大河ドラマ館の開館期間は、2017年1月15日から2018年1月14日。こちらの建物に入ると巨石のオブジェが目をひく大河ドラマ館入口があり、大河ドラマ情報→井伊谷 井戸端セット→井伊氏居館風造作→直虎シアター→美術の世界と、5つの展示エリアで構成されています。
巨石の入口からは、飲食禁止で再入場できません。また、「井伊谷 井戸端セット」以外は撮影禁止ですのでご注意下さいね。建物入口右側には、ミニ写真(写真Lサイズ)の無料プレゼントがある撮影スポットがあるので記念にぜひ。(気に入ったら有料の特大サイズ有)
入場すると、すぐ目の前に広がるのは大自然の中に清らかな川が流れる井伊谷の世界。菅野よう子さんが手掛ける物語のテーマ音楽と映像が一緒に流れ、大河の世界に一気にひきこまれます。
床に投影された川は実にリアルで、歩くと写真のように波紋ができ、泳ぐ魚も逃げる面白い仕掛けに。また、大河でおとわが亀之丞と鶴丸と探しにいった竜宮小僧の足跡が突如として出現!足跡を見つけるポイントは「鈴の音」なので、耳を澄ませ音が鳴ったら下を見て探しましょう。
柴咲コウさん演じる主人公「井伊直虎」の袈裟をはじめ、小道具、時代背景の年表などが展示。袈裟の左には、直虎の数珠や第2話の衝撃シーン、おとわが頭を剃った和剃刀も!フランスを拠点に活躍するMaaya Wakasugiさんが手掛けた、大河の題字「おんな城主 直虎」の貴重な書もあります。
次の「井伊谷 井戸端セット」エリアは、井伊家発祥の伝説が残り物語のキーワードとなる橘の木や井戸があります。井戸は、井伊家の初代共保公が生まれた場所といわれています。こちらの空間は、時には鳥のさえずりが聞こえたりと、朝日が差し込み夜が更けていく井伊谷の1日の様子を体感できます。写真撮影も可能なので、柴咲コウさんなど出演者のパネルと一緒に記念撮影もどうぞ!
井戸では、第1話で南渓和尚とおとわ、亀之丞、鶴丸が井戸の中の覗く物語のワンシーンが見られます。突如井戸の中が真っ暗になりますが、ココも仕掛け!
井戸の上に手をかざし“左右に手をふる”と、まるで井戸の水を触ったかのように手の形があらわれ水面に波紋が。おとわ達の気持ちになって覗いてみましょう。井戸の傍らには南渓和尚のにごり酒もあります。
夜になると、蛍が幻想的に飛び交うシーンに。その蛍を眺めると、2匹だけが井伊家の家紋「橘」に!「井伊谷 井戸端セット」に入って正面の壁と、左手側の直虎シアター側の壁に、それぞれ1匹ずつ出現しますので要チェックですよ。
「井伊氏居館風造作」エリアは、井伊家の中をイメージし、実際に出演者が使用した衣装や登場人物の紹介パネルなどが見所。台本や登場シーンの映像と共に、おとわが実際に身につけた琥珀首飾りなど身の回り品の展示も。
井伊家と井伊家家臣ですが今川家寄りの小野政直(吹越満さん)の衣装を比べてみても、遠江国のちいさな国である井伊谷と煌びやかにも描かれる駿河国今川家との時代背景が伝わるようで興味深いですよ。
続いての「直虎シアター」では、ココでしか見られない撮影風景のメイキング映像が大パノラマの大型スクリーンで約5分間上映。最後の柴咲コウさんからのメッセージもお見逃しなく!
館内最後のエリアである「美術の世界」では、浜松ロケ地・直虎ゆかりの地情報、月毎のあらすじポスターなどが展示。おとわや亀之丞、鶴丸の衣装も!
