写真:八岳木 流泉
地図を見る峰温泉は、奈良時代の宝亀10年に開湯した歴史の古い温泉です。大正5年には、60メートルの大噴湯(源泉)が出て、現在でも豊富な湯量を誇っています。湯量の多さを示すように、周囲の旅館や民宿、施設などにお湯を分けているほどです。
峰温泉には大小合わせ7軒あまりの宿やペンションがあります。宿泊ならばそれらの宿が良いですが、日帰り入浴施設「踊り子温泉会館」も高い人気です。
車でアクセスする場合は、東名高速道路「沼津」インターから伊豆中央道路(有料)を経由し、国道414号線で南下するルート。もしくは、熱海方面より国道135号線を用いるルートがあります。
公共交通機関の場合は、伊豆急「河津」駅から南伊豆東海バスに乗り、「踊り子温泉会館前」下車です。
写真:八岳木 流泉
地図を見る踊り子温泉会館は、町営の大きな施設です。男女別の浴室の他に、休憩室や軽食コーナーがあります。
施設前には河津桜が植わっており、早々に花を咲かせています。
写真:八岳木 流泉
地図を見る踊り子温泉会館の名前は、川端康成の『伊豆の踊子』に由来したものです。峰温泉の近くに湧く湯ヶ野温泉で同著が書かれたことから、施設名に据えられました。
施設の玄関上には、踊り子を表したステンドグラスが。入館時に見上げてみて、文学の風を感じてください。
施設の営業は午前10時から午後9時まで。入館料は大人1000円、子ども500円(2017年1月時点)です。
写真:八岳木 流泉
地図を見る内湯は地元の伊豆石で造られ、露天風呂にもふんだんに石や岩が使われています。規模も大きく、混雑していても悠々入れます。内湯にはサウナや打たせ湯などもあり、飽きずに楽しめますし、大きな窓から外光が入り明るい雰囲気です。
屋根が付いた露天風呂では、眺望はあまり期待できません。冷たい外気と開放感を覚えつつ、ゆったり入ると良さそうです。
泉質はナトリウム-塩化物泉。無色透明でやや熱めの温度です。循環利用ですが溢れ湯も多く、綺麗に澄んだお湯が特徴的です。
写真:八岳木 流泉
地図を見る露天風呂の向こう側は、河津川の遊歩道です。その遊歩道に河津桜が植えられているので、シーズンになれば露天から河津桜の花見が楽しめるというわけです。
遊歩道を歩く観光客の声が聞こえてきますが、もちろん露天風呂が覗かれる心配はありません。悠々と体を伸ばして入ることができます。
写真:八岳木 流泉
地図を見る1月下旬からすでにポツポツと咲いています。例年、河津桜まつりが2月上旬に開かれ、屋台が出たりと非常に賑わいます。
写真:八岳木 流泉
地図を見る例年、2月の上、中旬には見ごろとなる河津桜。満開になれば非常に綺麗な花姿に出会うことができます。踊り子温泉会館の露天風呂で湯に浸かりながら、青空を背景にした花見風呂。日本一早い桜を見て入る、日本一早い花見風呂は、峰温泉に湧いています!
河津桜まつりの時期は、例年激しい混雑が生じます。もちろん、その混雑を抜けてまで見る価値はありますが、車の渋滞などには要注意です。また、桜は咲きますが、吹き抜ける風は冷たさを帯びています。体が冷えたなら踊り子温泉会館へ、体の保温を忘れずに!
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(2024/4/18更新)
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