も愛した小城羊羹は本当に美味しいですよ!

羊羹好きの松本清張が羊羹資料館を訪れたとき、あちこちへの配送以来とは別に数十本を購入してかばんに詰めて帰ったというエピソードがある小城羊羹。小城羊羹のメーカーは小城市内に20店以上あります。小城羊羹は、こしあん、つぶあん、抹茶あんが定番ですがメーカーによっては、柚子や黒ゴマ、イチゴ、さらに梅酒などを混ぜた「変わりようかん」も販売されています。
洋館資料館見学後小城市内になる羊羹店を巡って好きな味に出会ってみてはいかがでしょうか。
緑茶だけでなく珈琲にも合う小城羊羹を召し上がってみませんか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/01/16 訪問

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