また、製作スタッフの方々が、「岩・水・風」の3つのキーワードをテーマに井伊谷の世界感をつくりあげてきたきた過程や、直虎の袈裟は物語では母の千賀(財前直見さん)がパッチワークした設定であるなど、制作過程や逸話もあり、大河ドラマをより一段と楽しめるようになっています。
バーチャルリアリティー(VR)体験もでき、ヘッドセットを装着すると実際に自分がスタジオセットにいるかのような感覚に!ヘッドセットを上下左右にゆっくりと動かし、様々な角度から約1分半の井伊谷への旅を楽しみましょう。
出口付近には、たくさんの出演者の方々の貴重なサイン色紙や、三浦春馬さん(井伊直親)と新井美羽ちゃん(おとわ)がオープニングセレモニー登壇時に使用した「シリアルNo1の入場券チケット(大人用と小学生・中学生用)」も展示されていますよ。
大河ドラマ館周辺では、浜松市を盛り上げる出世大名家康くんと出世法師直虎ちゃんに出会えるチャンスも。家康くんは「はままつ福市長」で、出世運を皆に授けゆるキャラ(R)グランプリ2015では見事グランプリに!井伊直虎の生まれ変わりとされる直虎ちゃんは槍の名手であり、愛用の「うなぎの思い槍」で開運の気を振りまきます。
家康くんと直虎ちゃんが撮影時にいた場所は、大河ドラマ館のすぐ西側にある気賀関所で、箱根関所、今切(新居)関所とともに東海道三大関所といわれ、「入鉄砲に出女」を監視するなど江戸を守る要衝地でした。大河ドラマ館開催期間中は無料で、大河ドラマ館第一駐車場から大河ドラマ館へ行く際にも通行します。
関所は東海道の裏街道である東海道本坂越にありましたが、公家や武家の奥方、姫君が好んで通った道から「姫街道」と呼ばれ、現在でもその名が残ります。この地区では、例年4月初旬に当時の絢爛豪華な姫様の行列を再現した伝統行事「姫様道中」のお祭りが開催されています。
取り調べをしていた本番所、牢屋がある向番所、遠見番所からは高い位置から周辺の景色が見渡せるなど、当時の様子が目に浮かぶよう。姫様館では、貴重な資料や江戸時代の乗物「駕籠」の展示もあり、施設前には、記念撮影用の井伊直虎・虎松・南渓和尚の顔ハメパネルも。
また、大河ドラマ館開催期間中は、関所入口での着替え体験(通常1000円)がワンコイン500円に!江戸時代の様々な衣装が用意され、井伊家赤備えと同様、お子様用に赤備えの甲冑も。お菓子付きの呈茶サービス(300円)もありますので、ぜひご利用下さい。
気賀関所の更に西側には、田空直虎ショップがあり、浜松・遠州銘菓、井伊直虎関連、出世大名家康くんや出世法師直虎ちゃんなどのお土産が約700点揃います。お手洗いや授乳室、飲食可能な机と椅子が用意された休憩室も。ショップ前には、地元野菜を販売する「旬彩市」やフードコートがあります。
ショップ入口付近には予約不要・無料のおもてなしガイドがいて、気賀関所、最寄り駅で国の登録有形文化財に登録された天竜浜名湖鉄道「気賀駅」などをまわりながら、大河ドラマ館までを地域の歴史などを交え徒歩で案内してくれます(定時出発、約30分間)。
<定時出発時間>9:30、10:30、11:30、13:30、14:30
気賀駅の駅舎やホーム全体は、井伊家の家紋「橘」がはいった赤布で見事に装飾され、期間限定運行の豪華なラッピング列車「戦国BASARAシリーズ」に遭遇したり、乗車できるチャンスもあります。
大河ドラマ館から車で10分程の場所には、井伊家菩提寺の龍潭寺があります。井伊家ゆかりの品々や京都二条城の二の丸庭園も作庭した小堀遠州の見事な庭園もあり見所満載。龍潭寺南側には、井伊家初代共保公が生まれた「共保公出世の井戸」も。そして、龍潭寺から車で5分、徒歩で15分程の場所に、井伊家の氏神である渭伊神社があります。
第一話のおとわと亀之丞、鶴丸の初登場シーン、大きな岩の周りで遊んでいた場所が、本殿背後の丘にある天白磐座遺跡。古墳時代の巨石祭祀の遺跡で、パワースポットに。大河で描かれた井伊谷の人々が集う市のメインストリートにある巨石や天白磐座遺跡の巨石などが、大河ドラマ館入口の巨石オブジェのイメージにも繋がっています。
物語が展開するにつれ、展示内容の入れ替えも今後予定しているとのこと。一度訪問しても、次回訪問時には違った展示があったりと、何度でも楽しめそうで嬉しいですね。
ご紹介しきれなかった大河ゆかりの地やロケ地がまだまだたくさんありますので、いろいろな場所を巡りながら「おんな城主 直虎」をぜひ楽しんでいきましょう。
※大河ドラマ館と龍潭寺は、1時間に1本ほどバスの運行があります。
※記事下部の関連MEMO欄にて、以下の点が確認可能です。
・家康くんと直虎ちゃんと出会える場所
→「出世大名家康くん出陣カレンダー」
・戦国BASARAシリーズのラッピング列車運行について
→「天竜浜名湖鉄道」
この記事の関連MEMO
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