スペイン・パラフルジェールの「コルク博物館」で意外と知らない「コルク」について学ぼう

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スペイン・パラフルジェールの「コルク博物館」で意外と知らない「コルク」について学ぼう

スペイン・パラフルジェールの「コルク博物館」で意外と知らない「コルク」について学ぼう

更新日:2017/02/18 18:44

道明寺 彩希のプロフィール写真 道明寺 彩希 穴場発見さまよいライター、地元のグルメ伝道師

皆さんは、ワインの栓の原木「コルクガシ」の木をご存知ですか?この木は、特定の気候条件を満たさなければ成長しないので、日本には存在しません。しかし、スペイン・ジローナ県の街「パラフルジェール」は、この「コルクガシ」が育つ街。

この街にある「コルク博物館」に行けば、日本で知ることのできない「コルク」にまつわる様々なことが学べます。今回は、ちょっとレアな博物館のご紹介です。

「コルク」は20世紀初頭の地元の主要産業!

「コルク」は20世紀初頭の地元の主要産業!

写真:道明寺 彩希

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20世紀の初頭、コルク産業で栄えていたスペイン・ジローナ県の街「パラフルジェール(Palafrugell)」。バルセロナから120キロメートル離れたフランスとの国境に近いこの街に、「コルク博物館(Museo del Corcho)」があります。

博物館の建物は、当時この地域で一番大きなコルク工場であった「カン・マリオ(Can Mario)」をそのまま利用。1900年から1907年に建物されたもので、モデルニスモ様式の立派な風格から、当時の繁栄が伺えます。

「コルク」は20世紀初頭の地元の主要産業!

写真:道明寺 彩希

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入口は、近代的な風貌。フェンスには地元の言語「カタラン」で、コルクの栓を使って「MUSEU SURO(コルク博物館)」と書かれています。

「コルクガシ」の木ってどんな木?

「コルクガシ」の木ってどんな木?

写真:道明寺 彩希

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日本人にとってはワインボトルの栓としてなじみの深い「コルク」ですが、原木の「コルクガシ」の木は、ゴツゴツした樹皮が特徴です。コルク製品の数々は、この「コルクガシ」の樹皮を剥がし、加工した物から作られます。

「コルクガシ」の木ってどんな木?

写真:道明寺 彩希

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こちらの壁には、収穫の様子が写真で順を追って紹介されており、重労働だった様子が伺えます。「コルクガシ」が成木になるのは通常20年。そしてなんと樹齢200年は生きると言われています。

手前はカートで収集された樹皮。「コルクガシ」の樹皮はとても固く、1度目の収穫の樹皮は製品には適しませんが、9年ごとに樹皮は再生。2度目の収穫から製品用に加工され、平均して1本の樹から16回樹皮が収穫できます。

「コルクガシ」の木ってどんな木?

写真:道明寺 彩希

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剝ぎ取られた樹皮は写真のようにまとめて圧力がかけられ、形状が平らになるように一定期間固定されます。製品への加工は、この過程が終了してから!

様々なものに形を変える”コルクの樹皮”

様々なものに形を変える”コルクの樹皮”

写真:道明寺 彩希

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ワインの栓になる「コルク」は、採取された樹皮を半年自然乾燥させ、次に煮沸処理が行われます。その後コルク栓の形に打ち抜き加工。

現在では機械化が進んでいますが、当時の加工作業は重労働。ゆえに力のいる作業は男性が担当し、女性はコルク栓の品質チェックなどの軽作業を担当していました。

様々なものに形を変える”コルクの樹皮”

写真:道明寺 彩希

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奥には「コルク」を使用した様々な製品が展示されています。写真のような本もコルク製。コルク製品は、コルク栓の打ち抜き後の残材を粉砕してコルク粒を作り、それを接着剤で固めることで様々な形状に様変わりさせ、製品化させます。

コルクの古来からの用途で一番多いのは、やはりビンや樽などの栓ですが、こちらの展示室にはコルクを使った美しい「タペストリー」や、漁業関係で浮き輪として使われていたことを解説する「人形を使ったデモ装置」などもあり、思わず”なるほど!”と声が出そうな見学ができます。

歴史はシアターで勉強しよう!

歴史はシアターで勉強しよう!

写真:道明寺 彩希

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館内には立派な上映室があり、「コルク」にまつわる歴史が学べるフィルムが、常時上映されています。上映時間は45分。少し長い上映時間ですが、その分内容が濃く全部見ると「コルク博士」になれるかもしれません。

貴重なお土産が手に入る売店!

貴重なお土産が手に入る売店!

写真:道明寺 彩希

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入口の奥手には、「コルク」を利用した製品を取り扱う売店が完備されています。おススメは「コルクマット」。

保温性が高く、表面温度が下がりにくいのが特徴で、べとつかないので、夏場でも快適に使用できます。また、素材自身が持つ「スペリン」という抗菌成分があるので、ダニやカビが発生しづく、赤ちゃんやお年寄りが利用する場所や、床や水場に使う最高のお土産になります。

貴重なお土産が手に入る売店!

写真:道明寺 彩希

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大きなサイズの製品は持ち帰りづらい!と考えられる方には、一番人気の「コースター」がおススメ。氷を入れたグラスに水滴がついても、テーブルが濡れずに美しく保て、衝撃も和らげてくれます。

他にもお洒落な「アクセサリー」などもあり、他の場所ではなかなかお目にかからないお土産が手に入る穴場!帰る前に是非チェックしてみてください。

コルクの魅力を知ってほしい!

エコで人体にも優しいコルクの魅力に触れられる、パラフルジェールにある「コルク博物館」。いかがだったでしょうか!

毎年1月から3月の期間に地元で開催される“グルメの祭典”「ガロイナーダ」のお得なパック「週末プレミアムパック(Formula Cap de Setmana Premium) 」または「週末パック(Formula Cap de Setmana) 」を利用された場合は、こちらの入場券が含まれています。詳細は下記Memo「たびねす」スペイン・パラフルジェール“グルメの祭典”「ガロイナーダ」でウニを堪能!をご参照ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/02/11 訪問

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